まだまだ寒い1月~2月。お花屋さんでは春の花たちが旬を迎えます。
春の花の魅力のひとつは、香りのよい花が多いこと。
春にしか出回らない、かつ、良い香りの切花をピックアップしてご紹介します。
スイートピー

春限定のスイートピー。ふわふわしたロマンチックな花が人気の春の花です。
入荷したてのスイートピーをふんわり開いたときの、甘酸っぱい香りがたまりません。
ピンク、紫、クリーム色などの「染めていない色」の方が香りが強い印象です(個人の感想)。
香りは柑橘を思わせる爽やかな香りのものが多いです。原種に近いものの方がフルーティな香りが強いそう。
ある程度の量があった方が香りは感じやすいので、10本くらい束ねて顔をうずめてみてください。幸せなな気分になること間違いなし…!
▶【切花図鑑】スイートピー|花言葉・出回り時期・花もち・飾り方
フリージア

1本でも充分な存在感ある香りはフリージア。黄色、白、紫、赤などいくつか品種はありますが、黄色の品種が一番香りは強いと思います。
フルーティで甘酸っぱい香り。黄色の代表品種「アラジン」などは特に香りを感じやすいです。甘ったるくない爽やかな香りは、香りが苦手な人でも楽しめるのではないでしょうか。
連なったつぼみも順々に咲いてきますので、長く香りが楽しめます。
▶【切花図鑑】フリージア|花言葉・出回り時期・花もち・飾り方
ヒヤシンス

咲いてくると、部屋いっぱいに香りを漂わせるヒヤシンス。「グリーンノート」と呼ばれる青葉の香りを思わせる爽やかな香りが特徴です。
咲き進んで、花が終わる直前が一番香りが強いです。お花屋さんではつぼみで売っていることが多いので、開いてくる花と共に楽しめます。
▶【切花図鑑】ヒヤシンス|花言葉・出回り時期・花もち・飾り方
ニホンスイセン

お正月の花の定番でもある日本水仙。春の花としては出回りが早く、年末に多く出回ります。
寒い空気に似合う、すっきりした甘い香り。ジャスミンやロウバイを思わせる香りです。
切花のスイセンは他にもいろいろな種類が出回りますが、ニホンスイセンが一番香りが強いと思います。
リューココリーネ

あまり馴染みがない方も多いと思いますが、香りの強さと独特さでぜひ取り上げたいリューココリーネ。
花は小ぶりながら、香りの存在感はすごい。「桜餅の香り」「バニラの香り」などと称される甘い芳香です。
2月~3月に多く出回りますので、見つけたらぜひ鼻を近づけてみてください。
▶【切花図鑑】リューココリネ|花言葉・出回り時期・花もち・飾り方
まとめ:春の花は香りも楽しもう!
香りが強い、おすすめの5種をあげてみました。どれも1月~3月にお花屋さんで手に入りやすいものばかりです。
切花の香りをより楽しむコツは、同じ花をまとめて飾ること。少し狭い部屋に飾ってみること。
ご家庭なら、玄関やトイレなどの空間に飾ってみると、より香りを感じることができると思います。
フレッシュな香りは、プリザーブドフラワーや造花ではマネできない生花の良さのひとつ。春の香る切り花は値段もお手頃ですので、ぜひ楽しんでみてください。
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