クリスマスの赤い実といえば、ヒイラギの実ですね。
その姿がヒイラギそっくりで、12月によく使われる枝ものといえば、『クリスマスホーリー』。今回は、クリスマスに活躍する『クリスマスホーリー』をご紹介します。
クリスマスホーリーってこんな枝もの
学名:Ilex opaca
分類:モチノキ科モチノキ属
原産地:アメリカ
別名:セイヨウヒイラギ・アメリカンホーリー
11月~12月になると切り枝としても店頭に並ぶ、クリスマス花材のひとつ。
ヒイラギに似ていますが、ヒイラギはモクセイ科。”ホーリー”はモチノキ科です。
イングリッシュホーリー、アメリカンホーリー、チャイニーズホーリーがあるそうですが、切り花で出回っているのはどれなのか(混ざっているのか)ちょっと謎。
切花の市場ではアメリカンホーリーと記載されていることもあるので、たぶんアメリカンホーリー(Ilex opaca)なのかな、と思っています。
クリスマスホーリーの出回り時期、選び方
出回り時期は11月~12月
クリスマス花材として出回るので、お店に並ぶのは11月後半から12月です。大きさにより値段も様々ですが、小さなものは500円くらいからでしょうか。
葉の緑が濃く、実がきれいなものを選びましょう。園芸店などでは鉢物も出回ります。
クリスマスホーリーの飾り方、日もち
日持ちはよいが、実は落ちやすいことも
葉は肉厚で丈夫なので、水が下がってしまうことはほぼありません。
水あげは、茎を割って水にしっかりつけましょう。茎が水につかっていないと、葉が乾燥して黄ばんだり、実がぽろぽろ落ちる原因に。
葉のトゲはかなり痛い!
クリスマスホーリーを扱ううえで一番に伝えたいことは、とにかくトゲが鋭くて痛い!!ということ。花屋で扱う花材の中でもトップクラスの痛さです。
アレンジなどに使うなら、トゲの部分だけ切り落として使う方が安全かも。それぐらい痛いです。
黄色くなった下葉を取ったり、水替えしたりするときも、とにかく注意してくださいね。刺さるとほんと痛いので。
単品でざっくり飾るのがおすすめ
トゲがあること、しなやかさがなく全体に硬い枝ものであることから、あまり草花と組み合わせずに単品で飾るのがおすすめです。
ざっくりまとめて花瓶に生けるだけで絵になる枝ものですね。
クリスマスホーリーのまとめ
クリスマスホーリーのまとめです。
・11~12月限定で出回るクリスマスの枝もの
・トゲが鋭く痛いので気をつけて扱うこと
・鉢物も出回る
痛くてなかなか厄介な枝ものですが、1本の存在感は抜群。ちょっと面倒だけど、トゲを切り落としてしまえば安心して使えます。
クリスマスらしさを感じることができる枝ものなので、見つけたらぜひ手に取ってみてくださいね。
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