日本の秋を代表する花、リンドウ。
晩夏から秋にかけて、お花屋さんでも切花を手に入れやすくなります。
リンドウの切り花の特徴、飾り方、花言葉、品種の種類、長持ちさせる方法などについてまとめました。
リンドウってこんなお花!

リンドウの基本情報
学名:Gentiana scabra var. buergeri
分類:リンドウ科リンドウ属
和名:竜胆(リンドウ) 英名:Gentian
原産地: 日本、中国、朝鮮半島、シベリア
夏の終わりから秋にかけて、切花が出回ります。1本200~300円で購入できる、比較的お手頃な花のひとつ。秋のお彼岸では、仏花に入っていたりもしますね。
リンドウの切花の飾り方・日保ちについて。
切り分けてみよう。
リンドウは縦に長い花です。長い花瓶にそのまま活けてもいいのですが、コンパクトに飾る切り分け方を覚えておくといいですよ。
切り分けたいお花の部分をかきわけて、主軸の茎をカット!
1本の長いリンドウが、3つのパーツに分かれました。
長さを揃えて、小さなグラスに。すっと細長いリンドウと雰囲気が変わりますね。

リンドウの切花、日持ちはする?

リンドウは比較的もちのよい花です。茎も硬くて丈夫で、水の中でも腐りにくい。
水を長く替えないでいると、茎がぬるぬるしてきます。水替えのときには軽く茎を洗い、切り口を新しくしてから、新しい水に活けなおしましょう。
リンドウの花言葉は?

花言葉は、『悲しんでいるあなたを愛する』『正義』『誠実』。
品種・合わせたいお花・おすすめの使い方。
カラーは「青、ピンク、白」
リンドウといえば「青!」ですが、パステルブルー、ピンク、白などの切花品種もあります。
普通の青より、少しだけお値段は高い傾向。


秋の花と相性よし。
間違いなく合うのは、秋の花。ワレモコウやオミナエシと合わせると、和風っぽく秋らしさが出ます。
「青い花」として使えば、洋風の花とも普通に合わせやすいです。切り分けてブーケに入れてもいいですね。
秋のギフトに最適!
旬にぴったりの行事は『敬老の日』などでしょうか。
日持ちもするし、季節感も出やすいので、ギフトにもおすすめ。もちろん、自宅用や仏花としても優秀です。
リンドウの豆知識いろいろ。
生産地ナンバーワンは岩手県。
リンドウと言えば、岩手県。生産シェアはナンバーワンです。
有名な産地は「安代」(アシロ、と読みます)。品種名でも「安代の輝き」とか「プリンセスアシロ」とか見たことありますよね?
安代は、オリジナル品種を持っている強力な産地。岩手といえばリンドウ、リンドウといえば安代です。
出回り時期によって品種が変わる?
切花として出回っているリンドウには「エゾリンドウ系」と、「ササリンドウ系」の2種類があります。
咲き方を見ると一目瞭然。
(安代りんどうホームページより)
花の先端がつぼんでいるのが「エゾリンドウ系」、花がしっかり開くのが「ササリンドウ系」。
出回り時期は、エゾリンドウ→ササリンドウの順。秋が深まるほどエゾリンドウは手に入りづらくなります。
参考サイト
品種ごとの出回り時期まで細かく紹介されています。岩手県の力の入れっぷりがよくわかりますね。
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