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花鉢図鑑

【プリムラ】の育て方・管理方法|お花屋さんの花鉢シリーズ

春になるとお花屋さんの店頭をにぎわす花鉢のひとつが「プリムラ」の仲間たちです。

プリムラは、500種類以上の品種があり色も豊富。比較的安価で購入でき、冬から春までの長い期間楽しむことができるのでとても人気があります。

管理方法も比較的簡単で、なかには香りがとてもよいものや、エディブルフラワーとして利用されている品種などもあります。

お花屋さんに出回っているプリムラの仲間は、大きく分けて「ジュリアン」「ポリアンサ」「メラコイデス」「オブコニカ」の4種類。それぞれの違いも見ていきましょう。

プリムラとは?

プリムラの基本情報です。

分類:サクラソウ科サクラソウ属
原産地:ヨーロッパからアジアにかけて広範囲
別名:桜草(サクラソウ)、西洋桜草(セイヨウサクラソウ
英名は:プリムローズ

プリムラ=桜草。

初秋の9月頃から店頭に並び、年末頃には多くの品種が出回ります。

開花は品種によって異なりますが、だいたい11月~4月頃。赤やピンク、白、黄色、オレンジ、青、紫など、様々な花色があり、花形もひと重咲き、八重咲き、バラ咲き、フリル咲きなどいろいろです。

花の付き方として、太い茎の先端にたくさんの花をつける「ポリアンサ(くき立ち)」と、茎の根元からたくさんの花茎を伸ばして、その先端に一つだけ花をつける「アコーリス」の2つのタイプがあります。

日本で流通している主な品種は、ヨーロッパ原種由来の「ジュリアン」と「ポリアンサ」、アジア原産の「メラコイデス(マラコイデス)」「オブコニカ」「シネンシス」の5つです。

プリムラ・ジュリアンとプリムラ・ポリアンサ(ヨーロッパ系)

左:ポリアンサ 右:ジュリアン

「プリムラ・ジュリアン」は、花色、花形が豊富でコンパクトなプリムラです。3~4号の花鉢や、ポット苗として出回ります。丈夫で耐寒性に強い品種で、花壇や寄せ植えにもよく使われています。秋ごろから出回り始めます。

「プリムラ・ポリアンサ」は、ジュリアンよりもひとまわり大きいプリムラ。花弁に厚みがあり、華やかで花もちも良いです。花色、花形が豊富。3~4号の花鉢として出回ることが多いです。

プリムラ・メラコイデスとプリムラ・オブコニカ(アジア系)

左:オブコニカ 右:メラコイデス

「プリムラ・メラコイデス(マラコイデス)」は、花茎が長く立ち上がって咲くタイプのプリムラ。小さな花がまとまって咲き、「桜草」のイメージに最も近いタイプです。

12月頃に店頭に並び初め、2~4月頃まで花鉢が出回ります。5号鉢に仕立てられた花鉢が多いです。花色は白・濃淡ピンクなど。和名はケショウザクラ、オトメザクラとも。

「プリムラ・オブコニカ」は、円錐形のガクを持つ、やや大きめの品種です。オレンジや紫などカラフルな花色が多いのが特徴です。葉にプリミンという毒があり、触るとかぶれることもあるので注意。和名はトキワザクラ。

プリムラ・シネンシス系(アジア系)

花鉢としてお花屋さんに出回るプリムラは前述した4種類がほとんどです。ごく少数ですが、「シネンシス系」という中国原産のプリムラも園芸種として出回っています。

銅葉がシックな雰囲気で、他のプリムラと少しイメージが違いますね。


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プリムラの花言葉は?

メラコイデスの白花

プリムラ全体の花言葉は、「青春の恋」

色別や種類ごとでは、

ジュリアンは「青春の喜びと悲しみ」。ポリアンサは「可憐」「無言の愛」。メラコイデスは「気取らない愛」「運命を開く」。オブコニカは「初恋」など。

赤いプリムラは「美の神秘」「後援のない功績」、紫色のプリムラは「信頼」などがあります。

プリムラを購入するときのポイント・選び方

どんな鉢をいつ選ぶ?

長く楽しむには、購入時期は11月~12月頃がおすすめです。上手に管理すれば春まで長く花を咲かせてくれます。

1~2月に購入する場合は、急に寒さに当たると枯れてしまうことがあるので気を付けましょう(霜が降りるような場所に置いて枯らしてしまうことがよくあります)。

いずれの種類も、根元がしっかりしていて、ぐらぐらしない鉢を選びましょう。葉は色が濃く鮮やかで枚数が多いものを。葉先や下葉が枯れたり黄色くなっているものは、肥料不足や水切れ、苗が弱っている可能性があるので避けましょう。

つぼみがたくさんひかえています

また、つぼみがたくさん付いていて、全体が間延びしていない鉢を選ぶとよいでしょう。

買ってきたあとの楽しみ方・置き場所・管理方法

置き場所は?:種類によって耐寒性が違う

プリムラは、風通しがよく、日光のよく当たる場所を好みます。

購入後の数日間、昼は戸外の寒風の当たらない場所、夜は室内の玄関などに置き、寒さに慣らすとよいでしょう。

苗でも出回るジュリアンは寄せ植えにも人気

もっとも耐寒性が高いのは「ジュリアン」。屋外の寄せ植えや花壇にも使えますが、霜が降りたり、凍ってしまうような場所は避けましょう。

「ポリアンサ」もジュリアンと似た管理で大丈夫です(やや耐寒性は劣ります)。

メラコイデスやオブコニカの5号鉢(花鉢として仕立てられたもの)は、やや寒さや風に弱いです。室内の日当たりの良い場所で楽しみます。屋外に置くならベランダや軒下などがよいでしょう。

