これがお花?と思ってしまうような、不思議なかたちと、モフモフ毛が生えたような花。
ネイティブフラワーの中では小ぶりな花ながら、独特の存在感をかもしだしている『カンガルーポー』。
ハロウィンのアレンジメントや、秋の装飾で活躍しているのを見ることが多いかもしれません。
今回はそんな『カンガルーポー』をご紹介します。
カンガルーポーってこんなお花!
カンガルーポーの基本情報です。
カンガルーポーの基本情報
学名:Anigozanthos
分類:ハエモドルム科 / アニゴザントス属
原産地:オーストラリア
ネイティブフラワーとしては、わりと古くから出回っている花のひとつ。周年出回っていますが、多く見かけるのは秋。独特のかたちと色が、ハロウィンや秋のアレンジに使われます。
伊豆など国内の生産地もあり、国産の旬は5~6月だそう。色や質感から、秋冬によく使われる花材ですが、初夏の花なのですね。
価格は1本300円前後。色は濃い赤・黄色・オレンジ系が多く、たまにピンクや淡いグリーンもあります。
カンガルーポーの切花の飾り方・日保ちについて。
カンガルーポーの切花、日持ちはする?
かさかさした質感で、細かい毛が生えているカンガルーポー。日持ちはよく、フレッシュな状態とドライの状態、見分けがつきにくいかもしれません。
いつのまにかドライになってたけどあんまり見た目が変わらない…という感じ。
カンガルーポーの飾り方・飾るときの注意など。
切花の状態では葉はほぼついておらず、枝分かれした先の方に花がまとまってついています。
茎はやわらかめの枝もの、という感じ。
水あげは難しくありませんが、ななめにカットするか割りを入れることが多いです。
カンガルーポーの花言葉は?
花言葉は、『不思議』『驚き』『分別』 など。
ちょっと不思議な、個性的な花のかたちからついた花言葉ですね。
カンガルーポーの豆知識いろいろ。
名前の由来は「カンガルーの前足」
カンガルーポー、特徴的なのはやはりその名前。ポー(paw)は動物の「爪の付いた前足」という意味です。
そう思って見てみると、たしかにカンガルーの足っぽい?花の部分は細かい毛におおわれており、ざらざらとした肌触りです。
黄色・オレンジ・赤・ピンクなどの品種あり
切花で出回っているのは主に濃い赤~オレンジ~黄色の品種が多いですが、最近はピンクや淡いグリーンなどの品種も見るようになりました。
個性的なかたちではあるものの花は小さいので切花では脇役になりがちですが、園芸で使われるものはなかなかダイナミック。
鉢物で出回っているのもたまに見かけます。日本でも育てられるそうなので、興味のある方は挑戦してみては。
参考>>ダンディーな花が咲く宿根草「カンガルーポー」【オージーガーデニングのすすめ】(Gardenstory)
切花のカンガルーポー、まとめ。
カンガルーポー、まとめです。
・カンガルーの前足に似ている、変わった形の花が咲くネイティブフラワー
・原産地はオーストラリア
・秋によく出回るが、国産品の旬は初夏
・黄色・オレンジ・濃い赤・ピンク・淡グリーンなどの色がある
ちょっと不思議な、個性的な花を咲かせるカンガルーポー。日持ちもよく、他の花の中でもよいアクセントになってくれます。お花屋さんで見かけたら、ぜひ手に取ってみてくださいね。
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