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お勉強

フヨウとムクゲの違いは?そろそろ覚えたいアオイ科のモヤモヤを払拭する。

フヨウとムクゲ

夏になると公園や植え込みでよく見かける「フヨウ」や「ムクゲ」

ひらひらとした美しい紙のような質感の花、暑い夏にも元気に咲き続けることから、古くから園芸によく使われています。

よく似ているこの2つの花はどちらもアオイ科の植物ですが、その違いをはっきりと説明できますか?

この記事では、フヨウとムクゲの違い・見分け方をご紹介します。また、じつは他にも色々ある、園芸界隈で登場する”アオイ科”の花についても一覧で紹介していきます。

鉢物としてお花屋さんに出回るものもあるので、しっかり違いを覚えて見分けられるようになりましょう!

紛らわしい「フヨウ」「ムクゲ」の違いとは

フヨウ(芙蓉)

フヨウ

フヨウ【芙蓉】

学名:Hibiscus mutabilis
分類:アオイ科フヨウ属

フヨウは、アオイ科フヨウ属の低木。中国原産。ピンクや白の花を咲かせ、八重咲の園芸種もあります。

寒冷地では冬に地上部が枯れますが、根が枯死しなければ翌年も芽吹いてきます。

有名な園芸品種として「スイフヨウ(酔芙蓉)」があります。朝は白、昼はピンク、夕方には赤…と花色が変化することから、お酒に酔って顔が赤くなるのをイメージして付いた名前です。

ムクゲ(木槿)

ムクゲ

ムクゲ【木槿】

学名:Hibiscus syriacus
分類:アオイ科フヨウ属

ムクゲは、アオイ科フヨウ属の低木。白・ピンク・赤紫などの花を咲かせ、八重咲きの品種もあります。

中国原産。また、ムクゲは韓国の国花でもあります。

フヨウより寒さに強く、冬も樹木としてそのまま楽しめるため、生垣としても使われます。

フヨウとムクゲの見分け方

フヨウとムクゲはどちらも「アオイ科フヨウ属の花木」。花もそっくり。

そんなフヨウとムクゲを見分けるには、葉っぱを見るのが一番です。

フヨウの葉はこちら。大きくて手のひらのような形ですね。

ムクゲの葉はこちら。細長く、3つに切れ込みが入っています。葉の大きさもフヨウより小さいです。

ほかにも、雄しべを見る方法など見分け方はありますが、葉を観察するのが一番わかりやすい方法です。


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園芸で使う、その他アオイ科のお花たち

タチアオイ(立葵)

タチアオイ【立葵】

学名:Alcea rosea
分類:アオイ科タチアオイ属

フヨウやムクゲより少し早い時期、梅雨入り頃に咲き始めるのがタチアオイ。こちらは木ではなく、多年草(または一年草)です。

園芸界では「ホリホック」と呼ばれます。黄花や、黒に近い紫色の品種があったり、八重咲きの品種があったり、多様な品種が魅力のひとつ。

花はフヨウやムクゲに似ていますが、花の付き方が違うので見間違えることはなさそうですね。

上まで花が咲き終わる頃に梅雨が明けると言われています。

ハイビスカス

ハイビスカス【仏桑花】

学名:Hibiscus rosa-sinensis
分類:アオイ科フヨウ属

花屋さんの店頭でも、鉢物として扱うことの多いハイビスカス。夏の代表的な花鉢ですね。

フヨウやムクゲより花びらが分厚く、葉はつやつやとしています。赤・ピンク・黄色などの品種があります。

アメリカフヨウ

アメリカフヨウ【草芙蓉】

学名:Hibiscus moscheutos
分類:アオイ科フヨウ属

アメリカフヨウは北米原産のフヨウ属のなかま。草芙蓉と言われるように、花木ではなく草本(宿根草)。

7月・9月に巨大な花を咲かせます。庭で育てる草花として苗が流通しています。

モミジアオイ

モミジアオイ【紅葉葵】

学名:Hibiscus coccineus
分類:アオイ科フヨウ属

夏になると庭先などで咲いているのをよく見かける、モミジアオイ。花びらがくっきりと分かれていること、葉は紅葉のように切れ込みがあることが特徴。花色は赤のみです。

こちらも北米原産のフヨウ属のなかま。冬は地上部が枯れ、翌年また芽吹いて花を咲かせる宿根草です。

タカサゴフヨウ

タカサゴフヨウ【高砂芙蓉】

学名:Pavonia hastata
分類:アオイ科ヤノネボンテンカ属

道端などで見かける、フヨウに似た小さな花。フヨウやムクゲより二回りほど小さな花で、白い花の裏側に赤色の筋があります。

あまり販売されているのは見ませんが、ときどき道端やお庭で見ることがあります。冬も地上部が枯れない木本です。

タイタンビカス

タイタンビカス

学名:Hibiscus x Taitanbicus
分類:アオイ科フヨウ属

アメリカフヨウとモミジアオイをかけ合わせて作られた交配選抜種が「タイタンビカス」です。

日本の赤塚植物園が開発した商品で、こちらのページが詳しいです。
→赤塚植物園 タイタンビカス

 

アオイ科の花は1日花。切花では使われません。

以上、アオイ科のまぎらわしい花たちを一挙にご紹介しました。

花屋さんで身近に扱うのはハイビスカスの鉢物くらいだと思いますが、園芸店ではその他の花も見ることがあるでしょう。

これらアオイ科の花の共通点は、

暑い時期(7~9月)が旬
花は朝咲いて夕方閉じる【一日花】

であること。

なので、切花で使われることはありません(たぶん)。

真夏には公園や庭でもよく目につく花だと思いますので、違いを意識して観察してみると面白いかもしれませんね。

 

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