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【絵本紹介】絵本で楽しむ秋・冬の草花、木の実

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木の葉が色づき、目に入る草花もいつの間にか秋らしい風情のものに変わってきました。お花屋さんの店先のお花も秋のお花に様変わり。実ものが楽しめる季節でもあります。


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今回は、秋・冬の草花や木の実を楽しめる絵本をご紹介します。今まで実物でお目にかかっていた草花や木の実の特徴などを詳しく知ることができます。

秋の花を題材にした絵本

秋の訪れは、お彼岸の頃、真っ赤に咲いたひがんばなで感じることも多いのではないでしょうか。まずは秋の代表的な植物を絵本で見ていきましょう。

『ひがんばな』甲斐信枝 福音館書店

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ひがんばなの不思議さがよく分かる本。ひがんばなは「土の中の球根から茎を伸ばし、はっぱも出さずいきなり花を咲かせる」そうです。

花が終わったあと、球根は土の中で養分をためこみ、花を咲かせる時期を待つのだそう。ひがんばなの多種多様な名前、呼び方も載っていて興味深いです。

こちらの記事もどうぞ
>>【鬼滅の刃】青い彼岸花はあったのか?ヒガンバナの歴史と人との関係について考える


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木の実を題材にした絵本

秋はいろいろな木々に実がなるとき。色づいた木の実を見ると、実りの豊かさを実感しますね。何気なく目にしている木の実にも種類があり、それぞれ特徴があります。絵本でじっくり見ていきましょう。

『木の実ノート』いわさゆうこ

木の実は、たねが大きくなるまで大事につつんで守って育てるベビーシッターの役目だそうです。身近な木にも秋に実がつくものが多くあり、コブシ、ミズキ、モチノキなどが紹介されています。

]散歩の折りなどに、上を見上げて木を眺めてみるのも楽しいかもしれません。「赤い実当てよう!」というページもあり、写真が載っていますが、何の実かわかるでしょうか?

文化出版局

『まつぼっくりノート』いわさゆうこ

実物大のまつぼっくりの絵とともに、いろいろなまつぼっくりを紹介した本。同じように見えるまつぼっくりですが、つける木の種類によって形が違います。

アカマツ、クロマツ、カラマツ、ヒマラヤシーダーなど、まつぼっくりの種類がよく分かります。リースに使うまつぼっくりがどの木から取れたものか、観察してみるのも楽しいかも。

世界のまつぼっくりの紹介もあり、針葉樹の簡単なリースの作り方も載っていて楽しめます。

文化出版局

『どんぐりノート』いわさゆうこ・大滝玲子

ひとくちにどんぐりと言っても種類はさまざま。形も丸いものから細長いものまでいろいろです。

クヌギ、アベマキ、コナラ、カシワなど、木によって異なるどんぐりの形。それぞれの木の葉っぱの違いも絵で解説した本。

文化出版局

『日本どんぐり大図鑑』 徳永桂子著・北岡明彦監修

日本で観察できるどんぐりを詳しく知りたい!という人に。実、葉が実物大で描かれており、どんぐりについての知識を深められます。樹形や樹皮、花や実、葉についてもよく観察された絵が載っています。

どんぐりについては、図鑑やどんぐりを主人公にしたお話の本など、他にも多くの絵本が出ています。

偕成社

植物で遊ぶ・楽しむ絵本

草花を使ってお料理を作ったり薬草にしたり、工作をしたり。植物はいろいろな楽しみ方ができます。そんなときに参考になる絵本です。

『野の花えほん 秋と冬の花』前田まゆみ

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秋から冬にかけての野の花を取り上げた本。どこを見れば特徴が分かるのか、各々の植物の観察の仕方がよく分かるように描かれています。

名前の由来やそれぞれの野の花の仲間も載っていて、知識が豊富になります。植物を使った遊び方も紹介されていて楽しめます。

あすなろ書房

『野ねずみきょうだいの草花あそび 秋から春まで』
相澤悦子・長谷川直子

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野ねずみのきょうだいが楽しい草花あそびを紹介します。落ち葉で作るスズメ、リス、サンタクロースなど、植物ってこんなにいろいろに楽しめるんだと驚き!

著者の相澤悦子さんは、身近な植物を使った作品を考案し、草花あそび作家として活躍されている方です。

福音館書店

『草の辞典 野の花・道の草』森乃おと

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手に取りやすい小型の辞典。季節ごとに雑草が写真入りで紹介されています。花言葉が載っているのもうれしい点。雑草に花言葉があるなんて、知っていましたか?

花や葉の仕組み、葉形のいろいろ、葉のつき方など、植物用語の解説もあります。「草」や「花」が入っている言葉を紹介したり、薬草についての章があったりと、情報は満載。コラムも楽しく読めます。

雷鳥社

落ち葉を題材にした絵本

秋はカサカサと足元に舞う落ち葉を踏みしめる季節でもあります。落ち葉にもいろいろな種類があり、表情も違います。落ち葉を楽しめる絵本をご紹介します。

『落ち葉』平山和子・平山英三

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長野県の黒姫山のふもとに住む著者が、林の中で目にした落ち葉の美しさに惹かれ、持ち帰って描いたという本です。

落ち葉といっても、黄や赤、緑など色もさまざま。虫に食べられたあとがあったり、地上でぬれたり乾いたり凍ったり雪に埋もれたりと、表情もさまざまです。

落ち葉の絵を見ていると、葉っぱ一枚にこんなに豊かな世界があることを感じる本です。

福音館書店

『ひろって調べる落ち葉の図鑑』 安田守・中川重年

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公園などで身近にみられる約260種もの落ち葉について紹介した本。

大きさや形の違いなど、落ち葉を見るとき、どこに注目すればよいかも分かります。落ち葉をつける木も、科ごとに分類されていて参考になります。

岩崎書店

絵本をとおして秋の植物を楽しもう

いかがでしたか?花も木も草も、植物は奥が深いですね。

日本に住んでいると、季節の移り変わりがあるので、余計に楽しめます。絵本を手に取って、植物との関わりを深めてくださいね。

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