切花図鑑

【切花図鑑】シレネ・サクラコマチ|花言葉・出回り時期・花もち・飾り方

サクラコマチ

春にお花屋さんに出回る、小さくて可憐なピンクの花、『サクラコマチ』。


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カスミソウのような雰囲気で、カスミソウより少し一輪の花は大きい…小さな花瓶にちょこっと飾っても可愛いし、アレンジやブーケの脇役にも活躍します。

市場やお花屋さんでは「サクラコマチ」の名前で出回ることが多いですが、正式な植物名は「シレネ・アルメリア」。「シレネ・サクラコマチ」などと表記されることもあります。

今回はそんな『シレネ サクラコマチ』についてご紹介します。

シレネ サクラコマチってこんなお花!

シレネ サクラコマチの基本情報です。

シレネ サクラコマチの基本情報

学名:Silene armeria
分類:ナデシコ科 / シレネ属
和名:小町草・虫取撫子  英名:Garden catchfly 
原産地:ヨーロッパ・北アフリカ

出回り時期は秋~春。一番多く見かけるのは3~4月です。

価格は1本200円ほど。淡いピンクの種類がほとんどで、たまに濃いピンクの品種も見かけます。「サクラコマチ」は淡いピンクの品種名。

同じく切花でよく見る「グリーンベル」も、シレネの仲間です。


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シレネ サクラコマチの切花の飾り方・日保ちについて。

シレネ サクラコマチの切花、日持ちはする?

可憐でか弱そうに見える花ですが、意外としぶとく長持ちします。水あげも悪くないし、つぼみも順に咲いてきます。

花が細かいのでちょっと大変ですが、↑枯れた花が出てきたら摘み取っていくと、つぼみも咲いて長く楽しめます。

シレネ サクラコマチの飾り方・飾るときの注意など。

枝分かれしているので、ふんわりと長いまま活けるもよし、細かく切り分けて小さく飾るもよし、色々な使い方ができます。

 

茎はななめにカットして活けます。水の中で茎をカットする「水切り」をするとなお良いでしょう。

水あげは悪くないので、ちょっと元気がなくしおれてきたなと思ったら再度水切りしてあげると、すぐにピンとします。

 

枝分かれする部分に葉がついているので、大きな葉は取り除いてから活けるとよいです。

 

シレネ サクラコマチの花言葉は?

花言葉は、『青春の愛』『未練』 など

 

 

シレネ サクラコマチの豆知識いろいろ。

濃い色もあるけど、切花ではあまり見ないかも

和名はムシトリナデシコ = 虫を捕る花?

和名は「ムシトリナデシコ」、英名でも「Garden catchfly」、両者「虫を捕る」が由来の名前がついています。

これは、葉や茎に粘着質な部分があり、そこで虫を捕らえるイメージがあるため。

実際に虫がくっついて捕らえられることもあるけれど、食虫植物ではないので、虫を消化したりはしないそう。

花の蜜を盗むだけで受粉に与らないアリが、茎をよじ登って花に達するのを妨げていると考えられているのだそうです。

 

切花のシレネ サクラコマチ、まとめ。

シレネ サクラコマチ、まとめです。

・3~4月に多く出回る淡いピンクの小花

・ナデシコのなかま

・「サクラコマチ」は品種名。植物名としてはシレネ・アルメリア。

・和名「ムシトリナデシコ」は、葉から粘液を出すことから

楚々として目立ちにくいけれど、使ってみると意外と長持ちして使い勝手のよい「サクラコマチ」。

春先にお花屋さんに並ぶことが多いので、見かけたらぜひ手に取ってみてくださいね。

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