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花鉢図鑑

【ハイビスカス】の育て方・管理方法|お花屋さんの花鉢シリーズ

華やかで美しい花が魅力のハイビスカス

アオイ科の常緑低木で、日本では主に鉢植えで楽しまれていますが、温暖な気候の地域では庭木としても使用されています。特に沖縄では、「アカバナー」と呼ばれ、どこにでもある身近な花として親しまれています。

夏の花で強いイメージがありますが、まめな植え替えや温度管理が必要など、繊細さも持ち合わせています。では、ハイビスカスの育て方のコツや管理の方法をみていきましょう。

ハイビスカスとは?

ハイビスカスの基本情報です。

分類:アオイ科フヨウ属
原産地:中国南部、インド洋、ハワイ諸島、モーリシャス島など
別名:ヒビスカス、シューフラワー(※インド、ジャワ島など
和名:仏桑花・扶桑花(ブッソウゲ)

ハイビスカスは「夏の花」のイメージが強いですが、5月から10月頃の春から秋の長い期間店頭に並びます。

7月頃には、お中元やサマーギフトとして使われる大きな仕立ての鉢物も出回ります。花色も、赤、ピンク、オレンジ、黄色、白、青、紫など豊富。

品種は1万種あるとも言われ、大きくは、

・在来系で寒暖差に強いオールドタイプ
・フウリンブッソウゲをもとに交配されたコーラルタイプ
・ハワイ原種のハイビスカスとブッソウゲを交配させた大輪系で最も品種の多いハワイアンタイプ(ニュータイプ)

に分かれます。

観賞用のほかに、疲労回復効果のあるハーブティーや西洋料理のソースなどの食用として、さらには、繊維の原料としても使われています。

また、インドやジャワ島では靴墨の色を良くするために使われ、シューフラワー(Shoe flower)などとも呼ばれています。


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ハイビスカスの名前の由来・花言葉は?

花名の語源は、古代エジプトの美の女神・ヒビスに由来しています。

花ことばは「繊細な美」や「新しい恋」。花色別の花ことばは、赤いハイビスカスは「勇敢」、白は「艶美」、ピンクは「華やか」、黄色は「輝き」と言われています。

マレーシアの国花、ハワイ州の州花にも選ばれています。まさに南国のイメージぴったりですね。

ハイビスカスを購入するときのポイント・選び方

つぼみが多く葉色が濃いものを選ぼう

枝数が多く、色が濃く艶やかな葉のもので、つぼみが多いものを選びましょう。葉の裏側や葉先が黄色いものや茎の皮がはがれているものは避けてください。

また、葉が白い粉がついているものは、うどんこ病かも知れません。合わせて、アブラムシ、ハマキムシがいないかも確認しましょう。

コンパクトな仕立ては矮化剤によるもの

鉢植えのハイビスカスのほとんどには、矮化剤(背丈が伸びすぎないようにするための薬剤)が使われており、店頭には高さ30cm程度のものが多く並びます。

極端に草丈が低いものは、矮化剤が効きすぎている可能性があるのでできるだけ避けたほうがよいでしょう。

買ってきたあとの楽しみ方・置き場所・管理方法

置き場所は?:日当たりのよい屋外に

日当たりと風通しのよい戸外で育てましょう。店頭に並ぶのは5~9月頃が多いので、寒さの心配もありません。冬には室内に取り込むことを考え、地植えにはせず、鉢植えのまま管理するのがおすすめです。

暑さに強いイメージがありますが、30℃を超えないくらいが調子が良いようです。暑すぎる日は遮光をしたり、コンクリートに直接置かないよう工夫してみましょう。

寒さに弱いので、冬は室内の日当たりのよい場所へ。最低温度5℃以上(大輪の品種は8~10℃)を保つのがポイントです。

水やりは?:土の表面が乾いたらたっぷり

春から秋の開花中は、「乾いたらたっぷり」の水やりが基本。鉢底から流れ出るまでしっかりと水やりしましょう。

真夏の暑い時期などは、朝夕2回の水やりが必要になることも。また、時々葉の裏側に水をかけると病害虫予防にもなるのでおすすめです。

肥料は必要?:開花期間は肥料を与えましょう

肥料は、5月~10月の開花中は切らさないこと。リン酸成分を含んだ緩効性肥料を施します。チッ素成分の多い肥料は、つぼみがつきにくくなる原因となります。

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買ってきてすぐ植え替えてもいい?

ハイビスカスは成長が早く、鉢植えの場合1~2年に1回は植え替えが必要です。

花鉢として売られているものは小さめの鉢に植えられていることが多いので、買ってきてすぐに一回り~ふた回り大きな鉢に植え替えた方が管理も楽になります。

開花している鉢の場合、根鉢をあまり崩さず、そのままそっと植え替えましょう。

花が咲くのは1日だけ!花がら摘みが必要

ハイビスカスの花は、基本「1日花」。咲いた花は夕方にはしぼみ、もう一度咲くことはありません。しぼんだ花はそのままにせず、花茎から折って摘み取りましょう。

しぼんだ花はこんな感じ。つぼみとは違うので慣れるとわかるようになります。

放っておくと花だけポロリと落ちるのですが、これでは花がら摘みになりません。

種がつかないように、この花茎の根元のところからポキっと折るように摘みましょう。

マメに花がらを摘んでいると、次々につぼみができて花を咲かせてくれますよ。

ハイビスカス、お花が終わったらどうする?

寒さをよける冬越しがポイント

ハイビスカスは樹木なので、うまく育てれば毎年花が咲きます。ただし、寒さに弱い南国の樹ですから、冬越しがポイントになります。

花が終わる10月下旬~11月上旬に、1/2~1/3程度の高さに切り戻します。これを「強剪定」ともいい、冬の時期に株が弱ったり枯れたりしないようにするために行います。枝が重なって伸びている部分は細い枝のほうを付け根あたりから切るとよいでしょう。

(なお、冬に取り込む室内などの日当たりがよく、最低気温12℃以上を保つことができる場合は、冬の間も花が咲かせることができ、剪定の必要がありません)

冬を越えたら、5月頃に植え替えを

剪定をし、室内や軒下で冬越しをさせたハイビスカス。朝晩の寒さが心配ない季節になったら、屋外に出します。

5月頃になれば安心なので、ひとまわり大きな鉢に植え替えをします。また夏の間花を咲かせてくれるでしょう。

花鉢の【ハイビスカス】まとめ

ハイビスカスのまとめです。

・5~9月頃に出回る夏の花鉢

・日当たりのよい屋外に置くと、次々つぼみが咲く

・花は「1日花」。咲き終わった花がらは花茎ごと摘み取ろう

・冬は室内や軒下など寒さをよけられる場所へ。最低気温5~10℃は必要

・成長が早いので、開花期のまえに植え替えをすると良い

夏空に似合う南国の花、ハイビスカス。

花は「一日花」でまさに美人薄命の花ですが、次々とつぼみをつけ花を咲かせる力強い花でもあり、繊細さと大胆さを持ち合わせた魅力的な花です。

初夏から夏まで長くお花屋さんに並びますので、気に入った色の花を見つけたらぜひ育ててみてはいかがでしょうか。