見学記

毎年恒例!都内一流ホテルのお正月装飾を見てきました【2022年版】

2022年、あけましておめでとうございます。

ハナラボノートの新年恒例企画、『都内高級ホテルのお正月装飾巡り』

2017年のお正月から続けている見学企画ですが、昨年はコロナ禍の影響で初めて見るような大幅な変更を見て衝撃を受けた年でした(東京は緊急事態宣言が出ていて、街に全然人がいなかったっけ)。

昨年より多少落ち着いている現在ですが、2022年のお正月装飾はどうなったのでしょうか。

2021年12月30日・31日に、老舗ホテル3軒+毎年素敵な外資系ホテルなど5軒、計8軒のホテルを巡ってきました。

2022年のお正月、都内一流ホテルのお正月花はどんな感じだったのか。じっくり見ていきましょう!

御三家!三大老舗ホテル

帝国ホテル

帝国ホテルの正面ロビーは超大型の園芸装飾。今年は円形のモチーフがあって、なんだか華やか!

メインに活けられているのはロウバイ。咲き具合も抜群!良い香りです。

金色でおめでたい感じ!

入口にはアルコールと検温コーナー。チェックインカウンター前もパネルがあちこちに。感染症対策は厳重です。

ロビーにはお正月らしいアレンジがいくつかありました。

宴会場側の入口にも、2年前までは園芸装飾があったのですが…。昨年ばっさりカットされて、今年も復活はなし。樽酒だけが置いてありました。

帝国ホテルの正面ロビーは、コロナ禍でも例年の華やかさをキープ。去年よりはお客さんもたくさんいて、人気の写真スポットになっていました。老舗ホテルの気合いを感じますね。

***

お隣の、帝国ホテルプラザの入り口はこちら。今年は斬新な浮かぶ球体!

金色のヤナギで土台が作られています。

ランはバンダ、モカラ、エピデンドラム、オンシジウム。南天の実も鮮やかで、彩り豊かです。

ここは毎年がらりと趣向が変わるので、見るのが楽しいスポットですね。

The Okura Tokyo(ホテルオークラ)

オークラのメインロビーはいつも通り、石草流・奥平清鳳氏の大型いけこみ。六角形の池に、苔松・苔梅・椿が活けられています。

優しいピンクの梅がちょうどほころび始めていい感じ。

ラウンジには大型の活けこみ。五葉松と苔梅のみのシンプルな組み合わせ。

苔梅についている「苔」は、コケじゃなくて地衣類なんですよ(マメ知識)

五葉松は厳かな感じがして良いですね。渋い。

オークラのメインは昨年と同じ花材の組み合わせでした。ピンクの梅、あまり見ないけど上品で良いですよね。あえて大きな変化をつけず、毎年安心感のある渋い装花です。

ホテルニューオータニ

御三家の中では一番お花が多く、お正月感のあるニューオータニ。今年もメインロビー入り口にはどーんと樽酒と両脇に大型活けこみ!草月の作品です。

今年は花車ですね。

赤い実は西洋ウメモドキ(ウインターベリー)。ここ数年で、使われているのを多く見るようになりましたね。

1階降りて、催し物会場の入り口にも巨大な活けこみ!

松、竹、椿、コチョウラン、西洋ウメモドキ、オンシジウム、黄色の大輪菊。

糸菊みたいな華やかな菊!

館内の柱や壁にはお飾りのような装飾が。こちらも例年どおりですね。

フロントや受付、ラウンジのあちこちにお正月らしいアレンジ。

アマリリス、アルストロメリア、ストレリチア、千両などなど。たくさんの花材が使われていてホッとします。

ユリ、バンダ、西洋ウメモドキ。

ニューオータニは昨年も「今までどおり」を貫いて、お花を減らさなかった(ように見えました)だけに、今年も華やかなお正月花を見られました。ありがたい!


スポンサードリンク




ラグジュアリー!外資系ホテルなど

シャングリ・ラ・ホテル東京

東京・八重洲のラグジュアリーな外資系ホテル、シャングリ・ラ・ホテル。

1階エレベーター前のスペースは、松と南天、雲竜梅の活けこみ。去年よりは力が入っているみたいでよかった…(ホッ)。流木もカッコイイ。

黒い枠に松を立てて活けてあるんですね。ガラスの水盤。

高層階のロビーへ。エレベーターを降りると…

あれ?ここは例年よりちょっと寂しいかも。松・柳・雲竜梅・南天の活けこみです。

チェックインカウンターの両脇には鏡餅と、松と南天、雲竜梅が活けてあります。ここもわりと凝ったアレンジを置いていたのになあ。

宿泊者エレベーターへ向かう途中の鏡の前は、今年はシンプルに赤バラのみ。素敵ですが、毎年趣向を凝らした大型アレンジがあった場所なのでちょっと寂しいですね~

1階下のエレベーターホールはコチョウランと、シンビジウムの小さなアレンジ。

待合のテーブルにも茶色いシンビジウムのアレンジ。南天・シンビジウム・茶色いマムでシックな雰囲気。

昨年も、日本のホテルより外資系ホテルの方が影響大きいな…と思いましたが、今年もそうなのかも。

コロナ前のシャングリラホテルは、シンプルながらもお花をたくさん使った個性的なアレンジが特徴的だったので、「減ったなあ…」感はやや強め。全体に渋い色味で、抑え目なお正月花になっていました。

マンダリンオリエンタル東京

日本橋のマンダリンオリエンタルは、今年は1階ロビー前のみ見学しました。暗めの照明のロビーにスポットライトが当たる場所。

今年はプロテアだ!

