クレープとお花だって…?なんて女子で可愛い組み合わせなんだ。
数日前、ツイッターで見かけたこの記事。
渋谷の住宅街にあるクレープと花のお店「TAJIMAJI(タジマジ)」。渋谷・恵比寿・代官山の中間エリアに新しくできたお店です。
なぜクレープとお花?そしてもっとおいしくなるはず、と研究を重ねたクレープの秘密を伺いました。https://t.co/o7wwH4GCHG pic.twitter.com/i099oUhINY
— CAKE.TOKYO (@caketokyo_info) 2017年6月7日
オープンは今年の4月。まだできて2か月ほどの新しいお店。
ネットでは「クレープとお花に胸きゅん」とか「フォトジェニックなオシャレカフェ」みたいに紹介されているよう。
しかしながら、花カフェ経験者として、飲食店とお花屋さんの両立はめっちゃ大変だ ということを身をもって知っているよ私は。
記事では、お花部門のことは詳しく触れられていません。どういう形態でやっているんだろう、と興味津々。
ちょうど近くに行く用事があったので、早速のぞいてきました。
クレープとお花のお店「TAJIMAJI(タジマジ)」
渋谷から徒歩10分ほどでしょうか。
渋谷と恵比寿と代官山のちょうど間あたり。ちらほらとオシャレなお店もあるけど静かな場所に、そのお店はありました。
オシャレで感度の高そうな女子がずらり。やはり紹介されるだけのことはあります。
この建物の2階のビストロが、オーナーだそうで。建物全体が可愛い雰囲気。
ちょうど人で隠れてしまっていますが、店内に入る前の右側に小さなカウンターと水場があり、ここがお花屋さんの作業スペースのようです。
入口にはドライフラワーが干してあり…
店内入って右側にお花や雑貨が並びます。ナチュラルなウッドベースの内装。
お花は5~6種類。ちゃんと1本ずつの値段もついています。
奥の雑貨ケースの中には、ケイト・グリーナウェイの花言葉本が!うむむ、やるな。
生花の作り置きブーケのようなものはありませんでした。
店内・外両方に、ドライフラワーのブーケが無造作に。1束1000~1500円ほどで販売されています。
せっかくなのでクレープを注文するよ
せっかく来たのでクレープを食べますよ!
クレープにはすべて花の名前がついています。味のイメージとお花のイメージが相まって楽しい感じ。
さりげなく「花に合う紅茶」とか「花束とクレープ」などのメニューが。なんて乙女なの…
注文すると、番号札を渡してくれます。
これがまたカワイイ。そこらへんの食堂の食券とはワケが違います。ここは代官山だからね!
クレープはカウンター内で焼いてくれます。そのほか、ちょっとおみやげに買って帰れる焼菓子なども置いてありました。
混み合っていたので、店外で待つことしばらく。
クレープ、きましたー!!
うう、カワイイ。
悔しいけれど、これはもうお花をバックに写真を撮るしかないでしょう。
チューベローズ・バナナ(左)と、ホワイトローズバッドミルク(右)。
私はチューベローズ・バナナをいただきました。生地はモチモチ、チョコとバナナと生クリームに、フレッシュミント、ほんのりシナモンとカルダモンを感じる大人の味。
お値段は高めですが、確かにコレは美味しい。パティシエがこだわってつくっているとのこと、只者ではないクレープです。
「フォトジェニック」であることの重要性。
このお店を語るうえで外せないのは「フォトジェニック」という言葉でしょう。
この言葉を自分が使う日が来るとは思いませんでしたが、んもう店のいたるところが「いい感じの写真スポット」。
お客さんは流行に敏感そうなオシャレ女子ばかり。
そして100パーセント!みんな写真を撮っていました。これみんな絶対インスタにあげてるね。むしろあげるために来ているのかもしれない。
そしてそんな「フォトジェニック感」を最大に盛り上げている背景は、お花です。
花カフェをやっているとき、花で売上をたてる難しさは痛感しましたが、花があるから来てくれるお客さんがいたのも事実。花は商材であり、広告でもあるのです。
広告のための経費と考えれば、数種類のお花を素敵に置いておくのはむしろコストパフォーマンスがよいのでは。
現代のように素敵な写真が拡散して人を呼ぶような時代 には、お花の果たす役割は意外と大きいのかもしれません。
(花カフェやっていたときインスタがあったら…と思ってしまった)
ちなみに、インスタグラムで検索してみたらこんな感じでした。女子…!
次回はお花も注文します…!
さて、それでお花は売れていたのか?というと…
たくさんのお客さんがいましたが、お花を買っている人は見当たりませんでした。
実際、スタッフはクレープの注文をさばくのにてんやわんや。
スタッフは3人いましたが、注文したら誰が対応してくれるのかな?どんなオペレーションで?と興味はあったものの、後ろに並んでいる人もいるし、注文しづらくて今回は買わずに帰ってきてしまいました。
次回行くことがあったら!そのときはお花も注文してみようと思います(クレープと同じようなラッピングをしてくれるらしいですよ)。
お店情報
代官山らしい、オシャレで素敵なお店でした。
インスタ映えする写真を撮りたい人、美味しいクレープを食べたい人、新しいもの好きな人、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
*お店はすでに閉店しています(2020年現在)