切花図鑑

【切花図鑑】ニゲラ|花言葉・出回り時期・花もち・飾り方

ふわふわとした水色のお花が涼しげな『ニゲラ』。スタンダードなのは水色でしたが、最近は白やピンク、濃いめの水色なども出てきています。


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今回はそんな『ニゲラ』を紹介します。

ニゲラってこんなお花!

ニゲラの基本情報です。

ニゲラの基本情報

学名:Nigella
分類:キンポウゲ科 / クロタネソウ属
和名:黒種草(クロタネソウ) 英名:,Love in a mist
原産地:地中海沿岸~西アジア

春から初夏にかけて出回り量がふえてきます。価格は1本200円くらい。ふわふわとした儚い雰囲気と、糸のように細い葉っぱが特徴。

水色・白・ピンクなどの色があります。

ニゲラの名前の由来は、ラテン語で「黒い」を意味するニゲルという言葉から。また、和名は黒種草(クロタネソウ)といいます。花は淡い水色のイメージなのに、種の色から名前がついているんですね。

 


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ニゲラの切花の飾り方・日保ちについて。

ニゲラの切花、日持ちはする?

ニゲラの花は、それほど長持ちしません。数日たつと花びらがハラハラと散ってしまうことも。(水色に見えている部分はじつは花びらではなく、がくの一部が変化したものです)

ただし、花の中央にある実になる部分や葉っぱは元気なので、花びらが散ってもグリーン的に飾ることはできます。

ニゲラの飾り方・飾るときの注意など。

もしゃもしゃした細かい葉っぱは、水につかないように適度に取り除きます。

茎はななめに切って水に活けましょう。

ニゲラのやっかいなところは、散り際です。水色の花弁(がく)や雄しべがバラバラと散ります。

ただし、散った後の葉っぱはまあまあ長持ち。繊細な雰囲気のグリーンとして使ってみるのもよいかも。

雄しべも散るので、雄しべもついでに取ってしまうと、散る心配なく楽しめますよ。(左は雄しべあり、右は雄しべも取ったもの)

 

ニゲラの花言葉は?

ニゲラ

花言葉は、『夢の中の恋』『ひそかな喜び』など

糸のように細い葉っぱ、風に揺れる柔らかい雰囲気から、英名は「Love in a mist(霧の中の恋人)」とも呼ばれています。

なんとなく儚い花言葉も、そんなイメージからきているのかもしれませんね。

フランスでは細くしなやかなニゲラの葉の様子から「ヴィーナスの髪」、ドイツでは草むらの中に咲く様子から「緑の中の処女」などの別名もあるそうです。

 

ニゲラの豆知識いろいろ。

実も観賞用として出回っている

ニゲラは実も花材として出回っています。ドライにもなり、ドライ素材としても販売されているようです。

夏頃には生花でも出回り、アレンジやリースの花材としても重宝。

ドライにしてずっと飾っておくと、黒い種がこぼれてくることもあります。

 

切花のニゲラ、まとめ。

ニゲラ、まとめです。

・春~初夏に出回る水色の花(白やピンクもたまにある)

・花弁(本当はガク)が散りやすいが残った葉はグリーンとして飾ってもいい。

・「ニゲラの実」も花材として出回っている

儚く優しい雰囲気のニゲラ。初夏の爽やかなアレンジにぴったりですので、ぜひ一度手に取ってみてくださいね。

 

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