切花図鑑

【葉もの図鑑】ダスティーミラー|花言葉・出回り時期・花もち・飾り方

ダスティミラー

秋冬にピッタリのシルバーカラーが美しい葉もの、「ダスティーミラー


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しかし季節限定のグリーンではなく、1年を通して流通しておりクラシックな印象や温かい質感でデザインのインパクトをグッと上げてくれます。

シルバーリーフの代表的な葉物であり、園芸では「シロタエギク」の名前でも有名ですね。どちらも、冬のイベントやギフトに欠かせない葉物です。

今回はダスティーミラーの扱い方や、ピッタリの花材選びなど詳しく解説していきます!

ダスティーミラー(シロタエギク)ってこんなグリーン!

ダスティーミラー(シロタエギク)の基本情報

学名:Senecio cineraria
分類:キク科セネキオ(キオン)属
和名:白妙菊
英名:Dusty miller
原産地:地中海沿岸

切り花として出回る「ダスティーミラー」は英名で、店舗により「シロタエギク」と表記することもあります。

学名のSenecioは「キク科」を意味しており、園芸では菊に似た黄色の花を楽しむことができます。

ベルベットのような触り心地で、葉の表面は白い綿で薄く覆われています。長さは20〜50cm程度で、あまり大きなアレンジや花束には使いません。

価格は200円〜400円くらい。写真のように幅広い葉の品種のほか、葉に切れ込みがあるタイプもあります。

切り花だけではなく押し花に加工したり、ドライにして楽しむこともできます。


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ダスティーミラーの飾り方・日保ちについて。

ダスティーミラーは日もちする?

ダスティミラー

ダスティーミラーは1週間ほど日持ちをし、水切りをして管理します。

元気がなくなってしまったダスティーミラーには湯あげが最適。沸騰したお湯の中に茎の切り口を約2cm入れ、茎の中の空気を抜きます。

数秒で気泡が見えてくるので、仕上げに熱で変色した茎を切り冷たい水に入れます。

一気に水を吸い上げ生き生きとした姿になります。

ダスティーミラーの飾り方・飾るときの注意など。

葉が水に浸かると痛みやすいので、水の量や濡れた手で触らないように注意が必要です。霧吹きを使用する際は離れた場所に移動させましょう。

葉物の役割の1つである「土台隠し」。もちろん大事なポイントではありますが、ダスティーミラーは「魅せるグリーン」。

表現したいテーマに合わせて花との組み合わせや配置を楽しみましょう。

合わせたいお花・おすすめの使い方。

葉物で印象が変わる「青・白」

夏場には「涼しい色合いで」、冬場には「雪のようなイメージ」、または男性に送るアレンジメント・・・これらには青と白の組み合わせは欠かせません。

花弁の質感や旬の花材を使用することによってそれらを演出することができ、更にグリーンでより強い印象を与えることができます。

ダスティーミラーはその質感から「あたたかさ」を感じさせるグリーン。白い産毛は雪化粧したようにも見えるので、秋冬のアレンジに向いています。

同じ花材でも葉物で仕上がりが大きく変わるので、お客様の要望に合うように注文を受け、仕上がりがよりイメージに近くなるような花材と葉物選びを心がけましょう。

アンティークカラーと合わせて大人っぽく

寒色の花材と合わせることの多いダスティーミラーは、アンティークカラーでまとめるのもオススメ。

落ち着いた色合いでなので男女問わず目上の方に贈ったり、最近では若い女性にも人気の色合わせです。

やっぱり外せないクリスマス

生花店では、ダスティーミラーといえばクリスマス!

赤や白の花材と合わせるだけでクリスマスの雰囲気を出すことができ、お客さんからも人気の組み合わせです。

クリスマス前にも「冬らしい」感じを演出でき、クリスマス直前にはピックやラッピングでよりクリスマスらしさを出せます。

同じような色合わせでバレンタインにもピッタリ。長い期間、様々なイベントで大活躍です。

園芸におけるダスティーミラー

花壇や鉢植えでもシルバーリーフとして人気のダスティーミラー。

美しい葉が全体の美しさを引き立て、地植えにすれば株が大きくなりひときわ目立ちます。

株が育つと菊に似た黄色い花を咲かせ、観賞のメインは銀葉であるものの花壇に彩りを添えてくれます。

病害虫の心配もなく手軽に育てられるので、大きくなれば葉を切り取り室内で楽しむこともできます。

ダスティーミラーまとめ。

ダスティミラー

・和名は「シロタエギク」店舗によって表示が異なります。

・シルバーリーフの代表。葉の表面に綿のような産毛がある。

・葉が水に濡れると変色するので要注意。

・元気がないときは湯上げをしましょう。

いかがだったでしょうか。

シルバーリーフってなに?という方がいれば、まずダスティーミラーから覚える人も多いでしょう。

産毛があり扱いに気をつける点もありますが、見た目のインパクトは抜群!

通年出回っているので、テーマに合わせて花材選びを楽しめますね。

秋冬は特にイメージにピッタリ!あなたのアレンジメントに是非ダスティーミラーをとり入れてみてください。

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