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【5月のお花屋さん】おすすめの旬の花・誕生花・イベントまとめ

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お花屋さんの繁忙期といえば、なんといっても5月!


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みなさんご存知の「母の日」がありますね。

実はそれ以外にも、5月の前半は、お花を飾ったり、贈る行事がたくさんあります。

今回は、この時期に是非取り入れて頂きたい行事やお花をご紹介します。

5月の誕生花*スズラン・カーネーション

5月のイベント

スズランの日(5月1日)

フランス発祥のJOUR des MUGUETSと呼ばれるこの日。

1561年、フランス王・シャルル9世が側近より贈られたスズランの花束に感動し、宮廷の女性たちにプレゼントしたことが始まりと言われています。

幸せの象徴とされたスズランを愛する人に贈る行事として庶民にも根付き、この日は子供たちも森で摘んできたスズランを街中で売ることも出来るそうです。

小さくて可憐な姿や、香水にも使われる華やかな香りは、初夏が近付く風物詩。

華美になり過ぎず、小さなグラスに飾ったり、プチギフトとして贈るにも、とても手頃で喜ばれるギフトになるのではないでしょうか?

ただし、花をはじめ、根や茎、花粉には毒性があります。飾る時には、ペットや小さなお子様に注意しましょう。

5月1日は、フランス発祥『スズランの日』。可憐なスズランの花を贈ろう!こんにちは。お花に関係する行事をご紹介する【お花屋さんの花行事】のコーナーです。 お花を楽しむ人には、季節ならではのお花を逃さず楽...

端午の節句(5日5日)

端午の節句は男の子の節句と言われ、鯉のぼりや兜や五月人形などを飾って、健やかな成長を祈願します。

その際、飾るお花といえば、花菖蒲。

「菖蒲」が「尚武」と同じ読みになることや、葉が剣の形に似ていることなどから、男の子の節句に欠かせないものとなりました。

お花屋さんで見かけるのは、この時期だけ。季節の行事のお花として飾るのも素敵です。

たくさん飾るというより、2、3本、高さを変えて飾るのがおすすめ。一輪一輪、美しく見えるように飾ります。

こどもの日の花菖蒲を長く楽しむ!二番花の咲かせ方【端午の節句】こどもの日(端午の節句)に飾る花といえば、花菖蒲。 お花屋さんでつぼみの花菖蒲を買ってきても、あっという間に咲いてしまい、翌日には...

また、端午の節句といえば、菖蒲湯。

同じ菖蒲の名がついていますが、じつはまったく別の植物。

花菖蒲はアヤメ科で、お風呂に用いるのは「葉菖蒲」と言われるサトイモ科の植物。独特の香りを持ち、魔除けとしても用いられます。

菖蒲湯に入れる菖蒲と切花でかざる花菖蒲は、全然別の植物って知ってた?【こどもの日】こんにちは。ハナラボノート(@hanalabonote)です。 5月5日はこどもの日。端午の節句ですね。 5月5日にやること...

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母の日(5月第2日曜日)

アメリカの女性が、亡き母が日曜学校を勤めた教会で記念会を開いた際、白いカーネーションを送ったことが起源とされています。

そのため健在の方には赤、亡くなった方には白のカーネーションを贈るのが一般的になりました。

世の中には様々な贈り物がありますが、由来からも分かるように、母の日の一番ベーシックなギフトは、カーネーション。どんなに花を知らない方でも「母の日に贈る花」といえばすぐに理解してもらえるほど、メジャーなお花です。

毎年お花屋さんでも、ブーケやアレンジメントなどオリジナル商品が多数出回り、以前贈ったものと被らない工夫や、すぐにピックアップ出来るように心配りをされています。

普段、お花を買わない方でも、イメージがしやすく、選びやすくなっています。

母の日のカーネーションといえば赤!という方も多いですが、じつはカラーバリエーションはかなり豊富!

毎年のことなので、去年と違うカラーリングのお花を選ぶ楽しみもあります。

なかでも紫色の「ムーンダスト」は高級品。色味もエレガントで、上級のギフトにびったりです。

カーネーション以外ならどんな花?

