切花図鑑

【切花図鑑】リューココリーネ|花言葉・出回り時期・花もち・飾り方

春に出回る、香りのよい紫色の花といえば、リューココリネ。


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知名度はあまり高くないけれど、香りはすごく特徴的で、ぜひ覚えてもらいたい春の花のひとつです。今回は、そんなリューココリネの紹介です。

リューココリネってこんなお花!

リューココリネの基本情報です。

リューココリネの基本情報

学名:Leucocoryne
分類:ヒガンバナ科(ユリ科) / リューココリネ属
英名:Glory of the sun 
原産地:チリ

出回り時期は2月~5月頃。チューリップやスイトピーなどと同じく、春の花として楽しまれます。

価格は1本200~300円ほど。茎は細く頼りない感じですが、意外に花もちは良く、特徴的な強い香りがあります。

花色は紫・水色・白。切花として出回る品種はいくつかありますが、一番メジャーなのは花の中心部が赤紫色になる”プルプレア”と、中心が黄色い”コキシペンセス”系です。

 


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リューココリネの切花の飾り方・日保ちについて。

リューココリネの切花、日持ちはする?

リューココリネの切花の日持ちはまあまあ。すごく丈夫なわけじゃないけど、見た目の華奢さの割には長持ちするな、という印象です。

葉っぱは付いていない状態で出回るので、水あげも簡単。よく切れるハサミかナイフで、茎を斜めにカットしましょう。

終わりかけた花は花びらが透明な感じになってきます。つぼみがあれば咲いてくるので、枯れてきた花は取り除きましょう。

リューココリネの花言葉は?

中心が黄色いタイプは”コキシペンセス”系。

 

花言葉は、『暖かい心』『貴婦人』『慎重な愛』『信じる心』 など

 

 

リューココリネの香りについて

リューココリネは、桜餅の香り!?

リューココリネの特徴は、なんといってもその香り。「桜餅のような香り」とか「バニラのような香り」と言われます。

切花として市場に流通している品種にはいくつかの系統があり、系統ごとに若干香りも異なります。

上記の写真のような中心が赤紫のリューココリネは、バニラや桜餅のような甘い香りが特徴。バニラの香りに食わせて、丁子に似た芳香成分を持つことから、独特の甘い香りになるようです。

中心が黄色いタイプや白色のリューココリネは、香りは弱めです。すっきりしたフローラルの香りと、丁子に似たスパイシーな香りをあわせもっています。

白や、ストライプのように模様が入る品種も。

一般に多く出回っているのは、花の中心が赤紫のタイプ(香りが強い方)なので、見つけたらぜひ香りを嗅いでみてください。確かに桜餅のような香りがするので、きっと驚くと思いますよ。

 

リューココリネの豆知識いろいろ。

名前の由来は「こん棒」

リューココリネ、という変わった名前は学名から。 Leucocoryne はギリシャ語で「白い」の意味 “Leukos” と、「こん棒」の意味 “Kotyne” という言葉が語源になっています。

こん棒っぽい?

どこが「こん棒」なの?と思うのですが、花の一部である「仮雄ずい」という器官がこん棒に見えることから、こんな名前がついたのだそうです。

 

切花のリューココリネ、まとめ。

リューココリネ、まとめです。

・春に出回る球根の花。花色は紫~白など。

・独特の甘い香りが特徴。バニラや桜餅のような香り!

・リューココリネの名前の由来は、ギリシャ語で「白いこん棒」

 

1本飾るだけでも、けっこう強い香りが楽しめるリューココリネ。花姿は楚々としたもので主役にはなりにくいけれど、香りを楽しむ花としてぜひ一度飾ってみてほしい花のひとつです。

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