ドライフラワーとしても人気のネイティブフラワー。南アフリカやオーストラリア原産のエキゾチックなお花たちです。
その中でも種類が多く、お手頃に手に入れやすいのが『リューカデンドロン』の仲間。切花としても比較的昔から出回っていて、馴染みのある花材のひとつです。
今回はそんな『リューカデンドロン』のご紹介です。
リューカデンドロンってこんなお花!
リューカデンドロンの基本情報です。

リューカデンドロンの基本情報
学名:Leucadendron
分類:ヤマモガシ科 / リューカデンドロン属
原産地:南アフリカ
様々な品種があり、思ったものがいつも手に入るわけではないのですが、「リューカデンドロンのなかま」自体は周年出回っています。ほとんどが輸入品です。
価格も種類によってさまざま。上の写真にあげたような、シングルタイプ(1本で1花ついているもの)と、スプレータイプがあります。
色は濃赤~茶系、グリーン系が多いです。
リューカデンドロンの切花の飾り方・日保ちについて。
リューカデンドロンの切花、日持ちはする?
リューカデンドロンは非常に日持ちの良い花です。2週間近くこのままの姿を変えないくらいなので、夏の暑い時期やスタンド花・楽屋花にも重宝します。

花に見えるのは、苞葉(ほうよう)といわれる部分。これって開いて咲くんですか?と聞かれることがありますが、すごく時間がたってドライっぽくなってくると開いたりします↓

まあ、咲いた姿を鑑賞するものではないのですが…
品種によっては最初から開いたようなものもありますね。
リューカデンドロンの飾り方・飾るときの注意など。

水あげが難しい花ではないので、そのままでも良いのですが、枝もののような感じで茎を割って活けることが多いです。
茎も葉も硬質で、しおれる心配はほぼゼロ。傷んでくるときは、萎れるというより色が変わってくる(葉先が黒っぽくなるなど)ことが多いです。
リューカデンドロンの花言葉は?

花言葉は、『物言わぬ恋』『閉じた心を開く』 など。
リューカデンドロン、品種いろいろ。
リューカデンドロンは、品種によって全然見た目が違います。いくつか写真を載せておきます。

一番よく見る、赤系のシングルタイプ ”サファリサンセット”。

緑色のシングルタイプ。

小型のスプレー咲きタイプ。

小さい松かさのような花が特徴的 ”ケープスパイス”。
他のネイティブフラワーとも相性抜群!
リューカデンドロンをはじめ、オーストラリアや南アフリカ原産の「ネイティブフラワー」はいまや大人気。
ネイティブフラワーについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
▶【花屋の徹底解説】ネイティブフラワーってどんな花?種類は?ドライフラワーになる?

切花のリューカデンドロン、まとめ。
リューカデンドロン、まとめです。
・南アフリカ原産、ネイティブフラワーの代表的な花
・葉も茎も硬く、丈夫で長持ち!
・シングルタイプ、スプレー咲きタイプなど、様々な品種がある
・花びらに見える部分は苞葉(ほうよう)といわれる部分
ネイティブフラワー・ドライフラワーの流行で、いろいろな種類が楽しまれるようになったリューカデンドロン。とにかく長持ちするし、ドライにしても面白いのでリースやスワッグ素材としても優秀です。ぜひ手に取ってみてくださいね。
参考サイト
▶切花・切葉の輸入商社 シマトレーディング ワイルドフラワー一覧
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