ジャムやスイーツなど、食用としてよく知られているブルーベリー。
ふっくらとした濃い紫色の実が特徴的ですね。実がたわわについたブルーベリーは、枝ものとしても人気があります。
今回は、花材として用いられる枝もののブルーベリーを紹介します。
ブルーベリーってこんな枝もの
ブルーベリーの基本情報です。
分類:ツツジ科スノキ属
原産地:北アメリカ
和名:亜米利加酢ノ木(アメリカスノキ)
ブルーベリーは、果樹としても人気があります。鉢物も出回っており、低木で育てやすいため、ベランダや庭で楽しむ人も多いようです。スズランのような白いかわいらしい花を咲かせたあと、実が熟します。
ブルーベリーという名前は、食べられる果実(ベリー)が、濃い青紫色になることから、「ブルーベリー」とついたそうです。目にいいことでも知られますね。サプリなどもよく出ています。
ブルーベリーの出回り時期、選び方
出回り時期は初夏
枝ものとしてのブルーベリーの出回り時期は5月~7月。50~100センチの枝が250円から400円くらいでしょうか。
枝が大きいものになると、お値段も少し上がります。若い枝は緑色で、前年に伸びた枝は茶色をしています。
花材としては、グリーンの実がついているものが適しています。出始めの5月初めは実も小さく緑色ですが、時期によって、実の色が変わっていきます。
グリーンからブルー、赤系と、入荷の時期で変化していきます。
葉っぱの色も、出始めは浅い緑色ですが、11月の紅葉の時期は赤く色づき、枝も固くなります。
実や葉の状態をよく見て選ぶ
選ぶときは実や葉の色をよく見て。実の色が鮮やかなものにしましょう。実が落ちやすくなっている場合もあるので気をつけましょう。
また、葉もみずみずしくて色鮮やかなものを選びましょう。
花屋さんで売っているのは食用にしない!
花屋でブルーベリーの枝ものを売っていると、かなりの確率で「食べられるんですか?」と聞かれます(笑)
食べられるブルーベリーと同じものではありますが、食用と観賞用では農薬などの基準も大きく違います。
花材として売っているブルーベリーは、美味しそうに見えても食べないでくださいね。
ブルーベリーの飾り方、日もち
ナチュラルな雰囲気を生かして
ブルーベリーは、そのままガラスの花びんなどに挿しても、いい雰囲気が出ます。実がたくさんついている枝は、かわいらしく、豊かな感じがしますね。
初夏のお花と合わせて、アレンジメントやブーケに使うこともできます。アジサイなど、大き目のお花と合わせてもいいでしょう。
色合いもブルーベリーのグリーンを生かして。ナチュラルな雰囲気を上手に使いましょう。
水揚げは割りを入れて
水揚げは、枝の切り口に割りを入れるとよいでしょう。日もちは1週間くらいです。
グリーンの実は、飾っているうちにだんだん青紫色へと変化していきます。
葉や実は、傷んできたら取り除きましょう。
ブルーベリーの花言葉
ブルーベリーの花言葉は、「知性」「信頼」「思いやり」「実りのある人生」です。
「実りのある人生」は、たくさんの果実を実らせることが由来になっているとも、人々の暮らしに豊かさを運ぶ果樹であることからついたとも言われます。
「信頼」は、性質が丈夫で確実に実ることから、「知性」「思いやり」は、果実に含まれる色素アントシアニンが目の疲れを癒すことからついたそうです。
ブルーベリーのまとめ
ブルーベリーのまとめです。
・ブルーベリーは果樹として知られるが、枝ものとしても人気
・枝ものの出回り時期は5月から7月で、グリーンの実がついたものが出回る
・ナチュラルな雰囲気を生かしてアレンジやブーケに使える
ブルーベリーは、果樹としても花材としても利用されるなかなかのスグレモノですね。食用としてもいろいろに利用できますし。実がたくさんついている枝は、そこにあるだけで心豊かな気持ちになります。
最近は、お花屋さんでもよく見かけるようになってきましたので、ぜひ、使ってみてください。