最近少しずつ定着してきた感のある『イースター』。ディズニーやUSJのイベントがあったり、スーパーでフェアなどをやっているのも見かけるようになりました。
春の行事である『イースター』。由来や楽しみ方、飾りつけに使う素材やカラーのポイントをまとめました。
『イースター』ってそもそも何の日?

イースターはキリスト教の行事で『復活祭』のこと。
十字架にかけられ処刑されたイエス・キリストが、3日後に復活したことを祝うお祭りです。キリスト教では最も重要な行事なのだとか。
「Easter」(イースター)は、春の女神「Eoster」(エオストレ)や、春の月の名前「Eostremonat」(エオストレモナト)に由来すると言われています。
日本にはあまり馴染みのない行事でしたが、2017年にはイオンのCMできゃりーぱみゅぱみゅさんがイースターパーティの宣伝をしたり、ディズニーランドでイースターイベントが開催されたりと、じわじわ「イースター商戦」がふえているように感じます。
『イースター』の日は毎年違う。

イースターは決まった日付の行事ではありません。
イースターは、『春分の日の後の、最初の満月の次の日曜日』。
3月21日の春分の日から、最初の満月の日を見ます。その満月の日の翌日曜日がイースターとなるのです。つまりイースターに決まった日付はありません。
このイースターの日付は、けっこうな幅で毎年変わります。
2019年は4月21日。2021年は4月4日。2022年は4月17日。2023年は4月9日。2024年は3月31日…と、20日以上の差がある年も。
春分の日から数えるので、春分の日が過ぎたら「今年のイースターは何日かな?」と意識しておくと良さそうです。
『イースター』には何をする?

キリスト教において、イースターは重要な日。イースターの日はクリスマス同様に、家族でご馳走を食べてお祝いをして過ごします。
家の中に隠した卵を探す「エッグハント」や、スプーンにのせた卵を落とさずに競う「エッグレース」などの卵を使った遊びも、イースターならではの遊びです。
飾りつけアイテムとカラー選びのポイント。
アレンジメントやブーケをつくるときの「イースターらしさ」を演出するアイテムや、色使いのポイントをまとめてみました。
卵

イースターといえば、カラフルにペイントした『イースターエッグ』。
キリスト教において卵は生命のシンボルであり、復活祭の象徴です。
たまごのピックや、イースターエッグを模した卵型のチョコレートなどを使うのもいいですね。
うさぎ

イースターによく登場するモチーフのひとつはうさぎ。うさぎは多産で、豊穣や繁栄の象徴とされています。
イースターのうさぎは『イースターバニー』と呼ばれ、卵とともにイースターのシンボルとなっています。
鳥の巣・鳥の羽

イースターにちなんだアレンジによく取り入れるのは「鳥の巣」をイメージしたものや、鳥の羽。
イースターのシンボルである「卵」からの連想なのでしょう。
鳥の巣のようなブーケアシストを使ったブーケも、イースターにはぴったりですね。
やさしいピンク、黄色、水色、パステルカラー

イースターは春のお祭り。3月後半~4月に行われるので、春のお花が活躍します。
イースターらしい色使いのポイントは、パステルカラー。やさしいたまご色や淡いピンク、パステル系の水色や黄緑などをミックスすると、イースターらしさが出せるでしょう。
イースターらしいアレンジを楽しもう

日本では宗教的に馴染みがうすいイースター。
パステルカラーのお花に、卵・うさぎモチーフなど、春らしく可愛らしいアレンジが楽しめるイベントです。
店頭に、おうちでの花飾りに、イースターモチーフを取り入れて、春らしいアレンジを楽しんでみてはいかがでしょうか。