幅の広い葉に艶のあるグリーンが特徴の「ハラン」。
シンプルな見た目でありながら様々な使い方ができるので、アレンジメントを中心に活躍することが多い葉物です。
グリーン一色の品種だけでなく斑入りのハランも数種類あり、シーンや色合いに合わせた組み合わせを楽しめます。
葉っぱ一枚で楽しみ方色々!今回は「ハラン」についてご紹介します!
ハランってこんなグリーン!
ハランの基本情報
学名:Aspidistra elatior
分類:ユリ科ハラン属
和名:葉蘭(ハラン)
英名:Barroom plant
原産地:中国
ハランの品種は主に斑や筋の入り方が違ってきます。
斑のないグリーン一色の「アオハラン」、長い筋状の斑が特徴的な「シマハラン」、葉の先端にだけ斑の入った「アサヒハラン」。
それぞれの品種により違いがありますが、一本一本の個体差も面白いので選ぶ楽しさがあります。
基本は光沢のあるグリーンで、30〜50cmの長さで一年を通して流通しています。
価格は一本100〜300円。一本でたくさんのデザインを楽しむことができるのが嬉しいポイント。
ハランの飾り方・日保ちについて。
ハランは日もちする?
ハランの日持ちは10日以上!時々葉の表面を濡らしたタオルで拭くことが美しさを保つ秘訣です。
茎はななめにカットして使いましょう。
葉が茶色く変色してきたら取り替える目安です。
ハランの飾り方・飾るときの注意など。
入荷したときは泥がついていることもあるので、濡れタオルでよく拭きましょう。活けてからもたまに拭いてあげると美しさが保てます。
花瓶に挿す場合は、葉がくるくる回転してしまって活けにくいのが難点。花留めを工夫することがポイントです。
他の花材の茎と絡めて決めた位置に留めることも可能ですが、初心者さんは剣山などの道具を使うのもオススメ。
生け花のイメージが強い剣山ですが、もちろん洋花に使ってもOK!茎が細いとうまく刺さらないこともありますが、ゆっくり慎重に挿してみましょう。
剣山の他にもガラス製の花留めやスズでできた商品も見かけます。ガラス製の花留めは色のバリエーションや見た目も美しく、透明なガラス花器にも気軽に使用できるのがいいですね。
合わせたいお花・おすすめの使い方。
江戸時代に中国からやってきたハラン。和花にも洋花にも合わせやすく、しなやかな葉はいろいろな技を使って楽しむことができます。
裂いて使う
縦に長く葉脈が入っているのが特徴的ですが、その筋に沿って裂いて使うことができます。
横に切って使用することもあり、デザイナーにより使い方は様々。書籍やSNSでも多くのアレンジを見ることができるので是非参考にしてみてください。
巻いて使う
葉をくるくると巻いていき、ホチキスなどで留める使い方です。長さや面を活かした基本の見た目とは大きく異なり、渦が見えるように組み込めばインパクト抜群です。
折って使う
「葉を折るなんて・・・」と驚く方もいらっしゃることでしょう。イメージとしては折り紙のような感じ。巻いて使う時のようにホチキスで止めたり、枝を通すこともあります。
茎(ステム)を隠す目隠しに
円柱のガラス花器の内側に面を見せるようにまんべんなく広げることで茎を隠す目隠しとして使うこともできます。斑の入った品種なら色の違いなども楽しむことができます。
ハランの豆知識いろいろ。
ハランの花言葉
園芸上での分類は「常緑多年草」。地下茎を横へ伸ばしながら成長し、植物としても葉だけでみても丈夫なことから花言葉は「強い心」「強い意志」と言われています。
○○○の名前の由来になったハラン
防臭効果のあるとされるハランは、「ユズリハ」「カシワ」「ササノハ」に並び料理の掻敷として使われる葉です。
お弁当やお寿司の仕切りに使われる「バラン」は「ハラン」が名前の由来とされています。
現在売られているバランは生のハランではありませんが、寿司屋の板前さんがハランを美しい切り絵のように「バラン」へと加工する修行があった時代があるそう。
職人の技もさることながら、繊細な細工をしても千切れないハランはやはり強靭ですね。
ハランの葉は大きくて丈夫なので、そのまま使うことも加工して使うことも可能。料理の世界でも切り花の世界でも大活躍ですね!
ハランまとめ。
・斑のある品種、斑のない品種があります。
・葉の表面を時々拭くと日持ちします。
・切る・裂く・折る・巻く何でもOK!様々なアレンジが可能!
・防臭効果で掻敷としても活躍しています。
加工できるグリーンは何種類かありますが、ここまで自由自在な葉物はなかなか無いのではないでしょうか。
インターネットやSNSでハランのアレンジメントを検索すると参考になる画像が多く出てきます。
裂いたり切ったりを組み合えあせたり、並べてみたり・・・ハランを使ってあなたの思う素敵なデザインを形にしてみてくださいね。