切花図鑑

【切花図鑑】レースフラワー|花言葉・出回り時期・花もち・飾り方

カスミソウに似ているけど、ちょっと違う。野趣あふれるアレンジにもよく似合う、白い小花の代表といえば『レースフラワー』。


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今回は、細かい花の集まりが可愛い!レースフラワーを紹介します。

レースフラワーってこんなお花!

レースフラワーの基本情報です。

レースフラワーの基本情報

学名:Ammi majus

分類:セリ科 / ドクゼリモドキ属

和名:ドクゼリモドキ 英名:Bishop’s Weed、White Dill

原産地:地中海沿岸地方~西アジア

周年出回りはあるものの、量が多いのは春から初夏。1~5月頃に多く見かける春の花です。

価格は1本150~300円くらい。色はほとんど白ですが、グリーン・ボルドーなどの品種もあります。

日本に切花として導入されたのは比較的新しく、1980年代頃から。福島、千葉、和歌山などに産地があります。

名前が似ている『ブルーレースフラワー』は全然別の植物で、今回ご紹介するレースフラワーは「ホワイトレースフラワー」と呼ばれたりもします。

ブルーレースフラワーはこんな花

>>ブルーレースフラワーの切花図鑑はこちら


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レースフラワーの切花の飾り方・日保ちについて。

レースフラワーの切花、日持ちはする?

レースフラワーは比較的もちのよい花です。環境がよければ1週間以上そのままの姿を保ってくれます。

花が小さいので、ダメになってきたタイミングが見分けにくいのですが、最後は細かい花が散り、ちょっと周りが散らかるのが難点。

レースフラワー、飾るときの注意など。

レースフラワーは1点から散形に花がついていて、その花の先も同じような形をしています。

ひとつひとつ拡大して見ると、ミニチュアのレースフラワーがたくさん。

お店で水あげをするときは、湯あげか水切り。自宅では、茎をななめに切って活けるとよいでしょう。

 

レースフラワーの花言葉は?

花言葉は、『可憐な心』『感謝』『ほのかな思い』 など

英名は「Bishop’s Weed(司教の草)」。純白の花の清潔な印象からついた名前だそう。

ヨーロッパではハーブとしても古くから利用されていることから、「感謝」の花言葉がついています。

レースフラワーには、白以外の品種もある!

スタンダードなレースフラワー以外のレースフラワー

最近は、白以外のレースフラワーも切花として出回るようになりました。

グリーンがかった品種「グリーンミスト」や、ボルドー色の「ダウカスボルドー」など。

これらの品種はさらに野趣あふれる雰囲気で、1本にいくつも枝分かれがあったり、葉がついていたり、いわゆるメジャーなレースフラワーとは出回っている「1本」の形が違っています。

ボルドー色の品種、ダウカスボルドー

やわらかい雰囲気で素敵なのですが、小さなつぼみがたくさん枝分かれしているようなものは水あげが悪く、萎れやすいので注意が必要です。

キラキラ!ラメ付きレースフラワー

クリスマスの頃によく見かける、ラメ付きのレースフラワーもすっかりメジャーになってきました。

細かいラメがふりかけてあり、キラキラと輝くレースフラワーはなかなか素敵。初めて見たときはびっくりしましたが、染めのような不自然さもなく、キラッとアクセントになるので重宝したものです。

いまや「染め」「ラメつき」の切花は珍しくなくなりましたが、かなり初期の段階で「これならいいかも」と思わせた逸品だったと思います。

切花のレースフラワー、まとめ。

レースフラワー、まとめです。

・カスミソウ的に使われる「白い小花のわき役」

・「ブルーレースフラワー」とは全然別の種類の植物

・白花がメインだが、グリーンやボルドー色の品種も出てきている

野の花を摘んできたような野趣があるレースフラワー。最近はグリーンやボルドーなど変わった色の品種も出回っています。

1輪でも良し、ほかの花に添えても良し。ぜひ一度手に取ってみてくださいね。

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