クリスマスといえば、欠かせないのは『赤い実』。
イラストや写真でなんとなくイメージはあるけど、実際にクリスマスの赤い実は何の実なんだろう?と思う方も多いのではないでしょうか。
ネットで検索すると、それらしい情報は色々出てきますが、それってお花屋さんで買えるの?という点には触れられていないことが多いですね。
ハナラボノートでは、お花屋さんが使う『クリスマスの赤い実』が何なのか、3種ピックアップしてまとめました。
11月下旬頃から、実際にお花屋さんの店頭に並ぶ『赤い実』たち。クリスマスリースの飾りつけやアレンジメントに活用してください。
1.サンキライ(サルトリイバラ)

クリスマス時期の花屋さんにおける『赤い実』はまずコレ。
植物名は「サルトリイバラ」なのですが、お店では一般に『サンキライ』という名前で出回っています。
11月下旬頃に見かけるのはほぼ中国などからの輸入品。葉っぱはなく、ドライになっているのが特徴。長く飾ることができて便利です。
国産品はやや高級ですが、ツヤがあってフレッシュでとてもキレイ。普通のお花屋さんに並ぶことは少ないかもしれませんね。
リース状にまるめたものなどもよく見かけます。そのままリースとして飾ってもオシャレ。
>>【枝もの図鑑】サンキライ|花言葉・出回り時期・花もち・飾り方
2.クリスマスホーリー(セイヨウヒイラギ)

もうひとつ、クリスマス時期に切花で見かけることがある「赤い実」は、『クリスマスホーリー』。
別名「セイヨウヒイラギ」、お花屋さんでは『クリスマスホーリー』の方が通じるかもしれません。
切花でも出回るし、鉢物も見かけます。ギザギザした葉っぱではないけれど、ヒイラギなのでけっこう痛いです。装飾に使う際は注意が必要。
>>【枝もの図鑑】クリスマスホーリー|花言葉・出回り時期・花もち・飾り方
3.ヒペリカム

お花屋さんの「赤い実」定番は、『ヒペリカム』。
季節を問わず、花束やミニブーケに入っているのを見たことがある方も多いのではないでしょうか。
年間通じて輸入品が安定的に供給されているため、赤い実と言ったらもう、ヒペリカムがないと花屋はやっていけません(笑)
もちろんクリスマス時期にも活躍しますので、きっと見かけることが多いはず。赤い花・実の宿命ですが、クリスマスにはいつもよりやや高値になるかもしれません。
>>【切花図鑑】ヒペリカム|花言葉・出回り時期・花もち・飾り方
本当の『クリスマスの赤い実』は?
さて、お花屋さんでよく使われる『クリスマスの赤い実』を見てきましたが、本来の「クリスマスの赤い実」は結局なんなのでしょう?
正解は、ヒイラギの実。
そもそもクリスマスはキリスト教の行事。とがったヒイラギの葉は、キリストの受難のシンボルである茨の冠を表しているのです。

赤い実の赤は、キリストが流した血の色。
さらに、常緑樹というのは永遠の生命を表すもの。ヒイラギは常緑樹なので、緑のトゲトゲした葉と赤い実のコントラストが、クリスマスに飾られる由来となっているのですね。
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今回ご紹介した3つの「赤い実」。
本来的な意味での正解は、『クリスマスホーリー(セイヨウヒイラギ)』です。
ですが、トゲもあって痛いし、ちょっと売りにくい。ドライになっていて長く使いやすいサンキライが代替として使われることが多いのかもしれません。
クリスマスのお花屋さんで赤い実を見つけたら、ちょっと思い出してみてくださいね。
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