夏に出回る爽やかな白い花、フロックス。真っ白な花と、明るい黄緑の葉のコントラストが美しく、清楚な印象です。
夏は仏花やサービス束にも入っていたりして、よく目にする花材のひとつ。今回はそんな「フロックス」をご紹介します。
フロックスってこんなお花!
フロックスの基本情報です。
フロックスの基本情報
学名:Phlox.paniculata
分類:ハノシノブ科 / クサキョウチクトウ属
和名:クサキョウチクトウ・オイランソウ
原産地:北アメリカ・シベリア
夏限定で出回る、夏の花。店頭では7~8月頃に見ることが多いでしょう。価格は1本200円くらい。
白花が多いですが、まれにピンク系が出回っていることもあります。
フロックスの切花の飾り方・日保ちについて。
フロックスの切花、日持ちはする?
フロックスは可憐な印象のわりに、日持ちする花です。色が見えているつぼみは徐々に咲いてきます。
開ききった花は、ぽろっと落ちて終わりになります。
葉が黄色くなってくるので、見栄えの悪いものは取り除きましょう。
フロックスの飾り方・飾るときの注意など。
茎をななめに切って活けます。できれば水の中で切る「水切り」をすると良いでしょう。
お花屋さんでは「湯あげ」をして水あげをすることもあります。
フロックスの花言葉は?
花言葉は、『合意』『全員一致』『あなたの望みを受けます』 など。
「合意」や「一致」の花言葉は、小花が集まって咲く様子に由来するそうです。
フロックスの豆知識いろいろ。
園芸では幅広い「フロックス」が楽しまれている
切花で言う「フロックス」は今回ご紹介したタイプのみですが、園芸で使われている「フロックス」はさらに幅広い種類があります。
切花に使われるのは、草丈1mを超えるPhlox.paniculata。そのほかにも、岩場に張りついてクッション状に育つもの、常緑、落葉、一年草、多年草と、フロックスの仲間は非常に多くの種類があります。
有名なのは、芝桜(Phlox.subulata)。カーペット状にピンクの花が咲き、季節になると名所が話題になったりしますね。
ほか、園芸的には、キキョウナデシコ(Phlox drummondii)や、ツルハナシノブ(Phlox stolonifera)などがフロックスの仲間です。
切花のフロックス、まとめ。
フロックス、まとめです。
・夏限定で出回る、白い花。(たまにピンクもある)
・園芸では様々な種類のフロックスの仲間があり、芝桜もフロックスの一種。
夏にのみ出回る、さわやかで可憐な雰囲気のフロックス。意外と暑さにも強く長持ちするので、見つけたらぜひ手に取ってみてくださいね。
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