つやつやした赤い色が特徴の枝ものサンゴミズキ。赤い色合いから、クリスマスやお正月に活躍します。枝もまっすぐに伸びて、印象的。
今回はサンゴミズキをご紹介します。
赤い枝ものとえば、サンゴミズキ

サンゴミズキの基本情報です。
・属名:ミズキ科ミズキ属
・原産地:日本、朝鮮、台湾、中国、シベリア
・和名:珊瑚水木(サンゴミズキ)
サンゴミズキはシラマタミズキの変種です。落葉低木で、春に開花、夏に葉が茂り、秋に紅葉して落葉、冬には落葉した枝が赤く色づきます。
お花屋さんには落葉した状態で出回ります。枝の赤さを楽しむ枝ものです。寒さが増してくるにつれて赤みは強くなります。
サンゴミズキという名前は、横に広がる姿が珊瑚のように見えることからつきました。冬になると枝の色が赤くなり、珊瑚みたいになるのですね。
サンゴミズキの出回り時期、選び方
サンゴミズキの出回り時期
通年出回りますが、10月~4月にかけてが主な出回り時期になります。
1~1.5メートルのものが200~300円くらい。5月~6月頃に白い小さな花をつけますが、花がついた状態で出回ることはほとんどありません。
落葉した状態のものが赤い枝ものとして使われます。出始めの秋は色が淡い状態ですが、寒さが増すと赤みも深くなります。
選び方
選ぶときは、枝がしっかりしていて、赤みが鮮やかなものにしましょう。枝の太さも違いますから、用途に合ったものにしましょう。
サンゴミズキの飾り方、日もち
クリスマスやお正月の生け花、アレンジに

クリスマスやお正月の生け花、アレンジメントによく使われます。季節感が出る赤い枝ものは貴重ですね。
まっすぐに伸びた枝は、長さもあるので、縦のラインを印象付けることができます。冬場のお花と合わせて使いましょう。赤い枝の色は、アレンジメントのアクセントにもなりますね。枝先が折れやすいので注意しましょう。

水あげは、水切りや根元割りで。枝の先端が黒ずんでくることがありますが、2週間以上は日持ちするでしょう。
リースの土台やツリーにも
枝はしなやかで矯めもきくので、リースのベースにすることもできます。
また、先を束ねてツリー状にしたり、カットしてパーツにして使ったりもできます。星型を作ってクリスマスのオーナメントにすることもありますね。
サンゴミズキを組み合わせてかごや格子状にしたりと、いろいろと工夫できます。自分なりの使い方を楽しんでくださいね。
サンゴミズキの花言葉

サンゴミズキの花言葉は「洗練」。
枝が赤くなって洗練された美しさがあることからついたそうです。そのほかに、「耐久、洗脳、成熟した精神」という花言葉も見かけます。耐久は耐寒性の強さから。
「洗脳、成熟した精神」は冬になると赤くなる特徴からついたと言われます。
サンゴミズキに似ているけど違う?レッドウィロー

同じく冬によく出回る赤い枝のひとつで、サンゴミズキによく似ているものがあります。それが『レッドウィロー』。

サンゴミズキより細くしなやかで、こちらはヤナギのなかまです。
サンゴミズキのまとめ
サンゴミズキのまとめです。
・落葉低木で、つやのある赤くまっすぐ伸びた枝が特徴
・クリスマスやお正月時期に枝ものとしてよく利用される
・生け花やアレンジメント、リースの土台に使われる
サンゴミズキは、赤い枝ものとして大変便利です。クリスマスやお正月の時期などに、ぜひ取り入れてみましょう。