花鉢図鑑

【ブルーデージー】の育て方・管理方法|お花屋さんの花鉢シリーズ

ブルーデージーの魅力の一つは、中心の黄色い管状花と周りの青い舌状花の色のコントラスト。ふんわりと茂った葉から伸びた細い茎1本に3cm程度のサイズの花を1輪咲かせてくれます。


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斑入りの品種だと、更に柔らかくて涼しげな印象がアップ。1種類だけで鉢植えにしても素敵ですが、バスケットに植えたり、他のお花と寄せ植えにしてもオシャレ!

アフリカでは自生しているくらいに強い植物ですが、日本の暑さ・寒さはちょっと苦手…。でも、コツさえつかんでしまえば長く・たくさんのお花を楽しめます。

秋から出回る花鉢ですが、「春に花鉢を購入した」設定で育て方・管理方法をお伝えします。

ブルーデージーとは?

ブルーデージーの基本情報です。

ブルーデージー

分類:キク科フェリシア属

原産地:南アフリカ

別名:ルリヒナギク(瑠璃雛菊)

ブルーデージーと呼ばれているのはフェリシア・アモエナとフェリシア・アメロイデス。どちらも見かけがそっくりな半耐寒性多年草ですが、アモエナ種の方が葉が細いことが特徴です。

日本では多年草として扱われていますが、原産地では樹高1mになる半低木として親しまれているそうですよ。

ブルーデージーが人気となったきっかけは、葉に白い斑が入った品種が一気に注目を浴びたこと!斑入り品種は花が咲かない時期でもカラーリーフとして楽しめることがポイントとなりました。

開花期は4月~6月、9月~11月。春と秋に2回お花がみられるのも嬉しいところですよね!また、ブルーデージーという名前の通り、青いお花が基本ですがピンクや白の花を咲かせる品種もありますよ。

花言葉は『純粋』『幸福』『幸運』『恵まれている』など。

「フェリシア」という属名は、英語でhappyやluckyに近い意味をもつラテン語の「felix(フェリックス)」が由来。

ポジティブな花言葉ばかりなので、お祝いの気持ちとして贈る花鉢としてもぴったりなのではないでしょうか。


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ブルーデージーを購入するときのポイント・選び方

株全体と葉っぱに注目!

ブルーデージー

蕾がたくさんついているもの、株張りのいいものを選びましょう。それから、株元がグラグラしていないことも大切です。

他にも、葉が多くて色つやが良いかどうか、下葉が黄ばんでいないかどうかもチェック!

買ってきたあとの楽しみ方・置き場所・管理方法

置き場所:日当たりと風通しがポイント!

ブルーデージー

地植えにしても良いのですが…季節によって日よけや防寒が必要になります。初心者は移動可能な鉢植えのままでの栽培がおすすめ!

春と秋は日当たりと風通しのいい場所で管理します。可愛いお花を室内で楽しみたくなりますが…日当たりの良さは花つきの良さに直結するので屋外での管理がマスト!

また、ブルーデージーは高温多湿が苦手なお花なので、特に夏は風通しに注意し、半日陰に置くか午前中だけ日に当てるようにします。

また、冬は凍らせないように注意!霜にあたると枯れてしまうので、5℃前後を保って管理します。

水やり:あげすぎには気をつけて…

土の表面が乾いたのを確認したら、鉢の底からあふれるくらいたっぷりと水を与えます。

ただ、湿度が上がる梅雨の時期から秋のお彼岸頃までは、特に水の与えすぎによる根腐れに注意です。「少し乾かし気味にして管理」を心がければ大丈夫。

肥料:肥料切れさせないことがコツ!

真夏を除いた春から秋にかけて、緩効性化成肥料を定期的に与えます。量は規定の半分位を心がけましょう。

終わった花は花茎の根元から摘み取る

花がらをそのままにしておくことは病気の原因に!枯れた花は花茎の根元から切り取りましょう。

きれいな姿を保つためにもこまめに行うことが大事です。

ブルーデージー、花が終わったらどうする?

暑さも寒さが苦手なブルーデージー。特に日本の寒い冬を越せないことが多く一年草扱いされることも…。

でも、置き場所と温度管理に注意すれば、またお花を見せてくれます。

春の花が終わったら切り戻し!

ブルーデージー

春の花が咲き終わったら、半分程度の長さまで思い切ってばっさりと切ってしまいましょう!春にはかないませんが、秋にも二番花を楽しめますよ。

高温多湿になる場所・凍る場所は避けて

暑さ寒さにやや弱く、特に夏の高温多湿が苦手。夏は直射日光と長雨に当たらないように軒下などで管理をし、西日にも当たらないよう注意が必要です。冬は凍らないように管理します。

植え替えは夏の終わりから秋頃

植え替えは1年に1回、8月下旬から9月の時期に。

ブルーデージーの根はとてもデリケート…。根を傷つけると枯れてしまうおそれがあるので、根鉢はくずさず1回り大きな鉢に植え替えをします。

また、植え替えの際に切り戻しも行いましょう。地上部を3分の1程度残してカットします。

花鉢の【ブルーデージー】まとめ

ブルーデージーのまとめです。

ブルーデージー

・暑さ寒さと湿度に注意!

・花をたくさん咲かせるポイントは肥料切れさせないこととよく日にあてること!

・春だけでなく、秋にもまたお花を楽しめる!

春と秋には可愛いお花、夏や冬には綺麗なグリーンとして活躍してくれるブルーデイジー。年間を通して目を楽しませてくれますね!

また、ブルーデイジーは日が当たると綺麗に咲きますが、天気がよくない日や夜になると花びらが外にクルンとカールするというおもしろい特徴があります。

お迎えした時には、是非観察して見てくださいね!

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