ドライフラワーにもなる人気のネイティブフラワーの中で、ちょっと地味だけど使い勝手のいい花といえば『バーゼリア』。
つぶつぶとした丸い花(つぼみ)が集まっている様子はユニークでかわいらしく、ボリュームアップやアレンジの穴埋めにも最適です。
今回は『バーゼリア』をご紹介します。
バーゼリアってこんなお花!
バーゼリアの基本情報です。

バーゼリアの基本情報
学名:Berzelia lanuginosa
分類:ブルニア科 / バーゼリア属
英名:ボタンブッシュ
原産地:南アフリカ
バーゼリアの原産地は南アフリカ。いわゆる「ネイティブフラワー」と言われるジャンルのお花です。
ほとんどが輸入品で、一年中出回っています。出回り量が多いのは秋~冬でしょうか(南半球は春)。秋のアレンジや、クリスマスのアレンジにもよく使われます。
品種も様々あり、黄緑・緑・茶色っぽいものなど。つぶの大きさも大小いろいろあります。価格は1本200~300円くらいです。
バーゼリアの切花の飾り方・日保ちについて。
バーゼリアの切花、日持ちはする?

茎や花がかたくて日持ちがよいのがネイティブフラワーのいいところ。バーゼリアも非常によくもつ花材です。

飾っていたらそのままドライになってた、なんてこともあるでしょう。2週間程度は問題なく日持ちします。
ドライになってくると、細かい葉がパラパラ落ちるものもあります。
バーゼリアの飾り方・飾るときの注意など。

水あげは特に悪くありません。太い茎は枝ものと同じように、割りを入れることが多いです。
バーゼリアの花言葉は?

花言葉は、『情熱』『小さな勇気』 など。
ドライフラワー・クリスマスリースにも活躍

つぶつぶとした形や、茶色みを帯びた色が、クリスマスのアレンジによく似合います。出回り量も多くなるので、クリスマスシーズンにはよく使われているのを見るでしょう。
特に、フレッシュな状態でつくり、徐々にドライになっていくのを楽しむフレッシュリースには最適。よいアクセントになっていますね。
バーゼリアのつぶつぶは花?つぼみ?
丸いバーゼリアのつぶつぶ、これが花なの?と不思議に思う方もいるのではないでしょうか。
よく観察していると、たまに花が咲いているのがあったりします。(撮影は12月)

さらに寄ってみましょう。

ちいさな花が集まって咲いているのが見えますね。
緑色のバーゼリアは、まだ花が咲いていない状態。つぼみがたくさん集まったものだということがわかります。
他のネイティブフラワーとも相性抜群!
オーストラリアや南アフリカ原産の「ネイティブフラワー」はいまや大人気。
ネイティブフラワーについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
▶【花屋の徹底解説】ネイティブフラワーってどんな花?種類は?ドライフラワーになる?

バーゼリアはネイティブフラワーの中でも優秀な名脇役。他の花との相性も抜群です。
切花のバーゼリア、まとめ。
バーゼリア、まとめです。
・南アフリカ原産の『ネイティブフラワー』のひとつ。
・秋~冬に多く出回り、クリスマスにも活躍する。
・ひとつひとつの粒つぶは、つぼみの集合体。
・日持ちが良く、ドライフラワーにもなる。
プロテアやリューカデンドロンに比べれば、ネイティブフラワーの中では地味な存在のバーゼリア。だからこそ、どんなアレンジにも脇役としてマッチします。
特に、クリスマスのアレンジやリースにはとても使いやすいのでおすすめ。クリスマス時期には、ぜひ注目して見てみてくださいね。
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