11月も半ばを越え、街はそろそろクリスマスモード。
お花屋さんで働く人は忙しくなりがちな季節ですが、世の中の美しい装飾や流行はチェックしておきたいところ。
というわけで、イルミネーションといえば『丸の内』!!
東京駅~有楽町駅までの丸の内仲通りを中心としたイルミネーションは、まさに東京のクリスマス!ということで毎年話題です。
2018年丸の内クリスマス、お花屋さん目線でさっそくチェックしてきました。
東京を代表するイルミネーションだけあって、さすがの美しさ。行ける方はぜひ。行けない方にも雰囲気が伝わりますように!
丸の内イルミネーションって?
丸の内仲通り周辺のイルミネーション
丸の内エリアの冬の風物詩として街を彩る恒例のイベント「丸の内イルミネーション2018」を今年も開催。
ブランドショップが並ぶ約1.2kmにおよぶ丸の内仲通りの、200本を越える街路樹が上品に輝く丸の内オリジナルカラー「シャンパンゴールド」のLED約100万球で彩られます。
毎年ニュースなどにもなりますね。六本木のブルー系イルミネーションと対照的に、シャンパンゴールドのあたたかい光が落ち着いた丸の内の街並みによく似合う。
個人的にも好きなイルミネーションなので楽しみにしています。
最寄り駅は「東京」か「有楽町」
行ってみよう!と思ったら、おすすめの行き方は2通り。
東京駅丸の内口をスタートして有楽町方面に向かうか、有楽町駅日比谷口をスタートして東京駅方面に向かうか。
今年はミッドタウン日比谷も開業しましたし、日比谷近辺のホテル装飾も見ていきたいので、有楽町駅スタートにしてみました。
ミッドタウン日比谷
シーズンごとに変化する4つの光
ミッドタウン日比谷は、ブルーのイルミネーション!こちらは2月14日までのイルミネーション期間で、4つの光が楽しめるそう。
*11月中旬から12月中旬はブルー。
*12月中旬から12月25日までのクリスマスの期間は、赤×緑。
*12月26日から2019年1月31日まではゴールド。
*2月1日から2月14日までは、濃淡の桜色。
ゴールドからピンクは、徐々に春色に色づいていく演出なのだとか。クリスマス期間、短いけど見に来たいなあ…!
15分に1回、マジックタイム(Magic Time)という光のショーがあり、キラキラと動くイルミネーションが美しかったです。ちょっと寒いけど、広場でのんびり待ってみるのもいいかも。
ペニンシュラ東京
ミッドタウン日比谷あたりを歩いていると、遠くになにやらキラキラが。方角的にペニンシュラかな…と思ったら案の定です。
遠くからでも目立つキラキラツリー!
エントランス前の広場に、巨大なイルミネーションツリー。
入口もキレイ。
ペニンシュラのマスコット、peterベアがもりもり。
エントランスからロビーに入ると、左右に大きなツリーがどーん。いつもは生花の装飾が置かれているところです。
飾りつけもおもちゃっぽく、クラシカルでかわいい!
ペニンシュラのマスコット、peterベアがもりもりです。
室内外のあちこちにツリーがあり、丁寧に飾り付けされていました。オーナメントがいちいち可愛くてさすが。
豪華いけこみ花も注目。
ツリー置いたら生花の飾りはお休み…というホテルが多いと思いますが、ペニンシュラは生花いけこみも健在です。
今月はアマリリスとリューカデンドロンと茶色のシンビジューム。
裏出口の活け込み。どーんと、豪華絢爛。
丸の内クリスマスのツリーを制覇!
さて、丸の内イルミネーションへ進みましょう。とりあえず大型のツリーを制覇!
