自宅で切花を飾ろうと思ったとき、重要なのは花瓶(フラワーベース)の選び方です。
オシャレな花瓶なら、1本花を飾っただけでもセンス良く見えるもの。
また、カジュアルに切花を楽しむ場合、ジャムやドリンクの空き瓶など、小さなガラス瓶を花瓶として使うのもひとつの方法です。
そんな小さな瓶を使ったときに、意外と困るのが「洗いにくい」こと。
普通のスポンジでは届かないし、水を入れてゆすいでも底にこびりついた汚れが上手く落ちない…
そもそもオシャレ花瓶の中には、「コレどうやって洗うのよ?」というデザインの花瓶もあります。
素敵なガラスの花瓶でも、汚れが残っているとくすんで見えるし、お花にとっても良くありません。花瓶をキレイに洗うことは、次に飾るお花のためにも必要なんです。
今回、細い花瓶も洗いやすいスポンジを見つけたのでご紹介します!
細口の花瓶を洗うには、ペットボトル用スポンジが最適だった!
今回見つけたのはコレ。ペットボトル洗い用の柄付きスポンジです。
ペットボトルの口に入る細さなので、細口の花瓶には問題なく使えそう。
優秀なのは、スポンジ部分が好きな角度に曲げられること!
今回洗ってみるのはこの花瓶です。牛乳瓶みたいな形で、少しだけ花を飾るときに便利。
瓶の底に水垢がついて落ちにくいんですよね。藻みたいなの生えちゃったり。
瓶口はかなり狭いけど、ペットボトルと同じくらい。
では、いざ。
スポンジ部分を曲げて差し込めば…
花瓶内部のカドまできれいに洗えます!
おおお、汚れがとれていきます…きもちいい~
やばり、スポンジ部分に角度をつけられるのがポイントです。細口で中が広いタイプの花瓶でも、隅までしっかり洗えますね。
牛乳瓶やジャム瓶など、細口の瓶に花を飾る人はぜひ1本ご用意を。私も、すみっこまで洗えなくてイライラする”(-“”-)”…ことがなくなり、スッキリしました!
もっと細い花瓶には、細口瓶洗浄ブラシを。
チューブ状の細い花瓶や繊細な形の花瓶には、細口瓶洗浄ブラシが便利です。
細口瓶洗浄ブラシは、ティーポットの注ぎ口や、ストロー付きの水筒などを洗うのに使われているもの。
10本セットで1000円程度。小さな花瓶をよく使う人は持っていても良いと思いますよ。
花瓶をキレイに洗うと、花もちも良くなる!
そもそも、なぜ花瓶をキレイに洗うことが大切なのか。簡単に説明しましょう。
花が萎れる原因のひとつは、水を吸い上げる「導管」がつまってしまうこと。
切り花の場合、活けている水でバクテリアが繁殖すると、導管を詰まらせる原因になります。
切花を長持ちさせたいと思ったとき大事なのは、
活ける水を清潔に保つこと
バクテリアを増やさないこと
です。
使い終わった花瓶をちゃんと洗わずにおいておくと、次に水を入れたときすぐヌルヌルが復活します。せっかく新鮮な花を買ってきても、汚い水に活けたのでは台無しです。
水を入れる容器である花瓶を清潔にしておくことは、お花を長持ちさせるためにとても大事。
食器と同じく『スポンジに洗剤をつけて洗い、乾かして(拭いて)しまっておく』のが正しい管理法です。
お花屋さんでも、「花瓶はきちんと洗剤で洗い、しっかり乾かしてからしまう」が鉄則です。(やってない花屋さんもありますが…)
まとめ。
本当は、ご家庭では「洗いやすい形の花瓶」を使うのをオススメしたい。手がしっかり入って、食器と同じようにスポンジで洗えるような花瓶です。
お手入れが大変な花瓶を選んでしまうと、日常的にお花を飾るのがおっくうになるからです。お花が職業な私たちと違って、楽しみのために花を飾るのに、面倒な作業がふえるのは誰しも嫌ですよね。
でも、ちょっとだけ飾りたいときに小さなガラス瓶を使ったり、細口でオシャレな花瓶があったら使ってみたい、という気持ちもわかります。
そんな花瓶を買うときには、ちょっとだけお手入れのことも考えて、専用のスポンジも用意してあげましょう。(洗剤は、普通の食器用洗剤で大丈夫です)
毎回キレイに洗って使えば愛着もわきますし、お花も清潔に長持ちしますよ!