花言葉がすぐ検索できる!公式LINEはじめました
花鉢図鑑

【カラー】の育て方・管理方法|お花屋さんの花鉢シリーズ

ブーケやアレンジメントの花材など、切り花としてよく知られているカラー。

すらりとした立ち姿が美しく、シンプルで清楚な花を咲かせ、実は鉢花としても人気があります。

半耐寒性球根で、春から初夏にかけて花が咲き、秋から冬にかけては休眠して越冬しますが、その美しい姿を毎年鑑賞するには、育て方にちょっとしたコツがいるようです。

それでは、カラーの鉢植えの上手な管理方法を詳しくみていきましょう。

カラーとは?

カラーの基本情報です。

学名:Zantedeschia
分類:サトイモ科 オランダカイウ属(ザンテデシア(ザンデデスキア)属)
半耐寒性球根 多年草
原産地:南アフリカ
別名:オランダカイウ(和蘭海芋・阿蘭陀海芋)、カラーリリーなど 

出回りは5~7月。母の日にも人気!

鉢物のカラーは、5月頃から店頭に出まわり6月~7月頃に開花のピークを迎えます。5号~6号の標準鉢がメインです。

色は、ピンク・黄色・オレンジ・白などがあります。

鉢物で出回るカラーは「畑地性」カラー

カラーには6~8種類程度の原種があり、湿地性のものと畑地性のものの2タイプがあります。

切花ではどちらのタイプも出回っており、茎が太くて大きな白い花のカラーは「湿地性」、それ以外の小ぶりで色バリエーションが多いのは「畑地性」カラーです。

贈答用鉢物で出回っているのはほとんどが「畑地性のカラー」。

畑地性のカラーは、小~中輪の花で、キバナカイウ、モモイロカイウなどの交配品種があり、花色は、黄、白、ピンクのほかに赤、オレンジ、紫、黒など豊富。バイカラーなどの新しい色の品種も作られています。

▶切花のカラーはこちら:【切花図鑑】カラー|花言葉・出回り時期・花もち・飾り方

*湿地性のカラーもまったく出回っていないわけではないので、購入するときに確認してくださいね。

カラーの花は、花ではなく「仏炎苞」

カラーOLYMPUS DIGITAL CAMERA

カラーの花に見える部分は花ではなく、仏炎苞(ぶつえんほう)と言われる萼(がく)が変化したもの。中心部の黄色い部分が花となります。

花ではないので、長く楽しむことができるのが特徴。仏炎苞は徐々に厚く硬くなり、緑がかった色に変化していきます。長い期間観賞できるので、観賞用や贈呈用にもぴったりですね。


スポンサードリンク




カラーを購入するときのポイント・選び方

株の幅が広いものは球根も大きい

鉢を選ぶ際は、株元がぐらぐらせず幅のあるしっかりしたもので、葉や茎の色つやがよいものを選びましょう。

花は2~3輪咲いているくらいのものの方が、次々と咲く花を長く楽しめます。

また、カラーは「軟腐病」という病気にかかりやすい植物です。高冷地で生産され、株元(茎)をよく見て、溶けていないかどうかを確認しましょう。

(軟腐病は球根植物にとっては致命的な病気です。伝染するので、もしかかってしまった場合は残念ですが処分してください)

買ってきたあとの楽しみ方・置き場所・管理方法

ラッピング・バスケットは外す!

母の日ギフトでカラーをもらったら、ラッピングやバスケットは外しましょう。

きれいだからもったいない…という気持ちもわかりますが、あれはプレゼントのための包装紙のようなもの。外すと管理もぐっと楽になります。

置き場所は?室内の明るい場所

畑地性のカラーは日当たりが好きです。室内の明るい窓辺や、ベランダなどに置きましょう。

5月の母の日で頂いたカラーは、7月頃までは花が楽しめます。室内で観葉植物のように楽しむこともできます。

水やりは?土が乾いたらたっぷり

土の表面が乾いたら、鉢底から流れ出るまでたっぷりと水やりをしましょう。畑地性のカラーは常にジメジメしているのは苦手なので、しっかり乾くのを待ってから水やりを。

肥料は?

初夏から咲き始めたカラーは、7月頃まで開花を続けます。必須ではないですが、薄めた液体肥料を月に1~2回与えましょう。開花中肥料を与えなくても問題はありません。

ちょっとわかりにくい、花がら摘みのタイミング

カラーの花に見えている部分は花ではないので、「花が終わってきたこと」がわかりにくいです。

中心部の黄色い部分(本物の花)が黒っぽくなってきたり、仏炎苞の色が緑がかってきたら、花が終わりのサイン。茎の根元からカットして取り除きましょう。

見た目にはまだまだ楽しめることもあります。そんなときは切花にして飾って楽しむのがおすすめです。

鉢植えのカラー、いつまで楽しめる?

すべての花が終わるのは7~8月頃

5月に買ってきたカラーは、環境がよければ次々と花を咲かせます。新しい花がもう出なくなり、ひとつひとつの花が終わるのは7~8月くらいでしょうか。

そのあとも葉は茂っています。花が終わっても葉は切り取らず、しっかり光合成をさせて、球根を育てます。

カラーを来年も楽しむための、花後の管理方法

夏は屋外の涼しい場所へ

初夏の花を楽しんだら、暑い季節は屋外の風通しの良い場所へ出しましょう。高温多湿はやや苦手。土がしっかり乾いてからの水やりは続けます。

秋の間はまだ成長期。球根を育てる時期なので、土に置くタイプの緩効性の肥料を与えるとよいでしょう。

冬になると葉が枯れる

寒くなってくると葉が枯れてきます。カラーは、冬は球根の状態で休眠します。

球根は掘り上げて保存しても、植えっぱなしでも大丈夫。凍らない程度の場所に鉢ごと避難しておきましょう。

植え替えは春に。関東以西なら庭植えも可

冬を越え、春になるとまた葉が芽吹いてきます。植え替えのタイミングは春。

新しい土を使って植え替えをしましょう。あまり大きな鉢にすると加湿になりやすいので、同じ鉢か、一回り大きな鉢くらいがよいでしょう。植え替えたら緩効性の肥料を与えます。

何年も育てていると球根も増えてくるので、分球して鉢を増やすこともできます。

冬が厳しい地域でなければ、庭植えもできます。環境がよければ球根がふえ、けっこうな大株になるそうですよ。

花鉢の【カラー】まとめ

カラーのまとめです。

黄色やオレンジも人気

・毎年楽しめる球根植物

・高温多湿には要注意

・水は土が乾いたらたっぷりと。休眠中は必要なし

・肥料は育成中は切らさないよう与え、休眠中は必要なし

・分球して球根を増やせる

スタイリッシュな花姿が人気の『カラー』

母の日にも人気で、贈答用として多く出回る花鉢です。比較的手間がかからず夏頃まで花を楽しめるので、贈りものにはぴったりです。

その年の花を観賞して終わりでもよいのですが、球根植物なので、上手に管理すれば毎年花を楽しむこともできます。

きちんと育てれば毎年端正な姿を披露してくれますので、是非チャレンジしてみてください。