プロテア・ハボタン・南天の実。

枝ものは松・金柳・竹。

受付の両脇にあった背の高いアレンジふたつは、昨年からなしに。今年も復活はならず。

ペニンシュラ東京

日比谷公園を望む、ペニンシュラ。メインの入り口から入ると、大型のアレンジがどーん!!

大輪のマム、オンシジウム、ストレリチア、千両がもりもり。

大輪のマム!品種はチスパかな?ラウンジの各テーブルにもこのマムと千両を活けたアレンジが1つずつ置いてありました。

エレベーター前には背の高いアレンジ。松・白梅・千両にストレリチア。シンプルに見えますが、蛇の目松・大王松・黒松(?)と3種の松が使われています。

ストレリチアはお正月感ありますね。

裏手の入り口のアレンジも、松・千両・白梅のアレンジ。

昨年は検温ゾーンでつぶれてしまっていましたが、今年は小さなアルコールディスペンサーが置いてあるだけだったので、しっかりお花が見えました!

松は凛として。

ペニンシュラは、私が見ている中ではコロナ前と後でアレンジが最も変わったホテルです。

興味ある方はぜひ昔の記事を見てほしいのですが、お花もりもり!おめでたい色!水引も凧も入れちゃう!みたいな、超ボリューミーアレンジだったのです。

いまは枝もの重視、シンプルな感じに。

これは方針が変わったのか、花屋さんが変わったのか、コロナ禍の影響なのか…想像するしかありませんが、5年も見ていると変化があるものです。

ザ・リッツカールトン東京

六本木、東京ミッドタウン内のリッツカールトンは、高層階のロビーへ。昨年から飾る場所をラウンジの中央に変えています。

あざやかな赤い枝はサンゴミズキ。まっすぐ活けるだけでなく、組んである部分もあり、サンキライの赤い実をからめています。

お花は、オレンジとピンクのピンポンマム、白いハボタン。

ラウンジ入り口も両脇に。

待合のテーブルには、ピンポンマムが一輪。

一昨年までのリッツカールトンは、ロビーの前に大きな丸テーブルを置いて装飾がされていました。

おそらく、待っているお客様が密にならないように(ディスタンスがとれるように)、昨年からこのスタイルに変更に。

昨年はちょっと寂しくて残念だな~と思ったのですが、今年はラウンジを利用しない人にもお花がよく見えるように改善されているように感じました。サンゴミズキもふんだんで、お正月らしい雰囲気が出ていました。

キャピトルホテル東急

最後は、溜池山王駅直結のキャピトルホテル東急。草月の大型作品が見られるホテルです。

が!!なんと、今年は生花がゼロ!!

紅白に塗り分けられた流木。迫力はある。

通路のアレンジは木瓜・南天・松・プロテア。

レストラン入口のアレンジは例年通り、ランがもりもり。

ホテルから地下鉄へつながる通路にも、草月の作品があります。ここは椿と松!(生花ゼロじゃなくてよかった…)

1階の入り口は、オブジェの横に竹と流木の作品がひとつ。

ここはいつも草月の大型の活けこみが見られるホテルなのですが、こういうパターンもあるのか…と、ちょっと複雑な気持ち。

コロナ禍が関係あるのかはわかりませんが、例年とは違うパターンで来た!のは確かです。

まとめ:まだまだコロナの影響大

2022年のお正月花。昨年からのコロナ禍はまだまだホテル業界に大きな影響を及ぼしていそうだな…と思いました。

昨年は生花を使っていたのに今年はやめたり減らしていたり…という場所もあったり、影響は案外長引いていくのかもしれません。

 

また、ピンクや赤などの花がほとんど使われていないのも印象的です。ユリや葉牡丹、グロリオサ、水仙など「ザ・お正月」なお花や水引もほとんど使われていませんでしたね。

代わりに「枝もの」の存在感は増していると感じました。松も色々な種類が使われていたし、梅、ロウバイ、木瓜など花枝も多かったです。

これはトレンドなのか、コロナ禍での苦肉の策なのか(枝物は活けたあとの管理が楽)、世界中が大変な時代ゆえの配慮なのか。

正解はわかりませんが、コロナ前の世界とコロナ後の世界、大きく変わったというのは確かです。ぜひ2017~2020年までのお正月装飾と比べてみてください。

―――――

6年続けた、一流ホテルのお正月装飾を見るシリーズはこれで一区切り。来年はまた別の形で、なにかお正月らしい企画を考えたいと思います。

丁寧に対応してくださったホテルのみなさん、本当にありがとうございました。ホテルのお花屋さんも本当に大変な状況だと思いますが、コロナ禍を乗り越えて、また華やかなお花を見られることを祈っています…!!

関連記事:2017~2021年の一流ホテルのお正月花見学記

>>都内高級ホテルのお正月花はコロナ禍で変わった?都内高級ホテルのお正月装飾を見てきました!【2021年版】

>>都内高級ホテルのお正月装飾を見てきました!【2020年版】

>>都内高級ホテルのお正月装飾を見てきました!【2019年版】

>>都内高級ホテルのお正月装飾を見てきました!【2018年版】

>>都内高級ホテルのお正月装飾を見てきました!【2017年版】

おまけ:年末の都内おさんぽスナップ

ニューオータニのカーペットが苔庭みたいだった!
日本橋コレド室町にある「にんべん」本店のお花。買い物客はたくさんで、街は賑やか
日本橋のビル前にあった門松。南天・だいだい・裏白もすべて本物。こういうのも少なくなりました
日本橋三越入ってすぐのアレンジ。これも草月の作品です

 

そして今年「アレ?」と思って過去写真と比べて気づいてしまいました…。日本橋三越の門松もサイズダウンしてるーーー!

昨年は2020年までと同じだったので、今年からの変更ですね。百貨店も大変なんだろうな…頑張ってほしい…!

 

 

 

 

 

 

関連記事