国際ビルヂング
国際ビルは「Tonttu (トントゥ )」のツリー。トントゥとは、北欧諸国で愛されている妖精のことで、クリスマスになると赤い帽子をかぶってサンタのお手伝いをするのだとか。
国際ビル=北欧の妖精「トントゥ」モチーフ
丸ビル
丸の内イルミネーションのメインツリーは、やはり丸ビルでしょう。今年はユーミン×北欧がテーマ。
毛糸玉と、毛糸で編んだツリー型のオブジェ(中にツリーがあるのが見えます)。ノルディック柄が北欧らしい。赤い毛糸玉も可愛い。
15分間隔で、イルミネーションショーが開催されています。混んでいたので、外から。
こういうのプロジェクションマッピング?っていうんだっけ。ひゅんひゅん、キラキラが舞います。
丸ビル=北欧の「ノルディック柄と毛糸」
ブリックスクエア
写真撮り忘れ…ましたが、ここの雰囲気はとても好き。三菱一号美術館の裏手へつながる広場をゆったり散歩できます。
フィンランドの伝統的なモビール「ヒンメリ」をモチーフにしたオブジェが広場の真ん中に置かれていました。
丸の内ブリックスクエア=「ヒンメリ」モチーフ
新丸ビル
新丸ビルは3階アトリウムにキラキラツリー!これは、フィンランドの湖畔をモチーフにしたツリー「Silver Lake(シルバーレイク)」。外から見てもまぶしい。
新丸ビル=「フィンランドの湖畔」をイメージ
丸の内OAZO
OAZOはちょっと地味めだけど、「北欧」テーマがばっちり。
この馬は、スウェーデン・ダーラナ地方の伝統工芸品「ダーラナホース」。「幸せを運ぶ馬」として愛されているダーラナホースがあしらわれたツリーは、木の質感があたたかみのあるツリー。
丸の内OAZO=スウェーデンの「ダーラナホース」
丸の内仲通り、100万球のイルミネーション散歩。
職業柄、100万球のイルミネーションにうっとりしている場合ではないのです。
高級ブティックが並ぶ丸の内仲通り、花屋はついつい見ちゃうディスプレイウインドウ。気になったものをぱちり。
ISETANメンズウインドウは、ニコライバーグマン氏。
サンゴミズキをひっくり返して使ったベースに、丸いボール型のアレンジ。
ボールアレンジにはいろんなパターンがありました。秋らしい紅葉のもの。
足元。ふむふむ。
写真だとうまく撮れないけど、サンゴミズキの赤い枝が美しいのです。伝わりますかね?
店内に活けた柳にも、ボール型のオブジェ。
ブリックスクエアで花弘のウインドウをチェック。
ブリックスクエアの入口には、花弘さんが店を構えています。クリスマスっぽくいい雰囲気。
ツリーじゃなく、上に広がる形の樹がいいですね。リボンをたらして。
タータンチェックがテーマのようです。ボックスにもチェック柄。
その他、素敵だったウインドウたち。
なんだこれー?とキラキラ目を引いた紳士服のブルックスブラザーズ。
あ、一個一個もブルックスブラザーズの羊!
写真は撮れなかったけど、エルメス店内には本物のモミの木のツリーがあり、オレンジのボックスやリボンで飾り付けされていました。
そしてティファニーの店内には、水色のオーナメントで飾られたツリーが。
一流ブランドは、流行というより、ブランドのイメージカラー(エルメス=オレンジ、ティファニー=水色)押しなんだなあ。ふむふむ。
TOMORROWLANDは生花の装飾が素敵でした。これもあんまり写真撮れませんでしたが…赤のケイトウを使ったブーケが店内のあちこちにありました。
2018丸の内クリスマスイルミネーションまとめ。
丸の内イルミネーション、まとめです。
・今年の丸の内は「北欧」がテーマ!
・圧巻は「丸ビル」、おすすめは「ブリックスクエア」(個人的に)
・(丸の内じゃないけど)ミッドタウン日比谷のイルミネーションもいいぞ!
丸の内仲通りだけなら、端から端までのんびり歩いて15分~30分。
冬の間イルミネーションは続きますが、せっかくなのでクリスマスツリーが見られる11月~12月に一度は足を運んでみてはどうでしょうか。
11月18日時点でまだ設置されていませんでしたが、あとチェックしたいのは東京駅KITTEのツリーと、帝国ホテルのエントランス。後日時間があったら見に行って追記しまーす。
クリスマスからお正月、東京のホテル装飾系は力が入っていて楽しい(携わっている方々、本当にお疲れさまです!)。
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