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切り花新品種続々!八重咲きユリの魅力と品種紹介

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お祝いやお供え、色々なシーンに主役として活躍するユリの花。


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切り花でも、オリエンタルユリ・テッポウユリ・スカシユリ・LAユリなどなど…様々な種類がたくさん出回り、日々使われています。

そんなユリの世界に、数年前から「八重咲き」品種が増えてきているのをご存じですか?

圧倒的な存在感、そして飾りやすさから、一気に流通量が増えているような気がします。

最近はお花屋さんの店先でも見かけるようになった「八重咲きユリ」の魅力と、出回っている品種について解説します。

八重咲き品種が続々ふえている

オリエンタルユリ

八重咲きユリ

ユリの中でも最も花が大きく、豪華なオリエンタルユリ。一重の品種では、カサブランカが有名ですね。

八重咲きのオリエンタルユリはさらにボリューム感があり、ひときわ豪華です。ピンクや白でいくつかの品種が出回っています。

八重咲きのオリエンタルユリ

マイウエディング(白)・アイシャ(白)・スノーボード(白)・カロリーナ(白)・ルドウィナ(淡黄)・エレナ(濃ピンク)・アヌースカ(淡ピンク)・イザベラ(ピンク)・サマンサ(白×ピンク)・シアラ(ピンク)・エディーサ(ピンク)など

スカシユリ・LAユリ

八重咲きユリ

オリエンタルユリより小さくて使いやすい、スカシユリやLAユリ。香りも少なく、花束からお供え花まで幅広く使われます。

写真にあげたのは、オレンジの八重咲きスカシユリ ”タイニーダブルユー”

こちらは元々鉢花の品種だったそうで、全体の丈も短めでコンパクト。ブーケや自宅用にとても飾りやすいと思います。

オリエンタルユリほど種類は多くないですが、スカシユリにも八重咲き品種が出回っています。

八重咲きのスカシユリ

タイニーダブルユー(オレンジ)・イーグルアイ(オレンジ)・バルドイーグル(濃赤)・サンディ(黄)・エロディ(ピンク)など

テッポウユリ

すっとしたトランペット型の花が特徴の白いユリ、テッポウユリ。なんとテッポウユリにも八重咲き品種が発表されたとのニュースを見ました。

沖永良部産ユリが優秀賞 ジャパンフラワーセレクション 八重咲きの新種「咲八姫」(南海日日新聞)

 

まだ市場に多く出回る状況ではないですが、いずれ手に入るようになるのでしょう。楽しみですね!

>フレネットHIBIYA大田市場店 2022.4.19今週の店頭より


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八重咲きユリのここがスゴイ!

ボリュームたっぷりで豪華

八重咲きユリ

なんといっても、咲いたときのボリューム感は圧倒的。特にオリエンタルユリは輪も大きいので、迫力満点です。

花弁は少なくとも12枚、多くて36枚あるらしい。花びらが多いぶん、1輪の花のもちも良いですね。

花粉がない(重要)

そして、花屋にとって最大のメリットがこれ。「花粉がない」こと!

八重咲きの花弁は雄しべが変化したものなので、八重咲きユリには基本的に雄しべがありません。つまり、咲き進んでも花粉がないということ。

ユリの切花といえば「花粉」との闘い。粉っぽくなった花粉は洋服につくと落ちないし、装飾の際もクロスや回りの調度品を汚さないように注意が必要です。

ユリの花は基本的につぼみで入荷するため、最初に花粉を全部取っちゃう!ということもできない。咲き進む様子を見ながら、粉っぽくなる前に花粉を取り除くのは、花屋にとってなかなか厄介な仕事なのです。

八重咲きユリではそもそもその心配がない。活けこみで使って1週間咲き進んでも、花粉が出てくることがないんです。これはすごい安心感…!

花粉がないこと、これは八重咲きユリがここまで広まった大きな要因だと思います。

球根はけっこう色々な品種が売られているので、お庭で育てられる人はチャレンジしてみてもいいかも。

まだまだ新品種に注目、ユリの世界

20年近く花の世界にいると、新品種の登場や移り変わりが本当に早いなあ…と実感します(ハナラボが花屋になりたての頃は、LAユリという呼び名すらまだなかった気がする)。

これから先、テッポウユリや黄色系のユリでも八重咲きが出てくるかもしれません。

新品種の情報はいつもワクワクします。これからもユリの世界の進化から目が離せないですね。

関連記事

>>オリエンタルユリとLAユリ、スカシユリの違いは?花屋さんのユリの種類、説明できますか?

>>【切花図鑑】ユリ|花言葉・出回り時期・花もち・飾り方

 

参考記事

リリープロモーションジャパン

大田花きShowroom2015.6

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