春のお花として知られる『フリージア』。
派手さはないけれど、凛とした花姿と良い香りで人気の高い花です。
今回は、そんなフリージアについてまとめました。
フリージアってこんなお花!
フリージアの基本情報です。
フリージアの基本情報
学名:Freesia
分類:アヤメ科 / フリージア属
和名:香雪蘭(コウセツラン) 英名:Freesia
原産地:南アフリカ
多く出回るのは12月~4月くらい。秋の早い時期には輸入品もあります。
お花屋さんでは年末に「新春の花」として並ぶのと、2~3月に「春の花」として並ぶので、その辺の時期が買いやすいと思います。
価格は1本200円前後。色は黄色が多いですが、白・ピンク・紫・赤などもあります。
フリージアの切花の飾り方・日保ちについて。
フリージアの切花、日持ちはする?
フリージアは比較的日持ちよく、長く楽しめるお花です。咲き進んで、つぼみが順々に咲いて長持ちするタイプ。
茎の下の方についている花から順に咲き、先端へ向かって咲き進んでいきます。
↑最初に咲いた花は萎れていくので、取り除きましょう。
品種や産地にもよりますが、けっこう先端のつぼみまで楽しめるものも。脇枝についたつぼみも咲くタイプのものもあります。
フリージアの飾り方・飾るときの注意など。
水あげはよく、萎れてしまうことはほとんどないと思います。
飾る難しさがあるとすれば、このスッとした花姿をどこでカットするか、でしょうか。
↑主枝をうまく切り分けていけば、無駄なく低い花瓶にも飾れますよ。
フリージアの花言葉は?
花言葉は、『あどけなさ』『純潔』『多くの人に愛されてきた』『優雅』『天真爛漫』 など。
明るくあどけない花の表情から、花言葉がついたとか。
品種・合わせたいお花・おすすめの使い方。
色は黄色・紫・ピンクなど。八重咲きもあり。
一番多い色は黄色ですが、白や紫、ピンクなども出回ります。
最近は「八重咲き」の品種も。ぷっくりしたつぼみも可愛い。
春の花には何でも似合う。
合わせるお花は、やっぱり春の花でしょうか。スイトピーや小花を合わせれば可愛い感じにまとまります。
チューリップやアネモネなどの球根花と合わせてまとめると(フリージアも球根です)、みずみずしく生命力のある花束になりそう。
フリージアは、冬を越えて花を咲かせる春の球根花。季節の花と合わせるのはテッパンで間違いないです。
大型のアレンジより、1輪の美しさを楽しむ花。
個人的な意見かもしれませんが、大きなアレンジにいろんな花と混ぜて使うより、「1本の美しさを愛でる花」の印象が強いです。
1本だけ飾っておいても存在感あるし、香りもあるし、咲き進んでゆくつぼみを日々楽しめます。非常にコスパのよい花な気がしますw
フリージアの豆知識いろいろ。
葉っぱをつけない『ユーロスタイル』
日本の産地から出回るフリージアは、だいたい葉っぱがついたこんなスタイルで流通しています。
切り分けて葉も使う、いけばななどの影響が大きいのかもしれませんね。
ヨーロッパでは、葉を付けずに収穫する「ユーロスタイル」というのが主流だそう。
葉をつけて出荷するスタイルでは、フリージアの成長を調整して、ひとつの球根に対して1本の花を採ります。
ユーロスタイルは、1m以上の背丈になるまで大きく育て、わき枝から採花する”枝切り”で花を採る方法。
フリージア本来の力強さや香りがより引き出される栽培方法なのだそうです。確かに、お花が大きくてしっかり咲きそうなつぼみがたくさんついている印象!
ユーロスタイルについてはこちらのインタビューがわかりやすいです。
切花のフリージア、まとめ。
フリージア、まとめです。
・香りばつぐん!春の花。
・黄色以外にも、白・紫・ピンクなどがある。
・1本で飾っても存在感あり。
・つぼみまでゆっくり楽しめる!
2~3月には比較的安価に手に入るフリージア。おうちで少量飾るにはぴったりの花材ですので、ぜひ一度手に取ってみてください。
参考サイト
●ユーロスタイルで有名な「高成園」。青山フラワーマーケットさんによるインタビュー。https://www.aoyamaflowermarket.com/item/COLUMN_REPORT_003.html
●大田花き・産地ウンチク探検隊!「高成園」さんのレポート
http://www2015.otakaki.co.jp/blog/place/archives/cat51/