水やりは?:土の表面が乾いたらたっぷり

ジュリアンの八重咲き

乾燥に弱いので、土の表面が乾いたら、暖かい日の午前中にたっぷり水を与えます。

花や葉に水がかからないよう葉を持ちあげて株元や土に水をかけるようにしましょう。

水やりを忘れるとすぐくたっとなってしまいますが、水をやれば復活するくらいには強いです。

肥料は必要?:しっかり肥料で花を長く楽しめる

長く花を楽しむには、肥料が必須!

開花期の11月から4月の間は、10日に1回程度のペースでリン酸分の多い液体肥料をあたえると次々と花が咲きます。ハイポネックスなどの液体肥料を1本用意しておくとよいでしょう。

「ジュリアン」と「ポリアンサ」は、葉の色が薄くなったり、花の数が減ってきたら緩効性化成肥料も適量与えましょう。

害虫と病気

気温が上がると、アブラムシやヨトウムシが発生しやすくなるので、こまめに駆除することが必要です。ひどい場合は、市販の薬剤を株元に散布し防除すること。

また、高温乾燥が続くとハダニが出やすくなるので、葉の表裏に霧吹きで水をかけるとよいでしょう。また、ナメクジにも要注意です。

高温多湿の時期になると、軟腐病になったり、灰色かび病やうどんこ病が発生しやすくなるので、こまめに花がらや枯れ葉を取り除いたり、除草をして通気性を良くすることを心掛けましょう。

終わった花は摘み取ろう

花が終わったら、茎の根元からハサミを入れて、こまめに花がら摘みをします。

つぼみを日に当たるようすると新たな花がどんどん咲きます。

メラコイデスは下から順に花を摘んで、全体が終わったら花茎から切る

 

買ってきたプリムラが急に枯れちゃった!なぜ?

霜・寒風に当てない。環境に慣らすのが大事

きれいに咲いていたプリムラの花鉢を買ってきたのに、1週間もしないうちにぐったり枯れちゃった!ということがたまにあります。

きれいに咲きそろったプリムラは、生産者さんが丹精込めてハウスや温室で育てたもの。あたたかいハウスから出荷されて、店頭に並んでいます。

特に1~2月の寒い時期に買う場合は要注意。急に北風が当たる屋外に置くと変化に耐えきれず枯れてしまうことも。

また、日差しが強くなってきた3月に、強い春風に当てて屋外に置いて置いたら1日で枯れちゃった…!こともあります(体験談)。

買ってきてしばらくは、霜・風・直射日光など大きな変化をダイレクトに与えないように、徐々に環境に慣らすようにしましょう。

葉が黄色くなるのはなぜ?

ジュリアンやポリアンサは、葉が黄色くなってしまう…という相談が多いです。

葉が黄色くなるのは、温度が高すぎる・日光が足りない・水やりを忘れて乾かしすぎてしまった…などが原因です。心当たりがないか振り返ってみてくださいね。

プリムラ、お花が終わったらどうする?

ジュリアンのローズ咲き品種

花鉢・苗で出回るプリムラは、ほとんどが一年草扱いです。秋に買って、春まで楽しんだら終わり、と思っておきましょう。

本来プリムラは多年草なのですが、高温多湿の日本では夏の管理が難しいため、一年草扱いとなっています。夏越しがうまくできる地域なら、株が増えて毎年きれいな花が咲きます。

チャレンジしてみたい人は、頑張って夏越しを

夏の暑さに弱いので、花が終わったあとの春以降は、風通しのよい半日陰で管理し、鉢内の温度が上がらないようにします。水やりは控えめにして乾かし気味にします。

植え替えと増やし方

プリムラは、株分けで増やすことができます。夏越しをして涼しくなってきた9月頃、ひとまわり大きくなった株を鉢から根ごと抜き取り、根鉢をを軽くくずして土を落としてから、株元を2~3つ程度に引き分けて株分けします。分ける際は、芽が3~4つほどつけた株が目安となります。

また、植え付けや植え替えは、株を大きく育ててたくさんの花を咲かせるようにするために、1~2回りほど大きな鉢に鉢増しをするとよいでしょう。

根元に水がたまりやすいので、深植えしないこと。周囲の土より1cmほど高くして浅植えします。水はけがよく、水もちがよい土を好みます。

花鉢の【プリムラ】まとめ

ジュリアンはエディブルフラワーにもなります

プリムラのまとめです。

・花の少ない冬に楽しめる
・多く出回るのは「ジュリアン」「ポリアンサ」「メラコイデス」「オブコニカ」の4種
・外に置く場合は霜や寒風に当てないよう注意
・肥料を切らさないことで、春まで次々花が咲く
・本来は多年草だけど、日本では一年草(夏越しが難しい)

プリムラは古くから品種改良が進められ、たくさんの種類があり、いろんな色や形の花のプリムラに出会うことができます。

また花の少ない冬の時期に長い期間咲いているので、いろんな楽しみ方ができる便利な植物です。是非一度チャレンジしてみてください。