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切花図鑑

【枝もの図鑑】サンキライ|花言葉・出回り時期・花もち・飾り方

サンキライと言えば、クリスマスリースについている真っ赤な実を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?

冬場の赤い実は貴重な存在ですが、夏場には実が青いものも出回ります。

リースやアレンジに活躍する枝もの、『サンキライ』をご紹介します。

サンキライってこんな枝もの

サンキライの基本情報です。

・分類:ユリ科シオデ属

・原産地:日本、中国、東アジア

・和名:山帰来(サンキライ)、猿捕茨(サルトリイバラ)

茎が折れ曲がりながらジグザグに伸び、伸びた枝に丸い実が放射状につきます。つるにはかぎ状のトゲがあります。


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サンキライの出回り時期、選び方

季節によってちがった印象の枝ものが出回ります。

夏場は緑の実、冬場は赤い実が出回る

夏の緑のサンキライは葉もついている

サンキライは、5月~8月頃は実が緑色のもの、晩秋からは実が赤く熟したものが出回ります。

8月半ば頃までは緑色の実で葉がついていますが、しだいに実の色も黄色くなっていきます。季節感を感じさせる枝ものです。

秋にはこんな色が混じったものが出ることも

クリスマス時期には、赤いサンキライが多く出回ります。国産品と輸入品があり、輸入品の方が圧倒的に多いです。

輸入品のサンキライはドライっぽいものが多い

輸入品のサンキライは1本のつながった枝でないことが多いので、切り分けてアレンジやリースに使うとよいでしょう。すでにドライになっているものが多いです。

真っ赤に熟した国産品のサンキライはなかなかの高級品。お店で見かけることは少ないですが、つやがあって大変美しいです。

サンキライ国産のサンキライ

 

選ぶときは実のつき方に注意

季節や、国産品か輸入品かによって、値段もまったく変わります。美しいサンキライは、

・枝に放射状の実がしっかりとついている
・実が赤く丸々としてふっくらとしている
・実に黒い斑点がない

などで見分けることができますが、なかなかベストな品に出会えるとは限りません。

つるを長く活けたいのか、切り分けてリースなどに使いたいのかなど、用途に応じて適度なものを選びましょう。

サンキライの飾り方、日もち

アレンジやブーケ、リースに利用されますが、季節によって使い方や雰囲気も変わります。

夏のアレンジ

夏期は枝ぶりを生かしたアレンジに。グリーンの実が涼しげな印象をもたらします。力強い動きのある枝ものなので、迫力のある雰囲気が出ます。

水あげは、水切りをします。または、枝の先を割るか叩いておくとよいでしょう。日もちは10~14日くらい。実は徐々にしぼんでいきます。

冬のリース

クリスマスリースには定番

晩秋から出回る冬場の赤い実のものは、クリスマスリースやアレンジに。貴重な赤い実です。

サンキライの枝をくるりと丸めてリースにすることもできます。

ドライフラワーにも

赤い実はドライフラワーにも適しています。いろいろなクラフトに利用することもできます。工夫して使ってみましょう。

夏に出回る緑の実はしわしわにしぼんでしまいます。ドライフラワーにするのは、良く熟した赤い実のものが良いです。

サンキライの花言葉

サンキライの花言葉には、『不屈の精神』『元気になる』などの花言葉があります。

サンキライの力強い印象からついたものでしょうか。うなずけますね。

サンキライのマメ知識:サンキライはサルトリイバラのこと?

さて、お花屋さんでは確実に「サンキライ」という名前で出回っているこの植物、本当の名前は「サルトリイバラ」と言います。

日本の里山にも自生しているサルトリイバラ

サルトリイバラは、日本全国の日当たりの良い山野に生育するつる性の落葉低木。国外では、中国、朝鮮半島、台湾から東南アジアにまで分布します。学名はSmilax china。

葉柄から出る巻きひげと茎のトゲで、他の木に絡みつくように伸びています。トゲは個体によって差があるようで、あるものもないものもあるとか。(切花のサンキライでも、輸入品のドライになったものには鋭いトゲがありますね)

―――

さて、サンキライを調べていると、名前の由来として

山に行った病人がこの実を食べて元気になって帰ってきた、とか、山に行って薬になる実を取って帰ってくるという意味から「山帰来」と名付けられた

というエピソードが出てきます。

これは「ケナシサルトリイバラ(学名:Smilax glabra)」のことで、中国に自生している植物。日本にあるサルトリイバラとは近縁種であるものの、違う種類のようです。

>>ケナシサルトリイバラ(東京都薬用植物園)

ただ、日本に自生しているサルトリイバラも、根茎を薬用として使っていた歴史があるそうなので、どちらもサンキライ…と呼ばれているようです。ちょっと混乱しますね。

――― 

日本に自生しているサルトリイバラ(つまりサンキライ?ややこしい)は、地域によって葉を柏餅に使うそうです。

三重県では「いばら餅」というそうです。確かに、切花で見るサンキライの葉っぱですね…!

関西では柏の葉があまりとれなかったので、サルトリイバラの葉で代用したという説もあるようです。

サンキライのまとめ

サンキライのまとめです。

・ジグザグに伸びる枝の先に実がついた枝もの

・夏期は緑色の実、冬期は赤い実がついて出回る

・アレンジやブーケ、リース、ドライフラワーに使われる

・クリスマスリースの赤い実として定番

・植物の名前としては「サルトリイバラ」が正式

赤い実のサンキライの印象が強いと思いますが、夏に出回る緑色の実も涼しげな印象で貴重です。ぜひ、取り入れてみてください!