20歳のお祝いでもある成人式。毎年1月の「成人の日」には自治体でお祝いの会が開かれ、晴れ着を着るのを楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。
最近は、成人のお祝いに友人や恋人同士で花束を贈り合う方がふえています。
特別な日に、大切な人に花を贈る第一歩。花屋としてもとても嬉しく、ぜひ素敵な花束を作ってあげたい…!と考えるところ。
「お花屋さんで花束をオーダーするのが初めて…」「どんなふうに頼んでいいかわからない」というお客様も多いので、注文の際に必要なことをまとめてみました。
初めての花束オーダーの参考にしてくださいね。
成人式の花束、注文はいつすればいい?
注文は1週間前までにするのがベスト
花束を贈るぞ!と決めたら、お花屋さんに予約をしましょう。
こんな色にしたい、こんな花を入れてほしい、などの希望は、10日~1週間前くらいまでに予約してくれると対応できます。
生花の市場は毎日あるわけではないので(週2~3回)、ギリギリだとタイミングによっては希望のお花を用意できないのです。
特にこだわりがなかったり、前日になって「予約忘れてた!」という場合でも、電話1本入れて予約はしておいた方がいいです。
花束は作るのには時間がかかりますし、成人式などのイベント日は他の予約も立て込んでいることが多いので、当日飛び込みだと断られてしまう場合も。
「明日の○○時に取りに行くので、予算〇〇円で花束をお願いします」と電話を入れておくだけでも当日焦らずにすみますよ。
・注文は1週間前までに済ませよう
・ギリギリになっても予約しないよりはした方がいい!前日でも予約は入れよう
予約の重要性についてはこちらの記事も。
>>予約をしないと素敵なアレンジは買えない?お花屋さんにおけるスマートな予約のしかた
受け取りは当日の朝?前日?
さて、花束はいつ受け取るのがよいのでしょうか。これは悩ましい問題です。
受け取ってしまうとかさばるし、ずっと持ち歩くのも大変そう。また、当日朝は着付けなどもあってバタバタしますよね。
渡す直前に花屋さんに寄れるならそれに越したことはありませんが、難しい場合もあるでしょう。朝早くに受け取りたくても、商業施設の花屋さんだと営業時間外に受け取るのは難しいでしょう。
基本的に花束は、保水の処理をしっかりして、涼しい場所に置いておけば、1日たっても元気でいてくれます。
大切なことは、使うのが翌日になる場合は、その旨をお花屋さんに伝えておくこと。
渡すのが翌日だとわかっていれば、それに適した花を使ったり、保水をしっかりしたり、対応の方法は色々あります。どんな場所に置いておけばよいかアドバイスもくれるでしょう。
「使いたいのは〇日の〇〇時頃なのですが、前日に受け取っても大丈夫でしょうか?」と相談しておくことをおすすめします。
・花屋さんの営業時間を確認しよう
・花束は前日に受け取っても大丈夫。ただし予約の際に「使うのは翌日」と伝えておくこと
オーダーの際、お花屋さんに伝えることは4つ
お花屋さんに行ったら、伝えることはこの4つです。
・受け取りたい日時
・用途
・どんな色・雰囲気にしたいか
・予算
詳しく見てみましょう。
受け取りたい日時
前項で説明したとおりです。実際に自分が相手に花束を渡したい日時から逆算して、当日か前日に受け取りましょう。
用途
今回の場合は、成人式なのでお祝いですね。「成人式のお祝いで友人に渡す」など、用途を説明しましょう。
どんな色・雰囲気にしたいか
「ピンク系にしたい」「黄色オレンジ系にしたい」など色味を伝えてもよいですし、「かわいい雰囲気で」「男性に渡すのでかっこよく」などでもよいです。
店頭で注文できるなら、大きさも確認しておくといいでしょう。持ち歩くので袋に入るくらい…など、見本を見せてもらいながらイメージをすり合わせておくのがおすすめです。
予算
自分が予定している予算を伝えましょう。こだわりなく、小さい花束なら1000円くらいからでもオーダーできます。
どれくらいの大きさになるのかわからない、相場がわからない…という場合は、店頭に見本の花束が置いていないか見てみましょう。
予算と大きさは必ずしも比例しないので(作り方で大きさはけっこう変えられるものなのです)、大きくしたいのかコンパクトにしたいのか、自分でイメージを決めてから相談するとよいですよ。
成人式の花束Q&A
花束の注文のとき、よく聞かれることをまとめてみました。
花束の予算は?
