お勉強

【フローリスト】2023年2月号 読書メモ

お花屋さんの業界誌といえば、誠文堂新光社の『フローリスト

現在、隔月刊で発行されていますが、バラエティに富む充実した内容になっています。

今回は、「お花屋さんのブランディング」の特集です。これからお花屋さんも個性を求められる時代。さっそく見ていきましょう。

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特集:お花屋さんのブランディング

ショップカードやオリジナルの資材を作るお花屋さんが増えていますが、ブランディングとは、自店のコンセプトやイメージを確立し、可視化させることと言えるでしょう。

見習いたい!ブランディングのお花屋さん特集

ブランディングを実践しているお花屋さんを取材し、考え方や取組みを紹介した記事です。登場するお花屋さんは次の通り。

Jaz flower shop
札幌の商店街にある花店は、石と鉄を用いた空間に色とりどりの生花が映える店。ロゴとシンボルマークをアートディレクターに依頼し、コンセプトを表現。

店主と、担当したアートディレクターとの対談がとても面白かった!

株式会社BOTANIC
都内に三店舗をもつ株式会社は、ユーザー像を明確に想定して花のある暮らしを提案しています。

ハナラボでも以前紹介した、サブスクサービス『LIFFT』をやっている会社ですね!

>>【花の定期便】LIFFT(リフト)花のプロが試してみた!検証&感想まとめ

kusakanmuri
「都会の野原」をコンセプトにしたフラワーショップは、癒しというテーマにもつながり、ブレのないクオリティとテイストの商品を作ることを目指しています。


仕入れにこだわり、レイアウトや催しでその魅力を伝えられるよう工夫している花店。ていねいなコミュニケーションで多くのファンを惹きつけています。

FLOWER TAKASE
事業継承にともなって、リブランディング中という花店。親の代から子供が引き継ぐお花屋さんは今後多くなりそうなので、参考になりますね。

花処 江戸桜
ファッションブランドが運営する花店。アパレル分野のコンセプトと同様に日々に潤いを届けることを目的としています。

Dear Us.
「はこねフローリスト」がローンチしたブランド。時代のニーズに合ったアプローチをするためにはどうしたらよいか考えながら活動しています。

Aoyama Flower Market 井上英明さんインタビュー

「ブランド」といえば言わずと知れた青フラさん。南青山に1号店が誕生して今年30周年を迎える花屋界で最も有名なブランドのひとつでしょう。

代表取締役の井上英明氏の、ブランディングについてのお話。ブランディングにとって大切なことや継続していることなど、一読の価値があるインタビューです。


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基本をおさえてお店のファンを増やしたい!インスタ活用術

インスタは花店が魅力を伝えるのにピッタリなサービスで、利用しているお花屋さんも多いといいます。お花さんにとっては活用すべきビジネスツールと言えますが、何から取り組んだらよいのか、インスタ活用の実際に迫ります。

正直ここまで丁寧にインスタのいろはを解説しないといけないのか…!と驚きましたが(笑)これから挑戦する花屋さんは読み込んでおくのがおすすめです。

写真撮影テクニックも具体的に載っており、参考になりそうですね。

ローラン・ボーニッシュの春の花合わせ

ローラン・ボーニッシュの季節の花合わせ』という本が2月中旬に刊行されます。その中から抜粋した作品を紹介。

NFTデジタル特典として、ローラン・ボーニッシュがブーケを束ねる様子を収めた動画を見ることができます。いまどき!

連載記事

ボタニカル・メタモルフォーシス

今回は、「球根植物の葉の特性を活かした造形。肉厚なニホンスイセンの葉の特徴を表現したデザイン。

スイセンの葉が花器に丸くおさまり、花瓶に挿したときとは、まったく違った印象になります。

季節の枝物

2月の枝物:ケイオウザクラ
サクラの切り枝では最も生産量が多いケイオウザクラを用いたアレンジの紹介。「折り矯め」というテクニックも紹介されています。

3月の枝物:ハナミズキ
ハナミズキの細い枝とアリウムの曲線を組み合わせたアレンジです。

バラの解体図譜

世田谷花きバラ担当による連載。今回は「マイネリーベ」。ドイツ語で「愛しい人」という品種名のバラは、淡いピンクで優しい雰囲気のスプレータイプです。

花色は時期や切り前によりピンクが濃く出てしまうことがありますが、葉色はマットな濃いグリーン。香りは強くないですが、ミルラが感じられます。

花の定番資材・新素材に注目

資材卸やメーカーのおすすめする資材に注目していく連載。

今回は場所を選ばずに飾れる人気花器です。「フレームフラワーベースフレームポットという商品名で、アンティークゴールドの枠で縁どられたガラス器は、生花、ドライフラワー、テラリウムなどにも使えます。

旬花探訪

高倉なをさんの「にっぽんの花産地を訪ねて」。今回は、山形県のJA山形市花き園芸専門委員会の「ストック」

JA山形市のストックは、華やかなスプレー咲きに特化しているのが特徴。「大きな装飾用にも小分けしてアレンジ用にも使える」と、リピート顧客が多数ついているそうです。

県内に先進産地があり、差別化を図るため量より質を求める方向に進んできたそうですが、今は9割以上がスプレー品種の『カルテット』シリーズとのこと。

ストック栽培では「八重鑑別」という作業(一重咲きの芽を抜き去り、八重咲きだけを残す作業)が欠かせません。どうやって見分けているの?難しくないの?といった疑問にも答えてくれています。

花屋社長の現実と挑戦

東京・麹町にある花店「hanadouraku麹町本店」の代表を務める西田太郎さんに社長として考えていること、実行していることなどを語ってもらう連載。

今回は「花の仕事の価値を高めるスタッフへの投資」について。スタッフのモチベーションを上げ、ゆくゆく稼ぐ力を身につけられるようにするため、今まで以上の賞与を支給することにしたと言います。

社長とスタッフが横並びに座り、対等に意見を交わし、成長していく会社を理想としているそう。花業界は全体的にとても低賃金(!)なので、スタッフの給与アップ・人への投資はとても大事だと思います。(すべての社長に読んでほしい)

まとめ。

今月号は、いかにお花屋さんそれぞれの個性、持ち味を生かして活動していくか、という記事が中心でしたね。お店のあり方を考え直す時代に来ているのかもしれませんね。

次号の特集は、「言葉をのせて花贈り花の梱包&発送の工夫

ついに『花言葉』の特集…!あまり積極的になれない花屋さんが多いジャンルだけに、楽しみにしています。

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