7月!いよいよ夏らしい気候になってきました。切花の日持ちが少し気になる季節です。
今月は、夏の暑さにも負けないお花をご紹介します。
7月の誕生花
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7月の誕生花は、ユリ・ヒマワリ・クルクマなど。
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クルクマはショウガの仲間で、7~8月に多く出回る夏の花です。日持ちもよいのでオススメ。
7月のイベント
七夕(7月7日)
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7月7日は七夕。一年間の重要な行事・五節句のうちのひとつです。
元々は女性が着物を織って棚にそなえ、神さまを迎えて秋の豊作を祈ったり、人々の穢れをはらうというものだったそう。
織姫と彦星が一年に一度天の川を渡って会うことができるという伝説と合わさり、五色の短冊に願い事を書いて星に願いをかける行事になっていったと言われています。
七夕用の笹(ササ)
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お花屋さんでも、願いごとを書いた短冊を付けるための笹の枝が売られます。切花の笹は飾るとすぐチリチリになってしまいますが、そういうものなので仕方なし。
イベントの場合はできるだけ直前に購入しましょう。使うまでは、霧吹きをして、ビニールやセロファンのような密閉性の高いもので包んでおいた方が長持ちします。
七夕に使われる花
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七夕フェアなどでよく売られる花は、カスミソウ・アストランチア・キキョウ・ルリタマアザミ・エリンジウム・デルフィニウム など。
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星形の花や、青い花を使うのがポイントです。
カスミソウの日(7月7日)
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七夕と同じ日ですが、最近定着してきたイベントが『カスミソウの日』。
カスミソウのふわふわとした白い花を天の川に見立てて、カスミソウ生産者や生花店が提案してきた日のようです。最近は染めのカスミソウも人気ですね。
▶7月7日は『カスミソウの日』★天の川みたいなカスミソウを飾ろう
ひまわりの日(7月14日)
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ひまわりの日とは、1977年7月14日に、日本初の気象衛星「ひまわり1号」が打ち上げられた日で、お花のひまわりとは、直接的な関係はありません。
イベントとしてお花屋さんではフェアを行うこともあります。もちろん7月は花のヒマワリの旬でもありますから、様々な品種が出回る時期です。
オーソドックスなオレンジがかったものから、鮮やかなレモンイエロー、大人っぽいブラウン系、茶色の花芯がない八重咲き、ゴッホやモネといった、名画に登場するひまわりを模した品種など…
たくさんの種類があるので、気に入ったものを探してみてください。
お盆(東京を中心とした地域)
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全国的に見ると8月盆の地域が多いですが、東京やなどでは7月にお盆を迎えます。
ホオズキやミソハギ、ハスの花など、お盆花材を扱う花屋さんも多いでしょう。お盆についてはこちらの記事にもまとめてありますので、参考にしてみてくださいね。
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【7月におすすめ】の花
ユリ
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お祝いごとなど華やかな場面に登場するユリですが、今の季節は出荷も多く、手に取りやすいシーズンです。
最近は、小ぶりなものや、花粉のない八重咲き品種も多く、おうちでも扱いやすい種類が増えています。
▶オリエンタルユリとLAユリ、スカシユリの違いは?花屋さんのユリの種類、説明できますか?
クルクマ(ジンジャー)
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肉厚で独特の質感を持つ、つやつやした星型のお花。花びらに見えるのは、苞(ほう)と呼ばれる部分で、この中に小さな花が付いています。
沖縄でお馴染みの食材・ウコンの仲間で、暑さに強く、日持ちします。暑くなる前の午前中に、苞にも霧吹きで水をあげると長持ちします。
アガパンサス
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小さな蕾からたくさんの花が咲く、花火のようなお花です。色は、パープルや白。
切花では、葉っぱが付くことは少なく、すらりと伸びた茎が印象的です。シンプルにアガパンサスだけで飾っても綺麗です。
▶【切花図鑑】アガパンサス|花言葉・出回り時期・花もち・飾り方
ドウダンツツジ
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いよいよシーズン!毎年人気の枝物です。
人気の秘密は、涼しげなフォルムと日持ちの良さ。管理が良ければ2ヶ月程度楽しむこともできます。
乾燥に弱いので、エアコンから離れたところで。時々葉っぱにも霧吹きをして、乾燥を防ぎましょう。
▶【枝もの図鑑】ドウダンツツジ|花言葉・出回り時期・花もち・飾り方
サンキライ
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冬は赤い実がリースの材料にもなるサンキライ。夏はみずみずしいグリーンの実が出回ります。
▶【枝もの図鑑】サンキライ|花言葉・出回り時期・花もち・飾り方
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ヒマワリが店頭に並び始めると、いよいよ7月だなー!という感じ。毎年新しい品種が出てきて、今年はどんな種類のヒマワリに会えるか楽しみですね。
暑い季節。ちょっと切花と疎遠になる方もいるでしょうが、無理せず工夫しつつ、花や緑を楽しみましょう。
季節のお花と、暑さを楽しく過ごせますように。
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