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花鉢図鑑

【コチョウラン】の育て方・管理方法|お花屋さんの花鉢シリーズ

コチョウランは贈答で使われることが多いランで、開花調整ができるため、一年を通して店頭に並んでいます。

開店祝いや当選祝いで、多くのコチョウランが並んでいる様子を目にすることがありますね。

贈りものとして頂いたコチョウランは、どのようにお世話をしたらよいの?お花が終わった後はどうすればよいの?

意外と持てあましてしまう人が多いコチョウランの管理方法についてまとめました。

コチョウランとは?

コチョウランの基本情報です。

分類:ラン科ファレノプシス属
原産地:台湾・東南アジア・オセアニアの一部
和名 : 胡蝶蘭

コチョウランは東南アジアを中心に自生しているランで、自生地では太い根を使って木の幹にはり付いて生息しており、着生ランとも呼ばれます。

鉢植えでもたまに根が鉢から飛び出しているのもそのためで、コチョウランを上手く育てるうえでのポイントにもなります。

日本でもコチョウランの原種であるナゴランが自生していますが、乱獲により今では野生のナゴランを目にすることはほとんどありません。(ナゴランは培養増殖したものが出回っていますので、気になる方は探してみてください)

さて、鉢植えで出回っているコチョウランを理解するポイントとして、「大きいコチョウラン」と、小型の「ミディコチョウラン」があるという点です。


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大型のコチョウランと、ミディコチョウランがある

大型のコチョウラン

いわゆる「コチョウラン」といって思い浮かべる、白い花がずらっと並んで付いているコチョウラン。

一般的に7~8号の塗鉢に花茎が3本または5本で仕立てられ、花茎の本数・花の輪数が多いほど価値が高いです。

これらは通常3~4号ポットで栽培されたものを3株寄せ植えにした状態で仕立てられています。鉢の根元の水苔やバークチップをよけてみると、ビニールポットが見えることが多いです。

あの豪華な鉢植えの見栄えをつくるために、寄せ鉢にされているということですね。なので、このまま長く育てるのは難しいとわかります(育て方については後述します)。

花色は白が主流。ピンクや、白花で中心がピンクのものもあります。

最近では花に特殊なプリンターで印字したものや、特殊な染料でカラフルに染めたコチョウランも流通しています。

数年前に遺伝子組み換えで青いコチョウランが開発されたとニュースになりましたが、遺伝子組み換えの青いコチョウランはまだ商品として流通していないようです。

ミディコチョウラン

白いコチョウランより鉢も花も小さく、ピンクや黄色といったカラフルなコチョウランのジャンルがあります。

これらは、「ミニタイプ」や「ミディコチョウラン」「ミディファレノ」などと呼ばれているタイプです。

母の日や敬老の日など、カジュアルな贈り物としてもよく使われますね。こちらのタイプは1株か2株を寄せ植えにしたものが多いです。

大輪のコチョウランは白が主流ですが、ミニ・ミディタイプは白・ピンク・黄・模様のあるタイプなど花色の幅が広いのが特徴です。

コチョウランを購入するときのポイント・選び方

つぼみより、花が咲いているものを

コチョウランは満開になってから2カ月以上楽しめる、とても持ちのよい花です。特に寒い冬はつぼみが開かないことが多いので、9割程度花が開いているものを選びましょう。

同じ品種であれば、葉の枚数が多いもの、葉にシワがなく張りのあるものを選ぶとよいでしょう。

育てることを楽しむならミディタイプがおすすめ

ミディタイプはいろんな色があるのが魅力

大輪の胡蝶蘭より、ミディタイプの方が寒さにも強く、翌年花をつけやすいです。翌年も花を咲かせることを目的にする場合はミディタイプを選びましょう。

 

