こんにちは。お花に関係する行事をご紹介する【お花屋さんの花行事】のコーナーです。
お花を楽しむ人には、季節ならではのお花を逃さず楽しんでほしい。お花を売る人には、うっかり忘れずお客様に情報を伝えて売ってほしい。ということで、お花に関係する行事を毎年リマインドしていこうと思います(忙しいと忘れちゃうしね)。
今回は、まだ寒いけど先取りの春!!
1月21日、「スイートピーの日」 のご紹介です。
『スイートピーの日』の由来
スイートピーの日は、「日本スイートピーの会」が認定した記念日。
日本スイートピーの会とは、愛知県・岡山県・大分県・宮崎県のスイートピー生産者が立ち上げた会で、スイートピーの旬の時期である1月21日を「スイートピーの日」としてPRをしています。
由来を見ると、
スイートピーの旬の時期であるとともに、3種類の花びらが左右対称に➀➁➀と並んで一つの花となっていることから1月21日となりました。
とあります。
(大田花きホームページより)
うーん、わかるような、わからないような?
それよりも、1月21日に決まった理由としてもうひとつ大きなのは…
1月21日は、あの松田聖子さんの名曲『赤いスイトピー』のリリース日!
『赤いスイトピー』のリリースは1982年の1月21日。あの曲のおかげで、スイートピーが一気に認知されたことは間違いないでしょう。現在のスイートピー人気は、聖子ちゃんのおかげと言っても過言ではありません。
メインの産地から多く出荷される1月は、切花としてのスイートピーの旬。
また、「門出」という花言葉をもつことや、1本当たりの単価が低めで小さな花束にも使いやすいことから、この時期からの送別シーズンに活躍することも理由のひとつかもしれません。
花屋的な体感としては、1月~3月上旬くらいがスイートピーを楽しんでほしい季節なのです。
春の花の花言葉をまとめた記事はこちら。
スイートピーの日の楽しみ方は?
スイートピーの日である1月21日頃、花屋の店頭にはごく普通にスイートピーが並び始めていると思います。
スイートピーはある程度まとまった数で見た方がインパクトがあるので、10本~20本でまとめて花束にするのもおすすめです。1本あたりは150円~200円くらいなので、お財布にもやさしい。
スイートピーの日だから!と自分で部屋に飾るのも良いですし、日ごろお世話になっている人へプレゼントするのもよいでしょう。
たっぷりのスイートピーを花束にするのでしたら、事前に予約をしてくださいね。
そもそも『スイートピー』ってどんな花?
お花屋さんには1月~3月頃に多く出回る、春を代表するお花のひとつです。マメ科の植物なので、「sweet pea=甘いエンドウマメ」なんですね。
ひらひらした花びらとパステル調で豊富な色バリエーション、さわやかな香りが特徴。甘く、可愛らしい印象の花です。
特に色が豊富なのが楽しいポイントで、白・クリーム・ピンク濃淡・紫濃淡・赤などが天然の色。黄色やオレンジ、緑など染めのスイトピーもごく普通に出回っています。
最近では、茶色や黒、ベージュなど個性的な色の染めも多く登場。表現の幅が更に広がっています。
スイートピー含め、春にしか出回らないおすすめの切花についてはこちらに。
お花屋さん的・イベントの仕掛けアイデア。
やっぱり1月はスイートピーフェア!でしょうかね。全店で『赤いスイトピー』をかけまくるとか。
また、スイートピーの魅力の一つは「香り」。品種によって香りも違ったりするので、いろいろな品種を並べて香りの提案なども楽しいかもしれません。
色とりどりのスイートピーを並べて、街行く人たちにも春の訪れを感じてもらいたいものです。
そろそろ考えておきたい、送別会のお花についてはこちら。
春の終わりから初夏にかけて出回る、宿根スイートピーも可愛いです!