お正月のアレンジや、高級感あるアレンジによく使われる『シンビジューム』。
冬が旬なので、日本では「お歳暮の鉢植」としてもお馴染みです。
今回は、切花のシンビジュームをご紹介します。
シンビジュームってこんなお花!
シンビジュームの基本情報です。
シンビジュームの基本情報
学名:Cymbidium
分類:ラン科 / シンビジューム属
和名:霓裳蘭(ゲイショウラン) 英名:Cymbidium
原産地:東南アジア
輸入品もあり、切花としては一年中出回っています。旬の季節は冬で、お店でよく目にするのは年末~正月が多いのはないでしょうか。鉢植えのシンビジウムはお歳暮シーズンによく使われますね。
品種やサイズも様々で価格は一概に言えませんが、切花としてはまあまあ高級な部類。ただし非常にもちがよいので、コスパはそれほど悪くないです。
ピンク、白、グリーン、黄色、茶色などのカラーがあります。
シンビジュームの切花の飾り方・日保ちについて。
シンビジュームの切花、日持ちはする?
シンビジュームの切花は非常に花もちがよく、冬場なら1ヶ月くらいもつこともあるくらいです。
花の中央の部分を「リップ」といいますが、花が終わりかけになってくるとリップの部分の色が変わってきます。
リップの色が変化してくるのはアントシアンという色素のためで、この色素を持っていない「単色黄色系」「単色グリーン系」のシンビジュームはリップ色の変化が起こりません。
花の中央についているのは花粉キャップ。
さわるとポロリと取れますが、これを取ってしまうと花が終わるのが早くなってしまいます。
一輪だけ先に色が変わってきてしまった様子。
花粉キャップは取らないでおきましょう。
シンビジュームの飾り方・飾るときの注意など。
茎は斜めにカットしましょう。花びらが分厚く丈夫なので、花一輪ずつを切り落として水に浮かべても素敵。
シンビジュームの花言葉は?
花言葉は、『飾らない心』『素朴』『高貴な美人』『好意的な気持ち』 など。
シンビジュームの豆知識いろいろ。
小輪タイプ、芳香タイプなど新しいイメージも
かつてシンビジュームといえばお正月のアレンジにどーんと入れる大きめのラン、というイメージの花でした。
最近では品種改良がすすみ、”テーブルシンビ”と呼ばれる小輪で短いサイズのものや、香りのあるものも出てきています。
切花のシンビジューム、まとめ。
シンビジューム、まとめです。
・冬が旬のラン!
・花びら肉厚で、花もち良し!
・小輪タイプや芳香のある新品種にも注目。
ちょっと高級なシンビジュームの切花ですが、手間もかからず長くもつので価格のわりにコスパよし!冬にお花屋さんで見かけたら、ぜひ一度チャレンジしてみてくださいね。
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