花鉢図鑑

【ラベンダー】の育て方・管理方法|お花屋さんの花鉢シリーズ

ラベンダーと言えば、北海道のラベンダー畑。一面紫色に染まる富良野のラベンダー畑は、観光地としても有名です。

ラベンダーの鉢植えは、母の日の贈りものでもよく使われる人気の花鉢。でも、もらってもどうしていいかわからない、最初はきれいだったけど夏に枯れてしまった…という方も多いのではないでしょうか。

ラベンダーには多くの種類(系統)があり、暑さ寒さへの耐性も異なります。住んでいる地域に合った種類を選び、環境に注意すれば自宅でも育てることができます。

この記事では、花鉢でよく出回るラベンダーの種類・管理方法をまとめました。

ラベンダーの基本情報

分類:シソ科ラバンデュラ属
原産地:地中海沿岸
和名:クンイソウ(薫衣草)

涼しい気候を好むハーブのひとつ

ハーブとしても有名なラベンダー。

北海道に代表されるように、本来は暑さの厳しくない場所で育てるのがよいお花です。高温多湿には弱く、いかに夏越しさせるかが大きなポイントになります。

お花屋さんには、ラベンダーの花が咲き出す3月~6月頃にポット苗や鉢植えで出回ります。色は系統によっても変わりますが、紫、青、白、ピンクなどがあります。

花鉢でよく出回る種類は2種類

北海道のラベンダー畑と思い浮かべるのはイングリッシュラベンダー

ラベンダーには大きく分けて4~5種類の系統があります。関東以西、夏の暑さが厳しい地域では、暑さに強い品種を選ぶことが大事です。

ラベンダーの種類は大きく以下5種類です。

・イングリッシュラベンダー
・フレンチラベンダー(ストエカスラベンダー)
・デンタータラベンダー
・レースラベンダー
・ラバンディンラベンダー

ただ、いわゆる「花鉢」として出回るのは、イングリッシュラベンダーとフレンチラベンダーがほとんどだと思います。

なので、この記事ではイングリッシュラベンダーとフレンチラベンダーのお話にしぼってお伝えします。

レースラベンダーやデンタータラベンダーも苗ものとして手に入れることはできます。趣味で育ててみたい方は別途調べてみてください。

イングリッシュラベンダーはどんなラベンダー?

花もきれいで香りがよく、ラベンダーといえば思い浮かべるのはこの品種。

夏の暑さに弱いので、関東以西で夏越しさせるのはなかなか難しい品種です。夏場は鉢を半日陰に移動させ、暑さから守ってあげましょう。

フレンチラベンダーはどんなラベンダー?

園芸店に並ぶフレンチラベンダー

花の先がウサギの耳のようになっているのが特徴のラベンダー。

ラベンダーの中では華やかな雰囲気で、花の色も紫系、ブルー系、ピンク系と豊か。比較的、夏の暑さにも冬の寒さにも強い品種です。


スポンサードリンク




ラベンダーを購入するときのポイント・選び方

育てやすい種類を選ぼう

うさぎの耳のようなフレンチラベンダー。比較的暑さに強い

長く育てるつもりであれば、ラベンダーの種類に注意して、住んでいる場所に適したものを選びましょう。

春先に購入すると長く花を楽しめます。鉢植えは、5号鉢くらいの大きめのものがその後も丈夫に育ちます。

花の数が多く、つぼみがたくさんついていて、枝葉など全体のバランスがとれているものを選びましょう。

買ってきたあとの楽しみ方・置き場所・管理方法

置き場所

環境が合えば地植えにもできる

できれば屋内ではなく、戸外の日当たりと風通しのよい場所に置きましょう。西日の当たらない場所が適しています。

種類によっては庭植えにもできますが、暑さや寒さを避けて移動できるよう、鉢のまま管理する方がおすすめです。

水やり

水やりは土の表面が乾いたらたっぷり、葉や花に水がかからないように行いましょう。

肥料

そこまで必要ではありませんが、春は置くタイプの肥料を土の上に置いておけばよいでしょう。

終わった花の花がら摘みはこまめに。

花が咲き終わったら、一つひとつ切り取ります。

早めに摘んで、ドライフラワーにしたり、ポプリにしたりして楽しむこともできます。

ラベンダー、花が終わったらどうする?

フレンチラベンダーの方が色数は豊富

上手に管理すれば翌年も楽しめます。大きな株になれば見ごたえもたっぷり!ぜひチャレンジしてみてください。

夏前にばっさり剪定を(夏が苦手です!)

7月頭ごろ、全体の花が終わったら切り戻します。

イングリッシュよりフレンチの方がやや暑さには強いですが、どちらも基本的に夏は苦手!!夏に蒸れて枯れることが多いので、下から3分の1~2分の1くらいを残して枝をバッサリ切ります。

西日を避けて、なるべく風通しよく涼しい場所に置きましょう。水は土がしっかり乾いてからたっぷり、が基本。

秋に植え替えをしよう

夏を越せたら、ひとまわり(大きくしたい方はふたまわり)大きな鉢に植え替えましょう。

土は水はけのよい土を選びます。植え替えをしたら肥料を与えて、株を充実させましょう。

四季咲き性の品種なら、秋にも花を咲かせます。

冬:耐寒性はイングリッシュラベンダーの方が強い

フレンチはイングリッシュより耐寒性では劣りますが、関東では問題なく屋外で冬越しできます。葉が枯れることはありますが、株は生きているので大丈夫。

水やりは控えめに(あげるときはたっぷり流れ出るまで)。春になればまた葉が芽吹いてきます。

ラベンダーの花言葉

ドライハーブとしても人気

ラベンダーには多くの花言葉があります。

「沈黙」「繊細」「優美」「あなたを待っています」「私に答えてください」「期待、幸せが来る」「許し合う愛」「疑惑」など。

ハーブティーにもよく使われますが、ラベンダーの香りには心が落ち着き癒されますね。「沈黙」は興奮状態を安定させる作用からついた花言葉だそうです。

花鉢の【ラベンダー】まとめ

イングリッシュラベンダー

ラベンダーのまとめです。

・常緑低木で、香りのよさが特徴のハーブ

・多く出回るのはイングリッシュラベンダーとフレンチラベンダー

・種類によって耐暑性、耐寒性など性質がちがう

・花は5月~7月頃に咲き、色は系統によっても異なるが、紫、青、白、ピンク

初夏に爽やかな花を見せてくれるラベンダー。母の日の贈りものとしても人気の高い花鉢です。

夏越しが難しく、枯らしてしまう方も多いのですが、種類を選んでしっかり手をかければ毎年花を見ることができます。

ぜひお気に入りの一鉢を見つけて、来年の花にもチャレンジしてみてくださいね。

関連記事