一番聞かれるけど一番難しい質問です(笑)。先ほども書きましたが、予算と花束の大きさは必ずしも比例しないので、安くても大きく見える花束は作れるし、高くてコンパクトな花束もあります。
また、「どうしても赤いバラは入れたい」など、こだわりや花の指定があれば金額は高くなりますね。
学生さんが買われる成人式や卒業式の花束は1500円~3000円くらいの予算が多い印象ですが、迷ったらお花屋さんに聞いてみましょう。
花屋さんの選び方は?
若い方は、行きつけのお花屋さんがない場合がほとんどだと思います。当日受け取る花束を頼むときは、アクセスのよさも重要。
自宅近く、乗り換え駅の中、成人式会場の近く…などで探してみてはどうでしょう。できれば事前に行ってみて、作り置きの花束やお店の雰囲気を見て、好みを確認するといいですね。
予約は電話でしてもいいの?
お店に足を運んで注文できればいいのですが、時間がない。そんなときは、ほとんどのお店が電話での注文も受けてくれると思います。
その場合はどうしても後払い(花束を受け取るときにお金を支払う)になってしまうので、連絡先や取りに行く時間を伝え、予定が変更になる場合はお店に連絡を入れるなどしてくれると花屋さんも安心です。
配達してもらうことは可能?
事前に予約しておけば、金額次第で配達してもらうこともできるかもしれません。お店に相談してみましょう。
成人式会場の入り口で…のような不特定な場所へ配達することは(おそらく)難しいので、前日夜に自宅に届けてもらう、などが良いかもしれませんね。
色や花の選び方はどうすればいい?
これは完全にお好みなので、好きなようにどうぞ!と言いたいところですが、迷ってしまう方は以下のような点をヒントに考えてみてはいかがでしょうか。
・相手が好きな色、似合いそうな色で色指定する
・当日着る晴れ着の色に合わせる
・渡す相手の雰囲気を花屋さんに伝えておまかせする
・いい花言葉の花を入れる(幸福、門出、などお祝いっぽい花言葉の花など)
1月はチューリップやスイトピーなどお手頃な春の花が旬の時期でもあるので、お花の種類も豊富です。(ただし青い花は非常に少ないので青系ご希望の方はご注意を…→花屋が選ぶ!花束に使える 【青い花】 リストをまとめたよ。
お花屋さんに「おまかせ」も全然アリ!渡す相手がどんな人なのか伝えておまかせ、というオーダーもたくさんありますよ。
初めて花屋さんに行く人に伝えたいこと
いろいろと書いてきましたが、はじめての方がお店に来て花束を注文してくれることは、お花屋さんにとっても大変嬉しいこと。成人のお祝いの大切な場面に、花を使おうと思ってくれた!というだけで、はりきって花束つくるぞ!という気持ちになるってものです。
最初は注文の仕方がわからなかったり、花の選び方がわからなかったり、緊張することもあるかもしれませんが、わからないことは臆せず聞いてみてください。きっと親切に教えてもらえるはず。
そんな最初の一歩に、この記事が少しでもお役に立てれば嬉しいです。
成人を迎えられるみなさんが素敵な一日を過ごせますよう、花業界のひとりとして陰ながら応援していますよー!
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>>成人式や前撮りに!生花の髪飾り(ヘアード)をお花屋さんに注文する方法とコツまとめ
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