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花鉢図鑑

【アジサイ(紫陽花)】の育て方・管理方法|お花屋さんの花鉢シリーズ

母の日のギフトとして、カーネーションにも劣らない人気を誇る『アジサイ(紫陽花)』

3~5月のお花屋さんをにぎやかに彩る、人気の花鉢のひとつです。

アジサイはもともと日本原産の植物。公園やお寺にも植えてあるくらいだし、管理も簡単なんでしょ?と思われがちですが、『母の日にもらったアジサイ、すぐダメになっちゃった』というクレームも多い花なんです。

決して難しいわけではないんだけど、押さえておいてほしいポイントはあります。

もらった『アジサイ(紫陽花)』の花鉢をなるべく長く楽しむ管理方法、来年も咲かせるためのコツをご紹介していきます。

アジサイ(紫陽花) とは?

アジサイ(紫陽花)の基本情報です。

学名:Hydrangea macrophylla
分類:アジサイ科アジサイ属
原産地:日本
和名:紫陽花・七変化 

多く出回るのは「西洋アジサイ(ハイドランジア)」

一般的に良く出回るのは、5~6号鉢サイズ。早いものは2~3月頃から出回ります。

出回り量・種類ともに一番多いのは母の日前です。4月~5月上旬に花屋さんや園芸店を回れば、様々な品種のアジサイを見ることができるでしょう。

現在鉢花として出回っているアジサイの多くは「西洋アジサイ(ハイドランジア)」と呼ばれるもの。

日本原産のアジサイがヨーロッパに渡り品種改良され、逆輸入されたものです。丈が短く花がつきやすく、花が大きく華やかに改良されています。

北米出身の「アナベル」や「カシワバアジサイ」

西洋アジサイとは違う系統で、北米産のアジサイがあります。

白いてまりのような花を咲かせる「アナベル」や、円錐状の大きな花房が見事な「カシワバアジサイ」などが有名です。

花鉢での出回りもありますが、大型になるので、庭植えで楽しまれることが多い種類です。

日本の「ヤマアジサイ」の仲間

日本原産の小型なアジサイ「ヤマアジサイ」の仲間も鉢植えで出回ります。

西洋アジサイに比べると小さく、楚々とした花。山野草や、盆栽などで使われるイメージです。


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アジサイ(紫陽花)を購入するときのポイント・選び方

色・品種が豊富!

アジサイの鉢植えはとにかく品種が豊富です。てまりのように咲くタイプ、ガクアジサイが改良されたタイプ、フリルのあるもの、星形に咲くもの、単色、複色、色変わりするものなどなど、とにかく色も品種も覚えきれないほど。

もっとも種類豊富に出回る4月頃に園芸店やお花屋さんをのぞいてみて、お気に入りの品種を探すのがおすすめです。

ある程度、花が色づいているものがおすすめ

5号鉢のアジサイだと、ひとつの鉢に4~5個花がついているものが多いと思います。中にはまだ色づいていない、緑色の花がついているものもありますが、ある程度色づいているものの方がおすすめ。

しっかり日に当たる場所に置けばつぼみも咲いてくるのですが、日当たりに置くのが難しい場合もあるからです(後述します)。

アジサイの「花びら」に見える部分は「ガク」の一種。本当の花ではありません。

しっかり色づいていても長く楽しむことができるので、ある程度色づいた花がすぐ楽しめるものを選ぶと良いでしょう。

買ってきたあとの楽しみ方・置き場所・管理方法

ラッピング・バスケットは外す!

母の日ギフトでアジサイ(紫陽花)をもらったら、ラッピングやバスケットは外しましょう。

きれいだからもったいない…という気持ちもわかりますが、あれはプレゼントのための包装紙のようなもの。外すと管理もぐっと楽になります。

置き場所は?室内の明るい場所

レースカーテン越しに光が入るような、明るい室内に置くのがベストです。

特に春先に出回るアジサイは、温室で促成栽培されたもの。お花屋さんでも基本は室内で売られています。買ってきてすぐ日に当てたり、風に当てたり、環境が大きく変化すると萎れてしまうこともあります。

屋外に置く場合も、直射日光が当たる場所にいきなり置くのは避けた方が良いと思います。玄関や軒下などから、様子を見ながら少しずつ慣らしていきましょう。

水やりは?水切れしやすいので注意

アジサイは水が大好きな植物です。そして売られている鉢植えのアジサイは、地上部の大きさに比べて鉢が小さいことが多いです。つまり、とても乾きやすいということです。

土の表面を触って、乾いていたら、鉢底から流れ出るまでたっぷり水をあげてください。その際、鉢皿に水をためたままにしないこと。

底面給水の鉢の場合は、毎日水量をチェックし、なくならないように水を足します。

肥料は?開花中は必要なし

アジサイの花鉢は、開花中は肥料は必要ありません。

大事なのは、置き場所と水やりのみ!です。

 

アジサイ(紫陽花)の花鉢、よくあるトラブル

水やりを忘れて、ぐったりしちゃった!

