やわらかで流れるような草姿、うつむきがちに咲く花『バイモユリ』。花は地味ながら、独特の存在感を放つ春の花のひとつです。
茶花にも使われ、和風にも洋風にも使われる『バイモユリ(バイモ)』をご紹介します。
バイモユリってこんなお花!
バイモユリの基本情報です。
バイモユリの基本情報
学名:Fritillaria thunbergii
分類:ユリ科 / フリチラリア属
和名:貝母百合(バイモユリ)・編笠百合(アミガサユリ)
お花屋さんに出回るのは春、2~5月頃が多いです。1本200~300円ほど。
茶花としてよく使われる花ですが、草花っぽいナチュラルなアレンジにもよく似合います。春の球根花との相性も良いですね。
「貝母(バイモ)」の名前の由来は、球根(鱗茎)の形が貝を2つ合わせたような形をしていることから。古くから漢方として使われ、原産地・中国から日本に渡来したのは江戸時代頃と言われています。
花に網目模様が入ることから、編笠百合(アミガサユリ)の名前もあります。
バイモユリの切花の飾り方・日保ちについて。
バイモユリの切花、日持ちはする?
バイモユリの日もちは1週間ほど。葉が黄色くなりやすいので、変色したものは取り除きます。
バイモユリの飾り方・飾るときの注意など。
水あげは悪くありません。買ってきたら水切りをするか、茎をななめに切ってすぐ水に活ければ大丈夫。
葉の先端がつるのように巻き付いてきます。お店で1本ずつ取るときは絡まないように注意!
バイモユリの花言葉は?
バイモユリの花言葉は『謙虚な心』『努力』など。
つつましくうつむき加減に咲く花の様子からつけられた花言葉です。
切花のバイモユリ、まとめ。
バイモユリ、まとめです。
・2~5月頃出回る、春の花
・「貝母」の名前の由来は、地下茎の形から
・茶花としてよく使われる
ちょっと渋めの花ですが、茶花として使われたり、通好みの春の花『バイモユリ』。
葉や茎にはやわらかい動きがあり、1輪挿しに1本飾るだけでもなかなか絵になります。見つけたらぜひ手に取ってみてくださいね。
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