春のイメージとして思い浮かぶひとつのシーンは、いちめんの菜の花畑。ナノハナはとても身近な春の花です。
切花で出回るナノハナは、桃の節句や春先のアレンジメントに活躍しています。今回は、ナノハナのご紹介です。
ナノハナってこんなお花!
ナノハナの基本情報です。
ナノハナの基本情報
学名:Brassica rapa var. amplexicaulis.
分類:アブラナ科 / アブラナ属
和名:菜の花 英名:canola flower
原産地:地中海沿岸
ナノハナの切花は、1月~3月頃に多く出回ります。最もメインになるのは、ひなまつり(桃の節句)の頃でしょうか。
価格は1本200円前後で、手頃で親しみやすい花のひとつ。入荷したときはかたいつぼみでも、徐々に黄色い花を咲かせます。
太いものや細いものなどありますが、品種などが表記されることはほぼなく「ナノハナ」として出回っています。
産地は千葉県が有名。千葉の県花はナノハナです。
ちなみに、植物的には「ナノハナ」という花はありません。
アブラナ科アブラナ属の花を総称して「ナノハナ」というのが一般的。または、「アブラナ」か「セイヨウアブラナ」の花のことを「ナノハナ」と言います。
ナノハナの切花の飾り方・日保ちについて。
ナノハナの切花、日持ちはする?
ナノハナはつぼみで買ってきてもきちんと花が咲きます。花もちは良い方でしょう。
葉がつきすぎている場合は、水上がりが悪くなるので適度に取り除きます。茎はななめにカットして活けましょう。茎が太い場合は、割ったり叩いたりすることもあります。
ナノハナの飾り方・飾るときの注意など。
ナノハナを飾っていてびっくりすることといえば、ナノハナは伸びる!!こと。
チューリップなども茎が伸びますが、ナノハナもかなりぐんぐん伸びるので、活けた時と1週間後では印象が変わります。
水を吸い上げる量もすごいので、しばらく放っておいたら花瓶の水が空っぽになってた!なんてことも。水の量はマメにチェックしましょう。
また、咲き終わった花をそのままにしておくとパラパラと散ります。散らかるのが嫌な方は、早めに取り除くとよいでしょう。
ナノハナの花言葉は?
花言葉は、『快活』『明るさ』『小さな幸せ』 など。
品種・合わせたいお花・おすすめの使い方。
ひなまつり(桃の節句)に欠かせない主役
ナノハナの切花が一番消費されるのは、ひなまつり(桃の節句)ではないかと思います。
桃とナノハナ、麦の穂を入れれば「ピンク・黄色・黄緑」でひなまつりのイメージピッタリ。ナノハナの葉っぱは明るい黄緑色なので、桃とナノハナを合わせるだけでも様になります。
切花のナノハナ、まとめ。
ナノハナ、まとめです。
・親しみやすい、春の花。
・ひなまつり(桃の節句)で使われることが多い。
・飾っている間に伸びる!水が減るので注意。
誰もが知っている春の花、だけどちゃんと飾ったことはない人も多いのでは。素朴で可愛いナノハナ、飾ってからも動きがあって面白いです。見つけたらぜひ手に取ってみてくださいね。
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