7月のお盆時期に、仏花に欠かせない花材・リアトリス。ブラシのような、紫色で棒状の花が個性的です。
今回は、リアトリスをご紹介します。
リアトリスってこんなお花!
リアトリスの基本情報です。
リアトリスの基本情報
学名:Liatris spicata
分類:キク科 / リアトリス属
和名:ユリアザミ・ヤリノホ・キリンギク
英名:Blazing star, Gayfeather
原産地:北米
出回りは夏。7月のお盆時期に合わせて多く出回ります。価格は1本150~200円ほど。色はほぼ紫色のみ(だと思います)。
原産地は北アメリカ。アメリカには約35種が分布しています。日本で切花用に使われるのはスピカータ種(Liatris spicata)です。
リアトリスの切花の飾り方・日保ちについて。
リアトリスの切花、日持ちはする?
暑い時期の仏花に使われるだけあって、日持ちは良い花です。水が下がってしおれたり、花の色が悪くなったりはあまりしません。切花延命剤は使用しない方が良いようです。
時間がたって傷みが目立ってくるのは葉っぱ。葉がだんだん黒ずんできます。
そしてずっとそのまま活けておくと、茎も真っ黒になります。茎が黒ずんでくると水が濁る原因にもなるので、早めに処分しましょう。
花はきれいな紫色をたもっています。ドライフラワーにしてもきれいです。
リアトリスの飾り方・飾るときの注意など。
蒸れると葉が傷みやすいので、仏花などに束ねるときは、下葉をスッキリ取り除きます。
茎を斜めに切って水に活けましょう。
リアトリスの花言葉は?
花言葉は、『向上心』など。
切花では仏花の花、いけばなのお稽古の花、のイメージが強いですが、夏~秋の花壇にも使われます。
切花のリアトリス、まとめ。
リアトリス、まとめです。
・7月、お盆の時期に出回る紫の花。
・仏花や生け花によく使われる。
・蒸れると葉や茎が傷むので、葉を適度に取り除き、風通しよく飾る。
お盆時期の仏花に入っている…というと地味な印象ですが、日持ちもするし、ドライフラワーにしてもなかなか綺麗。暑い時期にもっと評価されてもいいのになーと思う花のひとつです。
お花屋さんで見かけたら、一度手に取ってみてはいかがでしょうか。
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