花に関係する行事

3月8日は『ミモザの日』。国際女性デーって何?【お花屋さんの花行事】

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こんにちは。お花に関係する行事をご紹介する【お花屋さんの花行事】のコーナーです。


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お花を楽しむ人には、季節ならではのお花を逃さず楽しんでほしい。お花を売る人には、うっかり忘れずお客様に情報を伝えて売ってほしい。ということで、お花に関係する行事を毎年リマインドしていこうと思います。

今回は春らしい黄色が大人気の、3月8日『ミモザの日』

ここ数年でだんだん定着してきた行事です。あらためて、その由来などを振り返っておきましょう!

『ミモザの日』とは。

『ミモザの日』はイタリアが発祥。「FESTA DELLA DONNA(フェスタ・デラ・ドンナ=女性の日)」と呼ばれます。

3月8日は世界的に「国際女性デー」として知られますが、この日に女性のためになにかお祝いをしよう!とイタリアではミモザの花を贈る習慣がうまれました。

男性は母親や妻、友人や会社の同僚などにミモザの花をプレゼントし、女性は家事や育児から解放され楽しむ日とされているそう。街にはミモザ売りがたくさん立ち、お店でも女性に小さなミモザがサービスされるなど、気軽にミモザを贈り合う日のようです。

なぜミモザが選ばれたのか?については、この時期に誰にでも安価で購入でき、見つけられる花だから。また、黄色は春を運ぶ色とされており、ミモザは愛や幸福の象徴ととらえられていることも、ミモザが選ばれた理由でしょう。

 


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『国際女性デー』とは。

HAPPY WOMAN

そんなミモザの日のきっかけになった『国際女性デー』についてもふれておきましょう。

1904年3月8日に、アメリカ・ニューヨークで婦人参政権を求めたデモが起こりました。それが起源となり、1910年コペンハーゲンでの国際社会主義会議にて「3月8日は女性の政治的自由と平等のために戦う日」と提唱されたのです。

これが『国際女性デー』のはじまり。1975年には、国連で3月8日を『国際女性デー(International Women’s Day)』と制定しました。

世界中でこの日に合わせて、女性への差別撤廃や地位向上、平等な社会を目指すイベントなどが行われています。

 

ミモザは南半球出身!オーストラリアの『ワトルの日』。

ミモザというとヨーロッパをイメージする方が多いのですが、実は南半球オーストラリアの花。

オーストラリアでは「ワトル」と呼ばれ、ゴールデンワトルはオーストラリアの国花にもなっています。オーストラリアはサッカー代表のユニフォームも黄色いでしょ?

そんなオーストラリアでは、9月1日が『ワトルの日』。そう、南半球では北半球と季節が逆転しますから、9月頃がちょうどミモザの開花時期。

春の訪れを感じる黄色いふわふわに心躍るのは、全世界共通なんですね。

ヨーロッパでのミモザ

1700年代後半から1800年代にかけ、イギリスはオーストラリアを植民地化しました。そのため、オーストラリア出身のミモザがヨーロッパにもたらされたのは1800年前後ではないかといわれています。

フランスでは、南仏カンヌの西方にある“マンドリュー・ラ・ナプール(Mandelieu la Napoule)”という小さな町で毎年『ミモザまつり』が開催され、多くの人で賑わうそう。

冬の間この町に滞在していたイギリス人かフランス人公爵がミモザの樹を植えたのが始まりで、ミモザはこの地になじみ、園芸家や庭師に使われるようになりました。

私たちにもなんとなく「ミモザ=フランス」のイメージがあるのは、この地からはじまったヨーロッパのミモザに関係があるのかもしれませんね。

(参考:マンドリュー・ラ・ナプルとミモザの歴史

 

『ミモザの日』の楽しみ方。

イタリアなどでは『ミモザの日』には、お世話になっている女性にミモザを贈る日とされています。この日は街中にミモザの花があふれるそう。

国際女性デーの由来を伝えるとともに、お母様や奥様などに日ごろの感謝をこめてミモザを贈るのもよいですね。

しかし!女性に贈るだけではもったいない!

3月8日前後は、お花屋さんにフレッシュなミモザが並ぶ貴重な機会です。ミモザのポンポンふわふわの黄色い花は乾燥に弱く、仕入れてからしばらくするとしぼんでドライ風になってしまいます(それでも可愛いけれどね)。

ゆえに、お花屋さんでは常時店頭には並べにくい花なんです。

『ミモザの日』という記念日があることで、その前後にはフレッシュなミモザの枝が入荷し、ふわふわの状態のミモザが店頭に並びやすいのです。

ひと枝飾るだけで、お部屋もココロもぱっと明るくなること間違いなし。

男女問わず、誰かに贈るだけでなく、ぜひご自分のために!3月8日には1本フレッシュなミモザを飾ってみてほしいです!

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