2~3日忙しくて水やりを忘れて、ハッと気づいたらぐったりしてる…!!

大丈夫、花屋でもよくやります。その場合は玄関かお風呂場に鉢を持っていき、鉢土にじゃぶじゃぶしっかり水やりをします。その際に、葉や花にも水をかけてあげましょう。

そのまま半日くらい日陰に置いておくと、水を吸って元通りになります。元気になるまで日当たりには出さないように…!

もどりました!

水はあげているのに、花がしおれてしまった

土は湿っているのに、花がぐったりしてしまっている…。

直射日光に当たる場所に置いたりすると、花からの蒸散が多すぎて萎れてしまうことがあります。

そんなときは、鉢を日陰に避難しましょう。土に水やりはせず、花に霧吹きやシャワーで水をかけてあげましょう。しばらく日陰に置いておくと、元通りになります。

いずれも注意点は、萎れて元気がないときに日当たりに出さないこと!最悪の場合そのまま枯れてしまうこともあります。

アジサイ(紫陽花)、いつまで楽しめる?

秋までじっくり、色の変化を楽しめる

アジサイの花に見える部分は「装飾花」というガクの一種。だからお花と違って長く楽しむことができるのです。

5月に青やピンクに咲いていたアジサイも、1ヶ月ほどすると徐々に緑がかった色に変化してきます。そのまま夏を過ぎ、秋が深まってくると緑から濃い赤に色が変化し「秋色紫陽花」として楽しめるものもあります。

アジサイが秋色になる仕組みについてはこちらの記事をどうぞ。

▶紫陽花(アジサイ)が秋色になる仕組みとは?お花屋さんに出回る秋色紫陽花の種類を解説!

来年以降も育てるつもりなら、7月中には剪定を

「色の変化を秋までずっと見ていたい」のと「来年以降も花を咲かせたい」のは、残念ながら両立しません。

来年以降も花を咲かせたい、毎年株を大きくして花を楽しみたい、と思うのであれば、7月中には花をカットする「剪定」を行います。

剪定の方法については、次の章で見てみましょう。

アジサイを来年も楽しむための、花後の管理方法

6月なかば。だいぶ花がくたびれてきました

いまついている花をじゅうぶんに楽しんだら、剪定をします。剪定は早くてもかまいませんが、遅くとも7月の終わりまでには終わらせましょう。

7月中に剪定・植え替えをしよう

剪定のコツ

花から2~3節のところでカットします。脇芽が出ていると思うので、その2㎝くらい上で切りましょう。

この脇芽が来年伸びてきます(来年は咲かず、その翌年に咲く芽になります)。

全体にすべての花を切り落として、こんな感じ。

花がついていない枝があれば、それは来年咲く枝なので、剪定はせずにそのままにします。

植え替えのコツ

剪定したら、同じタイミングで植え替えをしましょう。一般には「二回りほど大きな鉢に」と言われますが、あまり大きくしたくなければ小さい鉢でも大丈夫です。

植わっている鉢からそっと根鉢を抜き、花用の培養土などを使って新しい鉢に植え付けます。

しっかり水やりをしながら、屋外の半日陰で育てよう

剪定・植え替えが終わったら、屋外の明るい日陰で育てましょう。真夏に西日や直射日光が当たりすぎる場所は避けます。

水やりは今までと同じように、乾き始めたらたっぷりと。

冬は落葉して休眠状態になりますが、水やりは続けてください。

庭植えにしてもOK

アジサイは地植えにして育てることもできます。お庭があれば、このタイミングで庭植えにするのもOKです。

 

花鉢の【アジサイ(紫陽花)】まとめ

アジサイ(紫陽花)のまとめです。

・母の日にギフトとして人気

・日本原産なので丈夫で育てやすい

・色・品種ともに多種多様!お気に入りを見つけよう

・買ってきた1年目の花は、明るい室内で楽しむ

・秋に向かって変化していく花色を楽しむのもあり

・翌年以降も育てるなら、7月中に花を剪定・植え替えするとよい

最近は母の日でカーネーションを超える人気を誇る『アジサイ(紫陽花)』の花鉢。

買ってきた・いただいたときの、花を長く楽しむ管理方法と、翌年以降も育てる場合の花後管理をまとめました。

日本人には身近な花であるアジサイ(紫陽花)、コツをつかんで、ぜひ長くお花を楽しんでみて下さいね。