お花のある暮らしをしたい―。そんな方向けに、定期的にお花がとどくサブスクリプションサービスがふえています。
最初はポストに届く気軽なものが多かったですが、最近は宅配便を使って届けてくれる高価格帯のサービスもふえてきました。宅配便ならボリュームも大きくできるので、たっぷりお花を飾りたい、長い丈でお花を飾りたい人にも嬉しいですよね。
宅配で届くお花の定期便の中から今回は『HitoHana(ひとはな)』を試してみました。
宅配便で届くお花はどんな感じ?お花の鮮度は?ポストに届く定期便よりおすすめ?
そんな疑問を解消するべく、ハナラボがプロ目線で(自腹で)レビューします!それでは行ってみましょう。
HitoHana(ひとはな)申込み方法
HitoHana(ひとはな)はインターネットで申込みができます。専用アプリはありません(2021.6月)。
ボリュームを選び、お届け頻度を選びます。嬉しいのは「好みの色」が選べること。
7色のカラーバリエーションから好きな色を設定しておくことができます。もちろん毎回変更することもできますが、特に指示しなければ最初に設定した色が届きます。
あとは住所やお届け曜日を設定し、クレジットカードを設定したら完了。お届けは宅配便なので留守にならない曜日と時間を選んでおきましょう(あとからマイページで変更もできます)。
HitoHana(ひとはな)で選べるプラン
価格プランは1650円から5500円まで6段階。
3300円から上3つの価格帯は箱も大きくなるので、ボリュームや長さを求める方におすすめです。
頻度は「毎週」「2週間に1度」「月に1度」から選びます。少ない量を毎週届けてもらうも良し、ちょっと奮発したのを月1で届けてもらうも良し。お財布とライフスタイルと相談して決めましょう。
今回は一番小さな1650円のプランを、毎週届くように設定してみました。最初に選んだカラーは「ブラウン」。さてどんな花が届くでしょうか。
お花が届いたよ!
どんな箱で届く?
箱のサイズは15×15×29.5㎝。思ったよりコンパクトな箱です。
上はセロファンで中が見えるようになっています。
保水は?
あけてみるとこんな感じ。花束の長さは28㎝くらいです。
保水はゼリーで安心感あり。ゼリーは洗い流して活けましょう。
ほかに同梱されているものは?
延命剤、ショップカード、お花のお手入れカード。それ以外に、毎回テーマの花のカードがついてきます。
これがなかなか可愛い!
知識もふえるし、集めていきたくなります。
1回目のお花
5月の最初スタートは、カーネーションから。ベージュ系のカーネーションとリューカデンドロン、ユーカリ、スターチスで渋い茶系にまとまっています。
2回目のお花
2回目のテーマフラワーはスプレーバラ。”ラディッシュ”というちょっと変わったスプレーバラが入っていました。大きいバラもいい香り!品種名がわからないのはやや残念。
5月はユーカリ、新芽で水あげ難しい季節です。先端が枯れちゃうのは仕方ない。
3回目のお花
3週目はカラー変更をして「白系」にしてみました。テーマフラワーは芍薬。枝物のヒメリョウブは水が下がって届きましたが、枝を割って水揚げしなおしたらピンと戻りました。
枝物は水が下がりやすいので、より親切な説明が必要かもしれません。慣れている人なら水あげし直せばいいとわかるけどね。
ふんわり、咲いてきたところ。芍薬のほかは、ヒメリョウブ・タラスピ・スプレーカーネーション。星形のミニティアラという品種シリーズですね。
4回目のお花
カラー変更をし忘れて、またブラウンに戻ってしまいました…。変更しないと最初の設定の色になるんだな。
今回のテーマフラワーはクレマチス。季節のお花をがんばって入れてきますね。細葉のユーカリは丈夫できれいにドライになりました。
先週の芍薬もまだキレイ。週1のペースが速くてやや渋滞気味です(笑)
5回目のお花
5回目はカラー変更して「ピンク系」にしてみました。テーマフラワーはデルフィニウム。スカシユリとアルストロメリア、デルフィニウム、スモークツリ―の組み合わせ。
今までの中で一番好きかも。
小輪のアルストロメリアがかわいいです。今までの中で一番種類は少ないけど、質が良く長持ちするお花でした。
6回目のお花
6回目のお花はクチナシだというので、白系に変更してみました。バラ・クチナシ・セルリア・マトリカリア・アルケミラモリス・ゼラニウムの6種。
いろんな種類がちょっとずつ入ってくる組み合わせ重視のパターンと、先週のようなシンプルなパターンがあるんですね。色味の好みだけではそのあたりが選べないのがちょっと残念でもあります(シンプルな方が好き)。
HitoHana(ひとはな)やってみての感想
1650円のプランを6回受け取ってみました。お花の新鮮さは問題なし。季節感のある花を入れようとしてくれているのにも好感が持てました。
送料込みの1650円に対しては、コスパはかなり良いのではないでしょうか。自分で花屋さんで買うのとそれほど変わらない内容が宅配で届くのはすごい。
良かったポイントは、
・色が選べる
・毎回ついてくるポストカードが良い!集めたくなる。
・管理画面から先の予定まで変更できるのが便利
なんといっても毎回のポストカードがいいですね。ついつい集めたくなるし、ちゃんと集めていけば図鑑のように知識のストックになります。
また、管理画面が親切で使いやすいのも高評価。次回の変更だけでなく、けっこう先の予定までいじることができるのが便利。旅行の予定などがあるときでも、余裕をもって変更できます。
変更は3日前の0時まで。(実質的には4日前?私は金曜配達にしていたので、火曜0時がしめきり。つまり月曜中に変更が必要でした)
毎週プランだとこれはちょっと忙しいかな。色の変更したかったのに間に合わなかったことが何度かありました。隔週お届けくらいの方が余裕があっていいかもしれません。
変更可能締め切り前にはメールがくるので、チェックしてすぐ変更作業を。このときテーマフラワーがわかるので、それを参考に色味を変更できるのも良かったです。
―――
配送について、夏の暑い期間はクール便がおすすめされています(自分で変更するので、普通便のままでもOK)。
送料が少し高くなるけれど、これは宅配便ならではのサービスですね。より良い状態で花を受け取ることができるので、ポストに届くものより品質面では安心できそう。
初めての方はまず「隔週」くらいで頼んでみて、ライフスタイルに合わせてボリュームや頻度を調整するのがおすすめです!
HitoHana(ひとはな)の運営会社は?
Hitohana(ひとはな)を運営しているのは『株式会社Beer and Tech』。
花や観葉植物のEC販売を中心として、「花き業界をデジタル化する」をモットーに掲げています。CEOの森田氏は、ご実家がコチョウランの生産農家。流行りのITベンチャーかと思いきや、花き業界のことをよく理解したうえでのスタートなのですね。
じつはハナラボも、定期便サービスを始められる前からECサイトは見ていて、法人向けお祝い花のおまとめサービスや、鉢カバーや花瓶まで丁寧に網羅したネットショップに注目していました。
インターネットを使って、よりわかりやすく、よりよいお花を届ける。採用面ではフローリストの働きやすさにも言及しており、勢いのある会社だなと思います。今後の動向にも注目ですね。
>>花き業界をデジタル化する「HitoHana(ひとはな)」モデルーーCEOの視点:Beer and Tech 森田氏(BRIDGE)
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