「クロトンって何!?」という疑問からこのページにたどり着いた方も多いのではないでしょうか。
一般の方の中で、クロトンはマイナーな葉物でしょう。色鮮やかで美しい、それがクロトンです!
園芸植物として見かけることが多いクロトンですが、切り花のグリーンとしても活躍しています。
使い方から魅力まで、クロトンについて詳しく解説します。
クロトンってこんなグリーン!
クロトンの基本情報
学名:Codiaeum variegatum var.pictum
分類:トウダイグサ科クルトンノキ属
和名:変葉木(ヘンヨウボク)
英名:Croton、又は Garden croton
原産地:東インド〜オーストラリア
暖かい地域が原産のクロトンは5〜10月が出回り時期です。
時期が限定されていること、どんなお店でも常に品ぞろえするようなメジャーなグリーンではないので、使用する際は注意しましょう。
価格は大きさにもよりますが、100円〜300円ほど。
特徴的な色や形には決まりがなく、一枚一枚違った味わいが楽しめます。
基本の緑に葉脈が黄色のタイプや、赤紫の葉に葉脈と葉の縁まで赤いタイプ、白が混ざったものや、麩のような斑点のあるものなど様々。
革質で光沢のあるつややかな質感も、色の鮮やかさを引き立てます。
クロトンの飾り方・日保ちについて。
クロトンは日もちする?
基本の管理は水切りのみと簡単で、日持ちは7〜10日程度。
ステムが短い商品もあるため、切る長さや頻度は様子を見ながら行いましょう。
クロトンの飾り方・飾るときの注意など。
魅力あふれるクロトンですが、ステムがとても短いのが弱点。花束に使うのは難しいですが、アレンジメントには重宝します。
商品によっては、ハサミで丁寧に葉の下部を切り、ステムを作る工夫もできます。
土台に挿すステムが浅すぎると、日持ちがしなかったり抜けてしまう原因になるので注意が必要です。
合わせたいお花・おすすめの使い方。
肉厚な質感なので、色や柄を選べばシックなアレンジメントにピッタリ。
また、カラフルなバリエーションを活かすなら南国風やポップな組み合わせにも合いますね。
筆者のおすすめは「色で固める」アレンジメント。
オレンジ系のクロトンであれば、花も黄色オレンジでまとめ、ピンク色のクロトンであれば花も赤・ピンクに統一します。
色で統一感を出しながらも、クロトンの柄や麩で誰でも簡単におしゃれなアレンジメントを作れること間違いなしです!
クロトンの豆知識いろいろ。
沖縄では一般的なクロトン
沖縄で見かける樹木は、本土とは大きく異なりますよね。
皆さんは何を思い浮かべるでしょうか。マングローブ?ガジュマル?ブーゲンビリア?
様々な樹がありますが、クロトンもその一つ。
路上というよりは、家庭の庭先にうわっていることが多いいんだとか。
クロトンは、火の神様「火ぬ神(ヒヌカン)」にお供えする植物の一つで、沖縄県民の方々の生活には欠かせないグリーンです。
クロトンの花言葉は?鮮やかな色で人を惑わす!?
ここではクロトンの花言葉について。
クロトンの花は花火が散りばめられたような愛らしい姿。
一方花言葉は、一つとして同じもののない葉から来たのでしょう。「妖艶」や「艶っぽい」といった怪しげなものばかり。
縁起の良い観葉植物として扱われたり、上記のようにお供え物に使ったりと、地域によって扱いが異なるのがおもしろいですね。
クロトンまとめ。
・同じ色や形はない!個性あふれるお気に入りのクロトンを選ぼう
・ステムが短いので挿し方に工夫が必要
・色で統一、柄で目を引くアレンジメントがおすすめ
・沖縄では神様にお供えする、生活に欠かせないグリーン
いかがだったでしょうか。
日本では明治時代からあるクロトン。現在の園芸品種は数百種類あり、その人気は計り知れません。
「クロトン」の名前にピンとこない方でも、別名の「変葉木(ヘンヨウボク)」や品種名であれば聞き覚えのある方も多いかもしれません。
馴染みのある方も、そうでない方も、ぜひ切り花とクロトンの組み合わせを楽しんでみてください!