「カーネーション以外のお花を贈りたい」という方もいらっしゃいます。

ゴールデンウイークから母の日にかけて、お花屋さんのラインナップはカーネーションの割合がかなり高くなります。

そのため、細かい要望に応えられなくなることも。カーネーション以外の花で、個性的な花束を!と思っている方は、出来るだけ早めの相談や予約をおすすめします。

切花のおすすめは、お好きな方が多いバラや、この時期ならではのシャクヤク。

特にシャクヤクは、豪華な花姿と、華やかな香りで人気。実は、フランスでは母の日に贈る花としてお馴染みのお花です。

鉢物では、この時期たくさんの種類が出回るのがアジサイ。

ボリュームがあり様々な色味が楽しめること、少し手入れをすれば来年以降も花を咲かせやすいことから、長くお花を楽しみたい方におすすめです。

プチ情報:母の日のお花屋さん

いつもの何倍ものお客様を迎えるこの時期、少しでもご不便をおかけしないよう、お花屋さんは裏で様々な対策を取っています。

オリジナル商品を考案してリーフレットを作ったり、早めのご予約にはプレゼントを付けるお店もあります(少しでも早くご予約をいただけると助かるのです…!)

母の日など「モノ日」と言われるイベントは、普段の10倍、20倍の忙しさになることもザラ。

スタッフの人数やお店の立地・広さなどによって、承れる注文数も限りがあり、一定数を超えると予約を締め切ることもあります。

当日はご予約頂いたお品物のお渡しだけでも、いつも以上にお時間が掛かる場合があります。受け渡しは少し余裕を持っていただけると幸いです。

配送の場合はどこの運送会社さんも混雑するので、当日にお届けすることが難しい場合もあります。予約同様、受付できる数が決まっていることもあります。

「どうしても母の日当日に届けたい」という方は早めに手続きをすることをおすすめしますが、「母の日をあえて外す」ことで良い品物を贈れるという面もあります。

花業界としても、コロナ禍で密を避けるため「母の日」ではなく「母の月」を提唱していますが、今年に限らず1日集中のモノ日にはリスクがつきもの。

4月なら母の日前後よりバリエーション豊富な鉢物を探すことができますし、5月~6月に旬を迎えるシャクヤクやバラ、ユリなどをタイミングよく贈るのもひとつの案。「どうしても当日に!」でない方は、少しずらした母の日をおすすめします。

―――

お花屋さんの業務としては、いつもの何倍ものお花を入荷して店頭に並べたり、普段では考えられない量のブーケやアレンジメントを作るため、遅くまでの作業は必至。

お店以外の作業場を借りたり、場合によってはホテルを取って帰宅時間を気にせず作業をする…なんてことも。

「お花屋さんで働いてみたい!」という方には、母の日の短期アルバイトの採用をするお店もあります。お花に触れる機会は少ないかもしれませんが、初心者の方でも出来る作業がたくさんあります。

いち早く入荷したお花を見たり、実際の仕事を間近で見ることが出来るので、体験入店のような経験が出来ると思います。お花屋さんで働いてみたい方には絶好の機会です。(母の日の忙しさを経験したら、かなりスキルアップになりますよ!)

5月のデイリーフラワー

シャクヤク

シャクヤク

この時期ならではの華やかなお花で、お好きな方も多いのではないでしょうか。

あの小さなつぼみから爆発したように大輪の花を咲かせる様子は、毎年見ていてもうっとり。満開になるまでの変化を楽しんでほしい花のひとつです。

固いつぼみは少し揉みほぐし、蜜が付いている時は濡れたふきんなどで拭き取ると咲きやすくなりますよ。(蜜が付いた状態では、花びら同士がくっついて開かないことがあります。)

みずみずしいスノーボールや、初夏を感じられるリョウブなどを合わせると、季節感のある花合わせになると思います。

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5月前半は、母の日。カーネーション一色になるお花屋さん。

いつもと違う雰囲気になるかと思いますが、少し余裕を持ってお出かけいただけると嬉しいです。

大切な方への、素敵なギフトが見つかりますように。

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