十文字に咲くお花が特徴的なブバリア。「ブバリア」といったり「ブバルディア」といったりしますが、同じ花のことです。
昔はちょっと水あげの悪い花のイメージでしたが、流通や前処理剤の進化により、今では安心して使える花になりました。
今回はそんな、ブバリア(ブバルディア)を紹介します。
ブバリア(ブバルディア)ってこんなお花!
ブバリア(ブバルディア)の基本情報です。
ブバリア(ブバルディア)の基本情報
学名:Bouvardia
分類:アカネ科 / カンチョウジ(ブバルディア)属
和名:管丁字(カンチョウジ) 英名:Bouvardia
原産地:中央アメリカ・メキシコ
出回り時期は周年ですが、流通が多いのは4~9月。価格は1本200~300円ほどでしょうか。
花色は白・ピンク・濃いピンク・赤など。八重咲きの品種もあります。
ブバリア(ブバルディア)の切花の飾り方・日保ちについて。
ブバリア(ブバルディア)の切花、日持ちはする?
ブバリアはアカネ科の植物で、「木本性(もくほんせい)」。草花ではなく、木の花なんですね。そのため、もともと水あげが少し難しい性質があります。
収穫してすぐに使う処理剤などが発達し、日持ちは格段によくなりましたが、「水があがりにくい花」であることは事実。置き場所や管理にちょっと知識が必要です。
ブバリア(ブバルディア)の飾り方・飾るときの注意など。
お花屋さん店頭では、冷やしすぎないことが大事。10度以上の温度を保ちましょう。
切り口は乾燥させず、湿式輸送がメイン。湿式でないものを仕入れたら、湯上げなどでしっかり水あげします。
また、茎の切り口から樹液が出るため、できれば水替え&切り戻しは毎日行うのがベストと言われています(なかなか難しいけどね)。
おうちで飾る際にも、余分な葉を取り除き、こまめに水替え&切り戻しをした方が長く楽しめます。花や葉がしおれやすいので、暖房や冷房の風が当たる場所に置かないようにしましょう。
切花延命剤は使ったほうがより花を長く楽しめます。
ブバリア(ブバルディア)の花言葉は?
花言葉は、『交流』『親交』『誠実な愛』『幸福な愛』『夢』 など。
属名でもあるBouvardiaは、人の名前に由来しています。17世紀のフランスの王・ルイ13世につかえていた侍医でもあり、パリ王室庭園の園長庭師、シャルル・ブバールからきているのだそう。
切花のブバリア(ブバルディア)、まとめ。
ブバリア(ブバルディア)、まとめです。
・5~10月頃多く出回る小花。淡い色はウエディングにも人気。
・一重咲き・八重咲きの品種がある。
・低温に弱いので、10度以下の場所に置かない。
・花や葉が萎れやすいので、こまめに水替え&切花用延命剤をおすすめ。
可憐な花が人気のブバリア(ブバルディア)。季節になるとミニブーケやサービス束に入っていることも多いので、ぜひ注目して見てみてください。
参考サイト
▶大田花き 産地ウンチク探検隊「大島みらい農園のブバルディア」
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