みんな大好きな春の花といえば、スイートピー。ふわふわとした花姿と甘酸っぱい香りを思い浮かべる方も多いでしょう。
そんな春のスイートピーシーズンが終わったころ、ちょっと小さなスイートピーが出回るのをご存じですか?
今回は、宿根スイートピー(サマースイートピー)について、その魅力を解説します。
宿根スイートピーとは?
宿根スイートピーとは
春によくお花屋さんに並ぶスイートピーは、一年草のスイートピー。それに対し、サマースイートピーは宿根草です。
市場やお花屋さんでは「サマースイートピー」または「宿根スイートピー」と呼ばれます。
学名を見ると、一般的なスイートピーは、Lathyrus odoratus。宿根スイートピーはLathyrus latifolius です。
また、後述する人気の品種『ブルーフレグランス』は、Lathyrus nervosus。どれも同じラシラス属ですが、別種となります。
出回り時期は?
宿根スイートピーの切り花は、4月~7月ごろに多く出回ります(ただ、ひとつの産地から長く出荷されるわけではないので、お目当ての品種がずっと手に入るわけではありません)。
1~3月も出回ってはいるのですが、一年草のスイートピーがメインなのであまり目立たない。春のスイートピーがそろそろ終わりだな、と思ってから初夏にかけて一番目にすることが多い印象です。
切り花として出回る種類
サマースイートピーには、白・薄ピンク・濃ピンク・紫などの品種があります。
また、出回る形として「花茎だけで出回るもの」と「葉やつるも付いて出回るもの」があります。値段も使い方も大きく異なってきますので、どちらを使うかはお好み次第ですね。
花茎だけで出回るものはこんな感じ。25本~50本の単位で取引されます。
葉やつるがついて出回るものはこんな感じ。5本~10本単位で取引され、値段もお高め。
ナチュラルな動きがあって美しいですね。
宿根スイートピー(サマースイートピー)の花言葉は?
サマースイートピーの花言葉は、『門出』『やさしい思い出』『繊細』『デリケートな喜び』『つかの間の喜び』『わずかな楽しみ』など。
一般的なスイートピーと同じと考えてよいと思います。花の印象どおりの、やさしい花言葉ですね。
香りも楽しめるブルーフレグランス
サマースイートピーの中でも、印象が強くファンの多い品種といえば『ブルーフレグランス』でしょうか。
一般に、宿根系のスイートピーはあまり香りが強くないものが多いのですが、ブルーフレグランスは爽やかな香りが楽しめます。
葉やつるがついた状態で出回ることが多いので、ナチュラルなブーケや活けこみの主役としても存在感がありますね。
宿根スイートピーのナチュラルな草姿を楽しもう
スイートピーといえば、ひらひらふわふわとした「一年草のスイートピー」を思い浮かべることが多いですが、宿根スイートピー(サマースイトピー)にも違った魅力があります。
ギュッとしまった小さな花はマメ科らしい形。花びらも厚みがあって傷つきにくく、1本で飾ってもブーケの中に組み込んでも使いやすいです。
また、葉やつるが付いたものなら、動きのある葉物のようにも使えます。その草姿は、春から初夏にかけてのナチュラルで爽やかなアレンジにぴったり。
季節限定のスイトピー。お花屋さんで見つけたら、ぜひ手に取ってみてくださいね。
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