もらったあとの楽しみ方・置き場所・管理方法

置き場所:明るく、暖かく。湿度も高めが好き

コチョウランは高温多湿の場所を好みます。できるだけ暖かな場所に飾り、エアコンなどで乾燥しているときには加湿器をつけておくと長く楽しむことができます。

暖房で室内が暖かくても空気が乾燥していると、蕾が開かず黄色くなってしまったり、花が早く終わってしまったりすることもあります。

直射日光が当たると葉が黄色く焼けてしまい、酷くなると枯れてきます。窓際に飾る場合にはレースカーテン越しのやわらかな光を当てるようにします。

水やり:株元をよく見て!寒いときは控えめに

前述したように、贈答用のコチョウランは寄せ植えになっていることが多いです。

水差しで1ヶ所に水を与えるだけでは、水がかかっている株と、全く水がもらえない株が出てきてしまいます。葉が付いている株が3個あれば、3ヶ所それぞれの株もとに水を与えるようにします。

寒いときに水が多いと根が傷み、花が早く終わってしまう原因になります。最低温度が20℃以下になったら、水やりを極端に少なくしましょう。

人が手で触って冷たいと感じない程度の水温(18℃程度)に温めてから与えると、水やりで根を傷める心配が少なくなります。(熱湯はかけないでくださいね)

ラッピングはそのままでいい?

贈答用のコチョウランは基本的に、鉢がラッピングされていることが多いですね。

水やりの際、鉢底から流れ出した水がラッピングの中に溜まってしまったりするので、ラッピングは外して管理した方が植物のためには良いです。

が、せっかく華やかにラッピングされているコチョウラン。開店や移転祝いにはそのまま飾りたいのも人情。

コチョウランは乾燥に強く、水やりは2週に1度ほど(寒い時期は1ヶ月に1度)で十分なので、1ヶ月ほどはラッピングしたまま楽しんでもよいでしょう。

 

肥料は必要?

開花鉢をいただいた場合、花を楽しんでいる間は特に肥料は必要ありません。

明るさ・温度に気をつけた場所に置き、水やりのみの管理でOKです。

 

コチョウラン、お花が終わったらどうする?

2番花を楽しむ方法

次の花と楽しむ方法として「2番花を咲かせる」というやり方があります。

花が5~6割程度しぼんだら、花茎の下から3節目の上をハサミで切ってみましょう。花茎の節には花芽が隠れているため、コチョウランの状態がよければ、切ってから1ヶ月程度で節から小さな芽が伸び始め、3ヶ月くらいすると再び花を咲かせてくれます。

もちろん購入したときほどのボリュームにはなりませんが、コチョウランの花をもう一度楽しむ簡易的な方法です。

本気で来年も咲かせる場合

来年も花を咲かせる!ちゃんと育てて毎年楽しむんだ!という場合、寄せ鉢されている株を取り出し、1株ずつにして管理する必要があります。

そこまでやるぞ!と思う方には、別記事で管理方法をまとめたいと思いますのでそちらを参考にしてください。

(来年も咲かせるつもりのときは、前述した2番花はつけさせず、5~6割程度花がしぼんだときに茎を元の方で切り落とします)

コチョウラン、鉢の捨て方

開店祝いや移転祝いで大量にコチョウランをもらって、とても育てられないこともありますよね。

2か月ほど華やかに楽しんだら、贈答用のコチョウランの役目は十分に果たしたと言えるでしょう。見苦しく枯れてきた鉢をそのままにしておくのは決して印象が良いものではありません。

育てるつもりがない場合は、一定期間を過ぎたら処分しましょう(けっこう大きいので処分もひと苦労…)

処分の仕方も別記事にまとめたいと思いますが、お届けしてくれた花屋さんに連絡して、処分してもらえるか聞いてみるのもひとつの方法です。

 

花鉢の【コチョウラン】まとめ

コチョウランのまとめです。

・贈答用で多く使われるラン

・大きな白のコチョウランだけでなく、ミディタイプもある

・ミディタイプの方が色が豊富。寒さにも強いことが多い

・寒さに弱いので、冬の管理がポイント

・最低温度が15℃以上になるように心がけよう

いただいたものの、どうやって管理すればいいのか持て余してしまう方も多いコチョウラン。

今回は、コチョウランの特徴と選ぶ際のポイント、買った&もらったコチョウランを花が終わるまで楽しむ管理方法をまとめました。

「コチョウラン、もらったけどどうすればいいの?」と思う方の、参考になれば幸いです。

ミディタイプのコチョウランは比較的育てやすく、色々な品種があるので、お気に入りの品種を探して育ててみるのもおすすめですよ。