花鉢図鑑

【ルリマツリ(プルンバーゴ)】の育て方・管理方法|お花屋さんの花鉢シリーズ

ふんわりと手まりのような形の房が可愛らしい「プルンバーゴ」。プルンバーゴという名前よりも「ルリマツリ」という名前に聞き覚えのある方も多いのではないでしょうか。


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ルリマツリ(プルンバーゴ)は半つる性熱帯花木の一種。暑さに強く寒さにもある程度は耐えるので初心者でも比較的お世話が簡単!

薄紫色のような、青色のような…柔らかな色合いの花が特徴です。今回はそんなルリマツリ(プルンバーゴ)の育て方・管理方法をお伝えします。

ルリマツリ(プルンバーゴ)とは?

ルリマツリ(プルンバーゴ)の基本情報です。

プルンバーゴ

分類:イソマツ科 / ルリマツリ属(プルンバーゴ属)

原産地:南アフリカ

別名:ルリマツリ(瑠璃茉莉)、アオマツリ

「プルンバーゴ」という名前は、かつてこの植物の一種が鉛中毒の解毒剤として効果があるとされたことから、ギリシャ語で「鉛」を指す 「Plumbum」 から名前をもらったそう。

一番の特徴は、ラベンダーのような淡い青色の花。涼しげな印象がステキですよね!また、花の形がマツリカ(ジャスミン)に似ていることが和名の由来といわれています。

「プルンバゴ・オーリキュラータ」がメジャーな品種ですが、青の他にも白い花を咲かせる品種「アルバ」や、従来の色よりも更に目立つ濃い青色の花を咲かせる「インペリアル・ブルー」という品種もあります。

花が見られる期間が初夏から晩秋までと長いのも魅力のひとつ。暑い時期には爽やかな印象を、花の種類が少なくなってくる晩秋には華やかな姿を楽しめるって嬉しいですよね。

ただ、庭植えにすると見ごたえたっぷりのサイズになるくらいに生育旺盛!状況によっては他の植物が隠れちゃうかも…。

コンパクトに楽しみたいのであれば、鉢植えのままの管理がおすすめです。

ルリマツリ(プルンバーゴ)の花言葉は…

花言葉は「いつも明るい」「同情」「ひそかな情熱」など。

「いつも明るい」という言葉は可愛らしい花と涼しげな雰囲気に因んでつけられ、花後に萼からでる粘液によって花びらが体や服についてしまうことに由来して「ひそかな情熱」という言葉がつけられたそう。


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ルリマツリ(プルンバーゴ)を購入するときのポイント・選び方

茎と全体をよく見て。

プルンバーゴ

花鉢が出回る時期は春から秋までと長め。

茎が太くて、節の間が詰まっており、全体的にしっかりとしたものを選びます。プルンバーゴを初めてお世話する方やお世話にまだ慣れていない方は、環境が落ち着いている春からのお迎えがいいでしょう。

株全体をよく観察し、病気や傷のないものを選びます。脇芽が伸びるのもプルンバーゴの特徴ですが、初心者の方ははじめから枝数の多い株を購入すると育てやすいです。

買ってきたあとの楽しみ方・置き場所・管理方法

置き場所:たっぷりと日の当たる屋外へ。

プルンバーゴ

ルリマツリ(プルンバーゴ)はお日様の光が大好き!たっぷり日光の当たることに加えて、蒸れを防ぐためにも風通しのいい場所を選びましょう。

成長スピードが速く枝を広範囲に伸ばすため、ある程度の広さが確保できるスペースを用意することも大切です。

水やり:生育期は水切れしないように。

春から秋はルリマツリ(プルンバーゴ)の生育期。この時期は水切れに注意しましょう。

鉢の表面の土が乾いたら鉢の底からあふれるくらいにたっぷりとお水を。

肥料:春から秋は定期的に与えます。

春から秋は薄めの液肥を定期的に与えることで花を長く楽しむことができます。2週間に1回程度を目安に追肥しましょう。

花がら摘みも定期的に!

枯れた花は定期的にカットしましょう。初夏から秋までは花後に軽く切り戻しをしてあげると、わき芽が成長して次々と花が咲きます。

長くたくさんの花を楽しむためにも、定期的なケアをお忘れなく。

ルリマツリ(プルンバーゴ)花が終わったらどうする?

プルンバーゴは半つる性常緑性低木の一種。上手にケアをすれば毎年お花が楽しめます。

花後に剪定を。

プルンパーゴ

3月下旬頃になったら、まずは伸びた枝をカットしましょう。「少し短いかな?」と思う位に思い切って切り詰めてしまって大丈夫。

尚、生育中に「つるが伸びすぎてちょっと困るな…」と思ったら、その時にカットしてしまってもOK!

バッサリと切り戻しをしてしまったとしても回復は早めなので、すぐにまたお花をみせてくれるようになります。

冬は要防寒対策!

暑さには強い性質ですが、冬の寒さには注意が必要です。

水やりの回数と水量を減らして乾燥気味に管理しましょう。冬でも最低気温が2~3℃を保てる場所であれば、屋外での冬越しも可能です。

霜の心配がある場合は寒冷紗をかけて防寒したり、室内に取り込んで管理しましょう。

植え替えは年に1回。

ルリマツリ(プルンバーゴ)はとっても生育旺盛なのですぐに根詰まりを起こしてしまう一面も…。

根詰まりは成育の大きな妨げとなってしまい、最悪の場合枯れることもあります。トラブル防止のためにも年に1回は植え替えをしましょう。

水はけの良い土を使用し、大きめの鉢に植え替えることがポイントです!

花鉢の【ルリマツリ(プルンバーゴ)】まとめ

プルンパーゴ

まとめです。

・寒さに弱いので冬は防寒対策が必要。

・花後に軽く切り戻しすると、次々とわき芽が成長したくさんの花を楽しめます。

・年に一度植え替えをしましょう。

ルリマツリ(プルンバーゴ)のいいところは丈夫な性質に加えて、ほぼ1年を通して花が見られること。

1株を大きく育てて豪華な姿に育ててもよし、挿し木や株分けで増やしてもよし。

また、ハンギングバスケットに仕立てたり、コンテナの寄せ植えの1株として使う…というテクニックも。あなたの楽しみ方を是非見つけてください!

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