お花のある生活がしたい!と思ったとき、迷ってしまうのは花瓶(フラワーベース)ですよね。
ちょっとしたミニブーケならグラスやコップでもいいし、お洒落な空き瓶などを使っている人もいるかもしれません。
短いサイズの花を飾るのであれば食器や空き瓶を利用するのも良いのですが、ちょっと豪華に飾りたいときや、花束を頂いたときに、花瓶がなくて困ってしまうこともありますよね。
今回は、「使いやすい花瓶とは何か?」をハナラボが徹底解説。どんな大きさ・素材・形状の花瓶が使いやすいのか考えてみます。
後半ではそれに基づいておすすめの花瓶も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
扱いやすい花瓶を選ぶコツ
洗いやすいこと
使いやすい花瓶の条件、まず第一は『洗いやすいこと』です。
使い終わったあとに洗うのはもちろん、花を長持ちさせたければ「水替え」をするときに花瓶もしっかり洗うのが大切。
花瓶の内側がぬるぬるしているのは、バクテリアが発生している証拠。これをしっかり落とすだけで、花のもちは格段に良くなります。
食器を洗うようなスポンジで気軽に洗えることが、扱いやすい花瓶の第一条件。口が細すぎて手やスポンジが入らないもの、複雑な形で洗いづらいものは避けた方が無難です。
どうしても細い花瓶を使いたい時は、専用の細いスポンジやブラシを用意しておくとよいですよ。
▶洗いにくい細い花瓶を洗うなら。ペットボトル洗い用スポンジが便利です!
口が狭すぎない・広すぎない
花を活けるときに、花瓶の口の広さは重要ポイントです。
口が狭いと、少量の花でもまっすぐ活けやすく、かたちが決まりやすくなります。ただし、狭すぎると花瓶が洗いづらく、清潔に保つのが難しいデメリットがあります。
口が広いと洗いやすいのですが、少量の花は活けづらくなります。特におわんのように上に向かって口が開いている形は、かたちよく活けるのが難しめです。
個人的には、スポンジを持った手が入る口の広さがあり、上に向かって細くなる or 中央に少しくびれがある花瓶 が使いやすいと感じます。
高さの基準を覚える
普段よく売られている花が、長さ何㎝くらいなのかを知っていますか?
手頃で買いやすいパック束になっているような花の丈は、およそ30~50㎝。リビングのテーブルに飾るとなれば、花丈30㎝くらいにカットすることが多いのではないでしょうか。
だいたいそのサイズの花に合わせる花瓶は、15~20㎝の高さ。日常使いに使いやすいサイズとして覚えておくとよいでしょう。
ちょっと立派なバラは60~80㎝くらい。ユリ、シャクヤク、ヒマワリは80㎝以上のものも。枝物は1mを越えるものもあります。
だいたい飾りたいボリューム感の半分から3分の1の高さの花瓶があるといいですよ。
素材は透明がいい?
最後は花瓶の素材です。
1.透明なガラス
2.半透明や色がついているガラス
3.透けて見えない陶磁器など
が候補にあがりますね。
透明な花瓶は、水の濁りが見えやすく、水替えのタイミングに気づきやすいのがメリットです。ただし、濁った水が見えるということは、汚く感じてしまうこともあるでしょう。
半透明や色付きのガラスは水の濁りが見えるのをカバーしてくれますが、水替えのタイミングに気づきにくくなります。
さらに、中身がまったく見えない陶器や磁器の花瓶の場合、うっかり水替えを忘れたら中の水がドロドロになってた~~!ということが起こりやすいもの。気を付ける必要がある花瓶、ということになります。
ドライフラワーを飾る場合は水の汚れを気にしなくてよいので、陶器や色付きガラスが向いています。
生花を飾る場合は、用途や自分のズボラさに合わせて選ぶことになります。
個人的には、生花を飾るならまずは透明ガラスを使うのが良いと思います。
茎の傷みもすぐ発見できますし、水がどれくらい濁るものなのか?など、観察しやすく、生花を飾ることに慣れるのに最適だからです。
ハナラボおすすめ!まず選びたい花瓶4選
①高さ17㎝の万能サイズ。日常使いの花瓶
高さ17㎝の花瓶は、一般的に売られているサービス束などを飾るのに最適。長さ40~50㎝くらいまでの切花を飾りやすいサイズです。
棚の上や、リビングのテーブルの上にあっても邪魔にならないと思います。
上に向かってシェイプしていくかたちなので活けた花が決まりやすく、ぽんと入れるだけでもサマになりやすいのも嬉しいところ。
②準備しておきたい、大きい花束をもらったときに使う花瓶
送別会やお祝いで花束をもらったとき、持っていると心強いサイズのちょっと大きめ花瓶。前述した「キャナルS」と同じかたちで、高さ22㎝の花瓶です。
高さの差はそれほどないように感じるかもしれませんが、容量がたっぷり入るので、大きなブーケも安心して飾れます。
③枝ものをかっこよく飾る!高さ27㎝の細め花瓶
枝ものを1~2本シンプルに飾りたいときに重宝する、高さがあって細めの花瓶。
丈の長い枝ものを飾ると不安定になりがちですが、ゆるやかなトライアングル型でどっしり重みもあるので安心です。
高さ27㎝なので、1m級の枝ものや、大きめのユリや芍薬もバランスよく飾れます。
④短くなった花材やミニブーケも可愛く飾れるミニ花瓶
最後は手のひらサイズの小さめ花瓶。このへんはグラスなどでも代用可能ですが、上に向かってきゅっとシェイプされている形なので、ミニブーケなども活けやすいと思います。
小さいけれど水はしっかり量が入るので、いつのまにか水がなくなってた!ということも防げそう(小さな花瓶にありがちな失敗です)。
切り分けて余った短い枝や、ちょっと摘んできた花を活けたりするのにもおすすめです。
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以上おすすめした4つの花瓶はいずれも、一般のご家庭で使いやすく、販売されているサイズの切り花を活けやすい大きさです。
いずれもスポンジまたはグラス用の柄つきスポンジを使えば底までしっかり洗える口径なので、手入れも楽ちん。
素材は水の汚れや茎の傷みが見えやすい透明ガラスです。キャナル・フランボワーズはやわらかいラインが入っているので、単調になりにくく優しい雰囲気ですね。
奇をてらった面白さはないかもしれませんが、どんな花でも受け止めてくれる、長く使える基本の花瓶だと思います。
まとめ:花を楽しむ第一歩は使いやすい花瓶選びから!
今回は、使いやすい花瓶の条件と、おすすめの花瓶を紹介しました。
定期便サービスなども増え、自宅で自分のために花を楽しむ方も増えてきています。
最初はグラスや食器などあるものを使うのも良いですが、花を飾ることに慣れてきたら、使いやすい花瓶にもぜひ目を向けてみてください。
いろいろなサイズ感の花瓶を使えるようになると、お花屋さんでお花を選ぶのも楽しくなります。
この記事が、お花をもっと飾ってみたいな…と思う方の参考になりますように!
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使ってみたレビュー記事も書いていますので、合わせて参考にしてくださいね。
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