クリスマスの時期に出回る、赤い星型の花をたくさんつけた枝『クリスマスブッシュ』。
秋~冬の短い時期にしか出回らないし、草花のように見えるけど枝もの?そして意外に値段も高い…不思議な花材です。
今回はそんな『クリスマスブッシュ』について調べました。
クリスマスブッシュってこんなお花!
クリスマスブッシュの基本情報です。

クリスマスブッシュの基本情報
学名:Ceratopetalum gummiferum
分類:クノニア科 / ケラトペタラム属
原産地:オーストラリア・ニューサウスウエールズ地方
別名:サマークリスマスブッシュ
お花屋さんでは10月下旬~12月に出回る季節の花です。星形の小さい赤い花がたくさんついています。花色は赤のみ。
枝ぶりにもよりますが、1本500円くらいからでしょうか。楚々とした花のわりに値段は高めの印象です。
切花として秋冬に出回るクリスマスブッシュは、オーストラリアからの輸入品です。
花に見える赤い部分は「ガク」

クリスマスブッシュの本当の花は白。花が終わった後のガクが徐々に赤く色づいていき、真っ赤な花を咲かせたように見えるのです。

原産地のオーストラリアでは、ちょうどクリスマスの頃(南半球なので季節は夏ですね)にクリスマスブッシュの樹が真っ赤に色づき、クリスマスを告げる花と言われています。
クリスマスブッシュの切花の飾り方・日保ちについて。
クリスマスブッシュの切花、日持ちはする?

樹木から切り出している枝ものなので、日持ちは比較的良いでしょう。傷んでくると赤いガクの部分が黒ずんできます。
クリスマスブッシュの飾り方・飾るときの注意など。

水あげは水切りか、太い枝なら割りをいれて。水あげがしっかりできていないと、ガクが黒ずんでくるので要注意。
湿度が高いところが苦手なので、風通しよく飾りましょう。
クリスマスブッシュの花言葉は?

花言葉は、『気品』『清楚』など。
楚々とした可愛らしい花に似合う花言葉がついています。
日本で育てると、クリスマスには咲きません

クリスマスブッシュは初夏の花
鉢で出回っているのはあまり見たことがないのですが、クリスマスブッシュは日本でも育てられるようです。
日本で育てると、花が咲くのは初夏。名前が”クリスマス”なのはオーストラリアの12月が夏だからなのであって、クリスマスブッシュは初夏の花なのです。
白い花が咲いて、ガクがピンクに色づき、赤くなるまでかなり長い期間楽しめるそうですよ。
切花のクリスマスブッシュ、まとめ。
クリスマスブッシュ、まとめです。
・秋~冬、クリスマスの時期に出回る赤い花
・花に見える赤い部分はガク
・初夏~夏に咲く花のため、南半球のオーストラリアから輸入される
・オーストラリアでは「クリスマスを告げる花」とされる
クリスマスの時期にだけお花屋さんで見かける赤い花、「クリスマスブッシュ」。
サンキライやバラの実などの赤い実や、クリスマスらしい赤い花とも相性抜群。クリスマスブッシュ単体で飾っても、葉っぱのくっきりとした緑と赤い花(ガク)のコントラストでまさにクリスマス感のある花です。
南半球の夏のクリスマスを思い浮かべながら、飾って楽しんでみたいですね。お花屋さんで見つけたらぜひ手に取ってみてください。
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